タイ的音楽備忘録 - はじめに

最近タイの音楽、特にバンドに対してふつふつと熱を上げているのだが、周りに同じような知人友人がおらず語り合えない気持ちを好きな音楽たちの備忘録を綴ることで解消しようと思い立ち、こうしてキーボードを叩いている。

興味を持ったきっかけ

私がタイのインディーズ・ミュージックに出会ったのは、極めて最近のことだ。

2019年4月末、私は仕事の昼休憩の時間にGoogle Newsをチェックしていた。
その時、たまたまエンタメカテゴリーの中にINDIE NATIVEの記事があった。INDIE NATIVEといえばインディーズ・ミュージックを追いかける者にとってはマストなサイトなのだろうが、私自身はあまり音楽を日常的に掘る習慣がなく、特定のバンドの来日記事を読む程度であまり馴染みはなかった。

その時目にしたのは香港のインディーポップバンドmy little airportの新譜がリリースされるという記事だった。
この時点では、自分にとってのアジアのバンドのイメージというのは周りの友人たちが対バンしているものも含めて「台湾」のバンドたちだった。

そこでまず「香港にも国際的なインディーポップシーンがあるんだ!」と衝撃を受けたのである。
この新譜ではないが、my little airportではこの曲が好き。

そしてこの関連記事の中に、まさに私がタイのインディーズ・ミュージックに興味を持つきっかけに出会う。

タイの音楽(インディー)シーンへの衝撃

そのきっかけというのが、のちにどハマりするGym and Swimの東アジアツアーについての記事だった。
記事には2曲のYoutube動画が埋め込まれていた。その曲を聴いた瞬間、「これだ!!!」と思い、頭がカッと熱くなった。自分の趣味にドンピシャだったのである。それからすぐに5月30日の渋谷WWWのチケットを予約した。

私は気に入った音楽をずっと聴く習性があるため、前述した通りそんなに新しい音源を掘ることがないのだが、たまに一時的にその行為にハマることがあり、YoutubeやApple Musicでひたすら関連アーティストへ飛びまくって気にいる音源を集めたりする。そのスイッチに恐らく法則性はないのだが、この時もたまたまそのスイッチが入ったようだった。
それから現在に至るまで、ちょこちょこタイのインディーズ・バンドを調べてはうっとりしている。

Gym and SwimのこのPV、超好き!

なぜこの記事を書こうと思ったのか

先にも触れたように、2019年5月末にGym and Swimが来日公演を行った。
もちろん存分にその時間は堪能できたのだが、いかんせんやはり一人でその興奮を持ち帰らなければならないのが寂しく虚しいのである。
恐らく私のこれまでに知ったタイミュージックなどはほんの一部に過ぎないのだろうが、それでもタイのインディーズシーンには現行で若くてかっこいいバンドがたくさんいる。これから日本に来てくれるミュージシャンたちもたくさんいるだろう。その時にたのしめる人が増えたらいいなと思って、自分なりにできることをやることにした。

現に今年のサマーソニックにはTELEx TELEXsが来る!!これは、行けないけど……。

記事を書くにあたって

これから書く記事の中にはタイの音楽の歴史や現在のインディー・シーンなどの話題は基本的にはないものと思って頂きたい。(そこまで興味が及べばいつか触れるかもしれないけど)
そういった話題は他の執筆者の方がとてもおもしろい記事を書いてらっしゃるので、#タイポップ とかで調べてみるのをオススメする。私もとても楽しく読ませていただいた。

もちろん私などが紹介するまでもなく、そして私が知らないだけで、中にはとっくに有名なタイのバンドやミュージシャンたちもたくさんいるだろう。
また私の音楽的知見は非常に狭いので、そういった内容もあまり期待しない方がよろしい。
ただ「これ好き!いいよ!あなたも聴いて!一緒にたのしもうよ〜!」という気持ちの置き所と、自分のための備忘録として好きな音楽たちを紹介させていただこうと思う。一緒に楽しんでいただけたら幸いである。

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