タイ的音楽備忘録 - Moving and Cut

はじめに

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Biography

バンコクを拠点に活動する男女混合の5人組バンド。
清涼感のあるボーカルから紡がれるやわらかで心地のよいタイ語の歌と楽曲に寄り添うようなギター・アルペジオが印象的なサウンドで、優しくもエモーショナルな世界観を形作っている。
特定のレーベルに所属していないにも関わらず、2016年に発売したセルフタイトルのアルバムはソールドアウト。2018年には日本盤が発売され来日公演も行われた。
バンコクインディーズシーンの中でも人気が高く、タイのメジャーバンドPOLYCATに楽曲をカバーされていたり、2019年5月にはNa Polycatをラッパーとしてフィーチャーした楽曲を発表している。

Moving and Cut-ฉันยอม (Surrender) feat. Na Polycat
https://youtu.be/7Fg6ENuPsko

つぶやき

まず、何故私は去年のうちに彼らを知らなかったのだろうか!!!2018年に来日していたとは…。
ここ最近、海外バンドで1年ないし半年前に来日してたというパターンがめちゃくちゃ多いんですよね…。2018年の来日時には新代田FEVERでの公演に加え、SYNCHRONICITYにも出演していたそうです。あー見たかった。。

私はこの曲が大好きです。ギターのアルペジオとエレピの音が心地よいのですが、コード進行とメロディーが切なくて泣けます。落ち込んでる時に励ましてくれるタイプではないけど、ちょっとおいしいものでも食べに行こうよ〜と誘ってくれるタイプの優しさですね。

楽曲通して満遍なくエモさを漂わせながらも、あくまでポップス、メーンカルチャーの匂いを土台に持っているバンドだなあと感じます。

Moving and Cutに関してはあまり日本語の情報が出てきませんでした。SNSのプロフィールや2018年のいくつかのアーティスト写真ではメンバーは5人ですが、3人とか4人しか写っていないMVもあって不思議です。

この記事を書くにあたってバンドについて色々と調べていたら、2016年に日・タイコンピ "a plan named overlap #5 " でmalegoatと一緒に収録されてるじゃない!!(Gym and Swimも!)(Safeplanetも!)

全然知らなかった。近年情報が多すぎて、取りこぼしまくっているなあ。。

タイのインディーズ・ミュージックを取り上げるラジオ局「Cat radio」主催の野外フェス「Cat Expo」にも複数回出演するなど国内では精力的に活動しています。今年も出演するみたいですね。行きたーい。

ニューアルバムを作ったらまた日本へも来てくれることを願っています。

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