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【レースレポート】全日本トライアスロン宮古島大会 2024

はじめに

やってきました2024年の開幕戦💪

今回は6月のメインレースに向けてのBigDay的な位置づけとして、
目的は「ペース配分」「補給」「暑熱」という3つの進捗確認に絞って参戦
それゆえ特に調整などはせずに出走することに

当日は絶好のレース日和
潮の流れが強いスイム、絶妙な風速とアップダウンが続くバイク、そして最後は灼熱のランという宮古島ミックス定食🍚

そして国内TOPクラスのエイジランカーだけでなくプロ選手も同時に出走するという、まさに炎天下一武道会2024@宮古島🏖️

内容は帰りの飛行機で執筆していますがフライト時間も短く面白おかしい内容まで記載できませんが、
レース後のアウトプットは大事なのでひとまず取りまとめます
※後日写真だけ追加してアップ予定

レース前🏖️

レース2日前☁️

レース2日前の金曜にいざ宮古島へ
前日まで仕事でパッキングもギリギリとなってしまい結果的に朝の飛行機もギリギリに

ギリギリでいつも生きていたいから
そしていざ宮古島へ🏖️

機内では前日に作ったお弁当を食べて、お昼寝してたらあっという間に到着
到着ゲートではバイクの受取り待ちで長蛇の列

レースの日はやってくる

バイクの受取りを済ませて、レンタカーを借り、JTAドームで受付登録を済ませ、EXPOで軽くご挨拶をして、AEONで買い出しをして、ホテルにチェックインして、バイクを組立て、動作チェックだけ済ませてようやく一息😮‍💨

頑張ります💪

正直もう寝たかったけど、なぜかマスト参加を漂わせる競技説明会というイベントがあり再びJTAドームへ

結局、宮古島市のお偉い方が開会宣言をするために集められただけだった模様

そのままパーティが開かれたので早々に退散して夕飯を済ませこの日は終了

やはりレース前の移動TSSは中々なものだ

久しぶりに揚げ物食べたけどキツかった笑

レース前日🌧️

爆睡して6:30頃に起床
普段朝スイム前は食事をしないが、明日のことも考えて軽く食事を済ませて試泳会場へ向かう

すでに会場には多くの人が泳いでいて前日からも噂は漂っていたが、潮の流れがそこそこあるではないか

奥の方ではロープにしがみついている人や全く前に進んでいない人もいたので中々大変そう

小雨で肌寒かったので20~30分潮の流れだけ確認しつつ泳いでから急いで暖を取り、ホテルに戻ってしばし休憩

レースの補給準備をしてるうちに雨も止んだので池間島辺りまで1時間ライド🚴‍♂️

その後ランチも済ませてバイクを車に積んでスタート会場にバイク預託へ
ここでチームの撮影会もあったので新しいウェアを着用

いつの間にか仲間に入れていただいたTEAM Yの皆様と

ちなみにこのZootのウェアはとんでもなく着心地が良い
肌トラブルも一切なく、豊富なポケット含めて機能性は抜群、ストレスは全くなかった

解散して夕飯はお刺身定食をいただき、湯船に浸かってレース準備を再度チェックして21時頃就寝😪

レース当日☀️

3:30頃に起床
宿の物音がひどくてほぼ寝れなかったが仕方ない…😞
軽めの朝食と軽量化も宿で済ませていざ出発💩

会場へ向かうバスはまさかの貸切状態で少し寂しかったが、
到着するとお知り合いの方々もいらっしゃったので互いの健闘を讃え合う

諸々の準備が完了
いざスタート地点へ

スタート前
事前輸送した機材一式が届かず
今回借り物競走の部で出走することになった森さんと

スイム🏊️

昨年は不慮の事故もあったため、コースレイアウトが大幅に変更
朝7時に一斉スタートでレースが開幕

コロナ明けからトライアスロンを始めた身としては、実は一斉スタートは始めての体験でした、

32歳初体験

当日は画像の下から上に流されるような潮流
前日の試泳よりかは幾分ましだった

「海ではとにかくずる賢く」という井上コーチの言葉を基に、前日の試泳からいくつかパターンを考えていた

一斉スタートということもありスタート直後からおよそ200~300mは団子状態🍡、芋洗い状態🍠、すし詰め状態🍣

TOPエリート集団のやや後ろからスタートしたので、それなりに泳力のある方々も多く通勤ラッシュ状態からはすぐに開放🚃

そこからは潮の流れに身を任せて、同じペースの人を探しながら、最短で折り返しのブイへと進む

波は高くないのでヘッドアップも最小回数に留められそう

にしても折り返しまで長すぎないか…
体感的に15分以上は泳いでるからこれはスイム遅すぎるな…
と一瞬テンションが下がったが、前方にはテントが…?帰ってきてるじゃないか🤪

恥ずかしいことに全く気づかなかったが、順調に進んでいるので良しとしよう

そこからも潮に流されながら泳ぐと、真下には一定の間隔でダイバーさんがいることに気づいた

おそらく流されすぎると周回コースに入ってしまうためダイバーさんがいたと思われる

ここからはほぼいつも通り泳ぎ始め、ダイバーさんを探しながら泳ぐ
1周目終盤ではHUUBの新しいウェットを着用されていた、竹谷さんを発見
(ゴール後にお話して、気づいていただいたみたいでした😂)

おそらくペースは大丈夫そうだと気を取り直して1周目を終えて、タイムを見ると27分程度だったので遅すぎることもなさそうで一安心

2周目は人もバラけて泳ぎやすい状態になり、ほぼ泳力の序列が定まっていたので、基本的に同じように泳いで潮の流れに身を任せダイバーさんと前の人の泡を探しながら淡々と泳いで何事もなくスイムアップ

行き帰りでのタイム差が如実に
ペースは淡々と刻めた
1周目はキレイに潮に流されて終盤はダイバー沿って
コース取りも比較的問題なさそう

スイムアップからT1エリアに向かうまで比較的長いので心拍上げすぎないように、小走りしながらウェットをぬぎぬぎ

アーム、カーフスリーブは事前に装着していて、ロングでも靴下は履かないので、顔にベッタリ日焼け止めだけ塗りたくりバイクスタート

バイク🚴‍♂️

バイクコースは昨年と同様のレイアウトなので不安要素は少なかった

しかもこの冬に久保埜コーチの合宿に参加させてもらったおかげもあり、コースはもちろん島特有の風が吹くおおよそのタイミングもインプットされていたのは大きかった

スタート直後
久保埜さんに撮っていただいた
All Sp⚫︎rts顔負けのクオリティ

池間島までは追い風基調なので勘違いせず、折り返しから比嘉ロードパーク辺りまで踏ん張り、東平安名から横風とアップダウンを堪能しつつ2周目は半チャーハンおかわりといった具合

昨年と同じレイアウト
島特有の風も心地良いと言い聞かせる

スイムアップはTOP集団でもないので、スタート地点のホテルを抜け出してしばらくはバイクの実力差があり序列が定まらない区間

冷静にパワーメーターとにらめっこしながら心拍とペースを掴む
あとはGaminに設定したアラームに沿って補給を心がけることを怠らない

スタートして10キロしない辺りで竹谷さん、ジャッカルさん等の実力差のある選手に数名パスされて、スイムがイージーなコンディションではなかったことを悟る

池間島に入る前はTOP集団とすれ違い、帰りは大量の後続とすれ違う

にしても後続の団子になってる集団はマーシャルもいなさそうだったしドラフティングも何も関係ないのかな…🤔?

過去2回のIRONMANでまともに走れることすらできなかったのはトレーニング内容もあるが、おそらくバイクパートでの補給が大きかったと考えている

今回のレースにおけるテーマとして「補給」を重要項目として臨み、改めて水分、電解質、エネルギーの量とその中身をどのように取るかも見直してみた

毎週末インドアで4~5時間乗ってみた結果も踏まえておおよその摂取量を算出
今回は暑さも考慮して電解質は4時間分を搭載してチビチビと摂取

そんなこんなで島の最南東部にあたる東平安名崎では2回目の折り返し区間
TOP集団はすでに通過してそうで出くわすことが出来ず総合30~50番台辺りの集団とすれ違う

そこから横風とアップダウンを味わいながら1周目を終えて2周目ゾーンへ突入

この辺りでは一人旅が続き抜くことも抜かれることもなく、突然TRIONジャージを着た方にパスされてそのバイクフォームが美しく惚れ惚れした思い出しかない😇

あとはもうおかわりゾーンだから今のうちに補給を入れておこうと思ったが、電解質系の補給がない…(おそらくどこかで落とした)

そこからの不安は的中して、やや熱中症気味になってしまったのか残り30㎞弱は頭痛と闘うことに

ひどい熱中症にならないように植物園に入った辺りからはペースを落として走行
意外とここから数キロはあったのでもう少し頑張れば良かったと反省😓

おかわりの半チャーハンは意外とパンチが効いていた🤛

いや、そもそも元から半チャーハン付き定食なのだから胃袋の準備をしておくべきであった

バイクは補給も含めてかなり改善の余地がありそうだ
T2エリアでは尿意を感じたので、下手に焦らずトイレにピットイン

天気予報では午後からは晴れて30℃近くなる予報だったので、準備していた保冷バッグに凍らせたフラスクと保冷剤をウェアに仕込みいざランニングへ☀️

ラン🏃‍♂️

ランニングは伝統的なフルマラソンフォーマットのコースを35kmに短縮したレイアウト

折り返しまではやや登り、帰りは下り基調
市街地からゴール地点は疲れた足にはキツイ登りに感じた

来年は元のフルマラソンに戻るとの噂もあるとかないとか?(そもそも開催自体が危うい話もあるので謎😇)

昨年のIMマレーシア以降にトレーニングを再開して、ベース期間として月間300キロ以上走り込んだので自信をもって走ろうと誓う

スタートしてすぐのエイドで氷水のコップに梅干しをいくつか入れてごくり

とにかく突っ込みすぎない
設定ペースよりゆとりを持って淡々と潰れないように走り出す

市街地を出て早々に、面識こそなかったが応援に来ていたグリーンマンさん🟢に名前を呼んでいただきほっこり気分

レース中のこういうのは嬉しい☺️

次からのエイドは毎回ルーティンを決めて、氷水を頭からかぶり、アクエリをいただき、ウェアにスポンジを入れて、梅干しをいただく

そして最後に氷をつかみ取り、コップに入れて軽く握りながら再び走り始める

体を冷やしながら水分や電解質もスレスレのラインから取り返したのか、自然と頭痛もおさまっていた

市街地を抜けるとランのメインディッシュ往復コース
行きはTOP選手、帰りは皆さんとすれ違えるから気を抜かずに楽しもうと前向きに

すでにバイクで力尽き歩いている人たちを何人かパスして気持ちの問題かもしれないが、この時点で「今日はこのまま潰れずにいけそうだな」と確信した

アップダウンもあるコースなので侮らずに丁寧に次のエイドを目指してルーティンを繰り返す

しばらくするとTOPの寺澤プロが通過、そこからかなり差が開いていたが次々と後続選手が通過

昨年のIMマレーシア以来の上田藍さんともすれ違ってご挨拶
前半を折り返すといよいよ後半戦

ラン折り返し地点
肩のスポンジも相まってエヴァンゲリオン状態

折り返し付近に嫌な坂があったのでそこだけ気合いで登りきって残りは下り基調

帰り道は前方にもほとんど人が見えず、単独で走っている区間が長かった

折り返し後半
合宿でもお世話になった亜希子さんからいただいた写真
ありがとうございます!

折り返してからは多くの人と声をかけ合い挨拶しながら気を抜かず市街地を目指す

そしてようやく戻って市街地に入った辺りの最後の5㎞は長かった…

フラットでもない絶妙な勾配がランの後半では超絶な登り坂にすら思えてしまう

曲がり角の度に「あああ、また登り基調…」と文句をタラタラ言いながらもあっという間にゴール地点の競技場へ

陸上トラックを1周してアナウンスの方がゼッケンと名前を呼んでくれる

およそ8時間の長旅が終了した

 ロング2年目にして一定のペースで走りきれた
今後も走り込みは継続し、ランパートはキロ5分以下で走りきれるようにしていきたい
YouTubeで中継していたらしい

ゴール後🍺

ゴールしてからは体を落ち着かせていったんバナナ4~5本とオレンジ丸1個分食べる

荷物を受け取ってダラダラしながらゴールされていた方々と談笑

追加でサンドイッチやデザートのブルーシールアイスも何本か食べてすでに爆食いスイッチが入っていた🤢

借り物競走の部で総合入賞(参考記録)した森さんもゴールして、
「もう泡盛ガブ飲みしてえよお」と仰っていたので会場を後にして宿へ戻る🍺

右のお兄さん、タオル逆ですよ

レース終了後はランカウイでもお世話になった秦さんと、森さんとで居酒屋にて打ち上げ🍻

その後は中抜けさせてもらい、昨年お世話になったグリーン荘にお邪魔させてもらいました🍚

グリーン荘の皆さんと
オーナーも今回のレースを支えてくれた一人である

翌日は身支度を済ませ、シュノーケリングをして沖縄そばからのマンゴーパフェを堪能して、宮古島とお別れ🍨

(ちなみに最後にレンタカーを当て逃げされてしまい、レンタカーのお兄さんに高圧的な態度を食らわされたあげく2万円が吹き飛んだのは後味が悪すぎた…💸)

結局レース翌日まで食欲が止まらず🤢

総じて

レース以上に良いトレーニングはなかった

トライアスロンを始めて3年、ロング2年目で自分のペースで潰れずに終えられたのは大きかった

結果的にも昨年から総合順位も大幅に上げることができたので、年間を通しての進捗は悪くないという評価

種目別に順位を見るとどれも総合順位より低い
また1番苦手意識のあったランが種目別で1番良い結果になっている

種目別でそれぞれレースしたら負ける人はたくさんいただろう

まさにゴールまで安定したペースの重要性と、これまでの練習は裏切らないということを教えてくれたいい大会であった

一方で目指す水準は高いところにあるので、満足していないのも事実

上位勢の神々しい存在に憧れるのではなく、自分も少しずつ近づいていくために引き続き修行するしかないのである🧘

まだまだトレーニングの沼から抜け出せそうにないです

今後も諦めないで練習もレースも頑張ります
時間はかかりそうですが、必ず目標を達成させます

最後に

宮古島は昨年始めて上陸して、今回で4回目(行き過ぎ問題)

大人たちが島を貸し切って遊んでいる姿をボランティアの学生や島民の方々は本当に温かく受け入れてくれて、
レース後には有志でゴミ拾いをしているというから頭が上がらないです🙇

ただレースだけではなく、日頃の練習や合宿も周りの人のおかげでできているんだなと改めて実感しています

まだ企画は終わっていないが、KONAチャレを通じて1番良かったと感じるのは、自分がトライアスロンで達成したい目標を公に出来たことだと思っています

現状のレベルでは太刀打ちできないことは、自分が一番理解しています😇

高い目標に対してバカにしたりすることなく、志や取り組む姿勢に共感いただける方と多くお知り合いになれたことは何よりもの財産な気がしています

もうしばらくは好き勝手な人生を歩ませてもらいますが、感謝の気持ちと謙虚さは忘れず、どうか宮古島島民のような温かさで引き続き見守っていただけますと幸いです🙇

偏西風に乗せられながら帰路にて

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