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【競馬予想Vol.434】第29回ユニコーンS



トラックバイアス分析・展開予想

  • 京都は火曜から木曜朝にかけて雨が降り、金曜朝時点のダートの含水率は4コーナー9.3%、ゴール前7.8%で稍重に近い良という状態。この後はずっと曇りの予報で、パサパサではなく普通の良馬場を想定。

  • ムルソーにピュアキアンの他、ラオラシオン、クロドラバール、カゼノダンサー、ゼンダンスカイらスタートや行き脚が速くて前に行きたい馬も多数。時計実績ある先行勢が中心の見立ても、前がやり合うなら後ろからの馬に注目。


全頭分析

【-】スナークラファエロ

(+)ダート替わり&ブリンカー装着で連勝。ピッチで行き脚は速い。
(-)勝った2戦は上がり激遅。前走も後続に詰め寄られて物足りない。

【-】ノットイナフ

(+)チークピーシズを着用して連勝。関西圏に戻るここで巻き返し。
(-)スタート遅くて後手踏む。行きっぷりも不十分でまだ下積み必要。

【△】マルチャレアル

(+)行き脚速く3角捲り上げる競馬で2勝。ダート重賞勝ちの姉兄持ち。
(-)前走は9頭立てで捲り易い状況。今回はフルゲートで相手も強化。

【-】ミッキーファイト

(+)デビュー戦は相当後ろから差し届く。半兄ジュンライトボルト。
(-)デビュー戦は出遅れ、前走も怪しいスタート。置かれると辛い。

【◎】ラムジェット

(+)ここ2戦大外から楽に突き抜ける。前走時計は今年の東京開催2位。
(-)スタート一息、道中促して押しての追走。反応の悪さが気になる。

【-】サンライズソレイユ

(+)前々走でみせた行き脚悪くない。積極性発揮で粘り込めば通用も。
(-)追ってジリジリとしか伸びず。距離延長問題無さそうだが苦しい。

【-】ゼンダンスカイ

(+)ここ2戦スタート好発で直線先抜けの競馬。前に行けるなら一発。
(-)初勝利挙げた前々走も辛勝。100Mでも距離延びるのはしんどい。

【-】ラオラシオン

(+)スタートは抜群に上手い。伏竜Sは外枠で捲らざるを得ず度外視。
(-)勝った2戦はいずれもドスローの行った行った。ここは相手揃う。

【-】サトノエピック

(+)前走は4角追い出し待って直線突き抜け。芝砂問わず差す脚ある。
(-)前走は周りが早仕掛けになったところを掬う。ここで再現は微妙。

【-】エイカイソウル

(+)京都デビュー戦は大差圧勝。前走は直線詰める脚発揮で1着同着。
(-)ここ2戦出遅れ。直線で内にモタれるなど所々粗削りな面が残る。

【-】クロドラバール

(+)行き脚速く先手可能。前走は並ばれてから喰い下がって1着同着。
(-)先抜けの脚あるが前走も並ばれたように目標にされるとしんどい。

【○】ムルソー

(+)ダートに替わって連続で圧勝もまだ余裕あり。時計も水準以上。
(-)デビュー戦も外回しで揉まれる競馬未経験。絡まれた場合に不安。

【▲】カゼノランナー

(+)前走時計は同日古馬2勝クラスよりコンマ4秒速い。かなりの走力。
(-)前走は揉まれず行けたのが大きい。今回他にも行きたい馬がいる。

【-】ピュアキアン

(+)前走はロケットスタートから押し切る。スタートは安定して速い。
(-)前走楽逃げ態勢だった割にラスト詰められる。番手追走だと微妙。

【△】アラレタバシル

(+)ダートに替わりラスト凄い脚連発。直線内から差してくる脚評価。
(-)スタート上手いがあくまで後方待機。捌き損ねや前残り展開懸念。

【-】ハーバーライト

(+)今回のコースで2戦2勝。1勝Cの時計は同日のムルソーを上回る。
(-)スタートが下手過ぎて毎回出遅れる。ここで後手踏む余裕はない。


結論

ラムジェットは勝負どころで手が動く割にゴールにかけてぐんぐん加速する。ヒヤシンスSの勝ち時計はこの後に行われたフェブラリーSに次ぐ東京開催全体2位の時計で、フェブラリーSの単独6着相当。この中間は9F追いを5本もこなすなど精力的に仕上げてきている。今回は前のレベルが相当高くて後ろからでは出番が無いかもしれないが期待したい。

ムルソーは勝ち方が派手で過剰人気するのは仕方ないとはいえ、前走の勝ち時計が翌日の梅田S(古馬3勝クラス)の勝ち時計とコンマ1秒しか違わないというのは良(梅田S)と稍重(ムルソーが勝った1勝クラス)の違いを考慮に入れても相当速い。しかし逃げられなかった場合のリスクを考えるとムルソー飛びのほうが期待値が高いように思える。

カゼノダンサーは初ダートで6馬身差の楽勝。2着と3着の間は大差(2秒2差)、3着と4着の間も8馬身差(1秒3差)というとんでもないことになっていた。それもそのはず、勝ち時計1分58秒8は同日に行われた古馬2勝クラス(弥富特別)よりもコンマ4秒も速かった。これは嵌ったとかそういうレベルを超えている。化物の可能性あり。

マルチャレアルはスタートしてからが速い上にポジショニングも自由自在。追われてからの反応も速いし、この内枠は好感が持てる。時計はそんなに速くないが水準以上はある。逃げ馬を前に置いて、4コーナーで外前に取り付ければいい線行きそう。

アラレタバシルはスタートはそんなに遅くないものの後ろからゆっくり入って、終いに賭けるという分かり易い差し馬。漫然と外を回すだけではなく内を突いて上がってくることができるのが良い。ダートで負けた2戦もほぼ勝ちに等しい内容。但し持ち時計は貧弱で、前が力づくで押し切ってくるような展開だと物理的に届かない。

◎ラムジェット
○ムルソー
▲カゼノダンサー
△マルチャレアル、アラレタバシル
単勝◎(1点)、馬複5頭ボックス(10点)、3連複◎1頭軸流し(6点)

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