タイ的音楽備忘録 - Gym and Swim

はじめに

初見の方はこちらもご一読ください

Biography

バンコクを中心に活動する男女5人組トロピカルシンセポップバンド。SNSのプロフィールではFabulous Tropical inspired Quintet pop bandと自称している。
タイのバンドには珍しくほとんどの曲に英詞を用いている。
2016年にデビューアルバム「SEASICK」をリリースすると、バンコクの現代インディーシーンを象徴するとして各方面から高い評価を集め、同年には日本でもデビューを果たした。香港や台湾の主要なフェスティバルにも出演するなど、その人気はアジア各地で盛り上がりを見せている。

つぶやき

まずは個人的タイ・インディーズ・バンドにハマるきっかけとなったGym and Swimをご紹介!
最近では台湾の落日飛車(Sunset Rollercoaster)とのコラボなどでさらに知名度を上げていますね。

彼らの魅力はなんといっても南国風にカラッとしたリフとR&B的なコーラスワーク、そしてグルーヴ感がすごく気持ちいいところです。
それでいて昨今流行りの淡めなオシャレさが控えめというか、いわゆるジャパニーズ・シティ・ポップに共通するようなアーバンな空気感を感じさせない大陸的なリズムと、中〜低域がぐぐっとしたダンスミュージック的サウンドがまさに自分のどツボでございました。
このサウンドを「タイポップ」と称して良いのかどうかは定かではないですが。
それと不思議なことに私が強く感じるのがOasis感なんですが、、これはなんでなんだろう。わかるひといるかな。。

ボーカルのチャルームは日本のアイドルにも精通していて(来日の時に欅坂のTシャツを来ていた)タイのアイドル「FEVER」の音楽ディレクターをしているらしいです。

Biographyにもありますが、Gym and Swimの曲はほとんどが英詞なのです。これはバンコクのインディーシーンではちょっと珍しいようで、私が聴いているいくつかのバンドも大抵タイ語で歌っています。

また下記のインタビューでも語られていますが、タイ語には声調(トーン)があって歌詞に落とし込むのが難しいとのこと。タイ語にまったく精通していないので、これにはなるほどとなりました。
海外を見据えたうえでの意識的な活動というのもかっこいい。

【出典】https://www.herenow.city/bangkok/article/gym-and-swim/

FacebookにあるIt all started with a Japanese movies というのはどういうエピソードなのでしょうかね。

余談

先日彼らの来日ライブを見に行くことができました。最高にダンサブルでトロピカルな時間でした。ふふふ。
MCでは日本の漫画が好きということで「お前はもう死んでいる」を連発していました。Mac demarcoといい、海外勢に人気のセリフだなあ。

このようにアジア圏内ではなかなかの人気があるバンドですが、とはいえまだ日本国内での知名度は少ないのかな?と、割と余裕のある客席を見て思いました。もっともっと日本でも人気が出て、野外フェスで見れる日が来ますように!

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