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FUJI ROCK2023に参戦したら、鎖骨を骨折した話 DAY2の1

はいどうも、FUJI ROCK 2023 DAY1の夜に浮かれすぎて鎖骨骨折したなおきんです。

何とも不思議な縁なのですが、知り合いの方を通じて何とFUJI ROCK関係者(しかもかなり中枢の方…)にも私の骨折フェス体験記を読んで頂いたようで、大変恐縮でございます。

これじゃ滅多な事は書けないじゃないか…と5秒だけ考えましたが、ウチの家族のように「来年こそは子連れでFUJI ROCKに行くぞ!でも何かネットで調べてもあんまり情報出てこなくて不安だぞぉ…」という子育て世代の貴方にお役立ち出来るよう、正直に記してみたい所存です。

でも、悪いところばかり指摘するつもりは毛頭ありません。
むしろ、流石FUJI ROCKのホスピタリティ凄いな!という所や、なんせお目当てだったアーティストのLIVEがもうほんっっとうに最高だった事!コレに尽きます。その熱を伝えられたら。

だから、行きたいけど不安要素が多くて…という家族の背中をそっとフェザータッチで押してあげれるような体験記になったら本望です。行きたかったら、絶対に行った方がいい。間違いなく。
だって人生、いつ何が起こるか分かりませんからね。

という事で念願のDAY2、始まります!
前回までの記事を読んでいない方は是非↓


音と痛みで寝れなかった夜に

前回の記事でも書きましたが、DAY1の夜は右肩周りの痛みと、朝まで鳴り響くLIVEの音でほぼ寝れませんでした。
いや、正確にはちょいちょい寝てたんでしょうけど、全く熟睡は出来ませんでした。

ちなみに普段のキャンプではエアーマットを設置して寝ますが、荷物削減の為にFUJI ROCKキャンプでは純正の厚さ1センチくらいのマットしか持っていませんでした。

そのせいもあってか、妻もこの日はあまり寝れなかったようです。そして子供達は普通に寝てました。羨ましいぞ!
とはいえ苗場の芝生はかなりフカフカで、薄いマットで寝転んでも痛くはありませんでした。(ただし右肩周りを除く)

何時に起きたのかは覚えていませんが、キャンプの朝は大体早いです。日が昇ったらテント内も自然と明るくなりますし、段々暑くなってきます。でも流石苗場、標高が高いだけあって思ってたよりも朝晩は涼しいです。

実はこの日の朝の記憶はあまり覚えていません(笑)寝れてないのと、痛いのと、脳の記憶領域を使ってる場合じゃなかったのかもしれませんね…
多分、持参したパンとかを食べた気がします。普段朝ご飯を食べない自分が食べたかどうかはもはや全く覚えていません!

FUJI ROCKの会場ゲートオープンが9時なので、時間的には余裕を持って準備出来ました。
具体的にはキャリーカートに
・折り畳み椅子5人分
・子供達の着替え数枚
・川遊び用の子供達の水着
・水筒
・レジャーシート
辺りを積み込みました。

見よこの圧倒的な荷物量を

全然意識して撮影していなかったので、見づらい写真でごめんなさい!
子供達の椅子は折り畳むと長さ30センチ、直径10センチくらいの筒状まで収納出来るのですが、私と妻用の椅子はパタンと閉じたり開いたりする式なので、余り小さくなりません。
んで、これは実際にDAY1に荷下ろしする時にキャリーカートに積みながらやってみたのですが、自作した屋根の上に乗せてゴムバンドで固定したら意外とイケたので、子供の乗る時も考えて常に屋根上に乗せる事にしました。これでキャリーカート内部の積載量にだいぶ余裕ができます。

さて、気になる私の右腕はというと…

私はこれで、FUJI ROCKを乗り切りました

もはや右腕を動かすのは無理だったので、持ち合わせの布で三角巾を作り吊った状態で朝からスタート。
でも、とりあえず手先は動かせます。ショルダーバッグや小物入れ、スマホ入れを総動員し、なるべく片手で物を出し入れ出来るように工夫しました。
痛みはというと、妻から貰って飲んでいた痛み止めと湿布のお陰で、動かしさえしなければ我慢できるレベルまで引き下げることに成功しました。
それよりも何よりも、念願の楽しみに待ち望んでいたFUJI ROCK当日ですよ。寝不足だろうが、鎖骨が折れていようが(この時は折れてないと思い込んでいた笑)精一杯楽しむ事を考えていました。

準備万端、ゲートへGO!

の前にもう一つ、キャンプサイトのトイレと水場について。
朝、子供を連れて一番近いレッドゲート付近のトイレに向かうと、予想通り大行列が。
でも有り難い事に、2〜3ヶ所は「子供優先トイレ」が設置してあるので、行列の横を通り抜けて子供だけ用を足す事が出来ました。
これは本当に有り難かったです。子供ってトイレ我慢出来ませんからね。運営さん、ありがとうございます!

そして実は、トイレよりも長蛇の列になっていたのが、水場でした。
顔を洗うのとハミガキをして口をすすぎたい人の列ですね。圧倒的に人数に対して水場の数が足りていませんでした。これは実際に行かないと分かりませんでしたね。

ということで、改めてキャンプサイトを出発!私が怪我をした事もあり、子供たちも率先してキャリーカートを引く手伝いをしてくれました。

ゲート前の広場には顔ハメパネルがいくつも

ウチの家族は、顔ハメパネルがあればとりあえず顔をハメちゃう系の家族です。だって面白いし(笑)
子供たちもノリノリで変な顔とかしてくれます。可愛いのぅ。

デカイ生き物オブジェなんかも

広場には他にも小さなステージだったり、写真の様な生き物のデッカイオブジェなんかもあります。
子供達も楽しそうにはしゃいでました。ゲートに入らなくても意外と楽しめます。

地図で見てみると何となくイメージ出来るかもですが

キャンプサイトからゲートまでのマップ

左上のキャンプサイトから下って橋を渡り、左から右へゲートに向かいます。アーティストグッズやオフィシャルグッズ売り場もあり、賑わっていました。
ここで「Yellow Clif」というフードの屋台がズラーッと並ぶエリアも通過します。ここで朝ご飯を食べている人もそこそこ居ました。
屋台の種類もかなり多く、選ぶのも大変そうなくらい。我が家はテントで済ませたので朝はスルー。

BREWDOGjapanのInstagramから転載

…ス…ス…スルーしようとしたけど、出来なかった!だって大好きなBREWDOGのノボリが目に入ったんだもの…
という事で、ちょっと並んでこの日の初ビールを購入。まぁ、怪我はしてるけどこんな感じで基本的にテンション上がって、割りと普通に初フェスを満喫しちゃってます。

来たぜFUJI ROCK!

天気も安定した快晴で、朝イチのビールも美味い!

ゲートを潜り入場。実はあんまり昼間のスケジュールを決めていなかったので、とりあえずメインのGREENSTAGEをチラ見。
もう既にLIVEも行われていて、人も沢山!フェスって、いいですなぁ〜

ドラゴンドラに乗りDAY DREAMINGへ

夜のお目当てLIVEに向けて、昼間はとにかく子供達を遊ばせる計画。
まずはDAY DREAMINGというちょっと離れたお山の上のステージへ向かうべく、ドラゴンドラ乗り場へ向かうことに。
これも行ってみて分かったのですが、ドラゴンドラ乗り場までめっちゃ急な坂を登らないと行けません。多分貴方が思っているより倍くらい急で、倍くらい長いです。
そして我が家は荷物をキャリーカートで引いてますから、これを持っていくのがかなり大変で…
ここでも長男が大活躍!ずっと後ろからキャリーカートを押してくれました。

結局ドラゴンドラには積めないので、ドラゴンドラ乗り場のピロティ脇にそっと置いていきました。本当は坂の下の方にベビーカーとかキャリーカートを一時的に置いておけるスペースがあれば助かりましたよ、運営さん!

さて、まだゲートオープンしてさほど経っていないからか、その場でチケットを購入して待ち時間もゼロ、すぐにドラゴンドラに乗れました。

結構長く乗れるので、景色も楽しめるし子供達も大はしゃぎ。
後で「何が1番楽しかった?」と聞いたら「ドラゴンドラ!」と言っていたので、どうやら子供にはオススメです!

乗るだけで楽しそう

山頂に着くと、着ぐるみのマスコット達と音楽隊がお出迎え。お菓子やおもちゃの売ってる屋台、子供だけが入れるバルーン遊びが出来るヤーツ、そして小さめですがステージも。この時はDJが曲を流しており、思い思いに楽しむオーディエンス達がチラホラと。

混んでしまう前に早めにお昼を済ませようと、レストランアルムに。まだお昼前でしたが、既にそこそこ並んでました。
天気が良いのは嬉しいですが、やっぱり暑いので皆で冷やしラーメン。
あの、この後食べた他の屋台と比べるとなのですが、お値段の割にはちょっとアレでした。
まぁ、山の上ですし、その辺りはなかなか難しいのだろうなぁという運営側の大変さも理解しつつ、ちょっと勿体ないかなぁなんて妻と話しておりました。
山頂で食べるならここしかない、という状況でもありましたからね。

その後ちょっとだけステージを眺めたりしましたが、そんなに長く滞在できる程遊べる感じでもないので下山する事に。屋根もないので直射日光もキツイという。
多分1時間半くらい居たかな?

と、下りる前に万珍酒店という屋台でクラフトビールが売っていたので、本日2杯目のビール補給。うんまい!

全体的に子連れに優しい雰囲気

再びドラゴンドラでキャッキャと下山してみると、乗り場には長蛇の列が!
やっぱり早めに行って正解だったのね。
そして来る時にヒーヒー登った坂を、今度は下る。今度は落ちそうになるキャリーカートを抑えながら下りるという、これはこれでまた大変でもありました。もし手を離してしまったら…大惨事!

さっきチラ見したGREENSTAGEを抜け、奥地に参ります。お目当ては川遊びスポット。
途中、片手でキャリーカートを引いて20センチくらいの段差を乗り越えようと四苦八苦していたら、後ろのダンディな海外の方がササッと手伝ってくれました。何と優しいのでしょう。惚れた!
これは終日感じた事なのですが、ぶっちゃけキャリーカートってそこそこデカいし周りからしたら通行の邪魔になることもしばしばありました。
でも、舌打ちされたり怒られたり、嫌な思いを一度もしなかったんですね。まぁ子連れだったし、片手吊ってたし(笑)
それも理由だったのかもしれませんが、とても寛容な方が多く参加する素敵なフェスなんだなぁと改めて実感しました。

という所でまだまだ長くなりそうなので、一旦ここまで。
次回をお楽しみに!

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