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【競馬予想Vol.434】第59回サンケイスポーツ賞フローラS



トラックバイアス分析・展開予想

  • 木曜から金曜にかけてごく弱い雨が降ったが無視できるレベル。土曜朝時点のクッションは9.3。Aコースは昨年10月22日以来の使用で、やはり時計が速く内前優勢。昨年は開幕初日から差し追い込みがバシバシ決まっていたが、今年のほうが若干時計が速くて前寄り。

  • エルフストラックの逃げ。ユキワリザクラは枠が外で2番手も微妙。バロネッサ、ラヴァンダが内枠を活かして前に出てきそう。ゆったりとした流れで回ってきて、直線決め手勝負。馬場が軽いだけに後ろより前、外より内が基本。


全頭分析

【◎】バロネッサ

(+)前走は直線鞭3発で楽勝。前2戦のようなモタれも解消されている。
(-)前走は内枠先行の楽な競馬。後ろからの競馬だと再度モタれ懸念。

【-】ニシノコイゴコロ

(+)新潟未勝利戦は突き抜けた後も余裕あり。溜めれば良い脚使う。
(-)前走上がり3F最速の脚を使って完敗。展開の助け無いと苦しい。

【-】ラヴァンダ

(+)チューリップ賞は直線で2回詰まる。内で脚溜めて捌ければ一発。
(-)外フリーで突き抜けた未勝利戦は1,400M。距離延長克服が課題。

【▲】エルフストラック

(+)行き脚強く先手容易。開幕週の綺麗な馬場で行った行ったも視野。
(-)差し込みには無抵抗。後続にしっかり付いて来られると苦しい。

【-】メアヴィア

(+)ここ2戦は勝負どころで動き、前走は急坂で加速。一戦毎に良化。
(-)デビュー戦は大出遅れ、その後2戦も出遅れ。後手確定では辛い。

【-】トロピカルティー

(+)東京のデビュー戦はゴール前脚色余裕あり。直線勝負なら浮上。
(-)2戦共もっさりスタート&直線外差し。レース振りワンパターン。

【-】コスモディナー

(+)ここ3戦マイルの速い流れで置かれる。距離延長で追走楽になる。
(-)好走は開催進んだ福島と洋芝。開幕週の軽い馬場でキレ負け懸念。

【△】アドマイヤベル

(+)百日草特別でアーバンシックにコンマ4秒差。牝馬同士なら主役。
(-)ここ2戦内ピタ先行に届かず負け。位置取り甘く取りこぼし懸念。

【-】サンセットビュー

(+)クイーンCは直線内突き1分33秒7で走破。外差しで上積みあれば。
(-)前々走は2角周り終えた直後に逸走。前走も勝ち負けには及ばず。

【○】マルコタージュ

(+)デビュー戦は直線外から並ばれ差し返す。前走は出遅れで度外視。
(-)デビュー戦は好スタートの恩恵大。結局はスタートダッシュ次第。

【-】ユキワリザクラ

(+)前走競り合いになるも抜かせず。直前追い切りで爆速時計マーク。
(-)テンの速さも勝ち時計も平凡。開幕週かつ軽い芝への対応がカギ。

【-】コンテソレーラ

(+)ここ2戦見違えるように勝負どころの行きっぷり良化。勢いあり。
(-)デビュー戦の置かれっぷりを見る限り芝の良馬場では通用しない。

【△】カニキュル

(+)フラワーCは久々かつ緩い馬場。今回は加速ラップで勝った東京。
(-)ここも枠順的に外からの差しになりそう。内前に届くかどうか。

【△】クリスマスパレード

(+)行き脚強めで前付け容易。跳び大きく広いコースで更に弾けそう。
(-)前走は牡馬相手の1勝Cとはいえ弱面。時計も大したことがない。


結論

バロネッサの前走勝ち時計1分46秒2は同日古馬3勝クラスの単独3着相当で、3着以降を6馬身以上も千切っていて強いの一言。近年のフローラSは「内前ゲー」と化しているだけにこの枠はJRAから「勝ってください」と言われているようなもの。後ろから行かない限り安泰。

マルコタージュは東京のデビュー戦で外枠から好スタートを切って前付け、直線ラスト競り合って勝ち抜け。フラワーCはのっそりとゲートを出て位置を取れず、大外をぶん回して凡退。これは度外視したい。母プロヴィナージュは高速内前の秋華賞で果敢に前付けして3着に粘った実力馬。普通のスタートを切って前に行くだけで活路が見えてくる。

エルフストラックは行き脚が強めで、この枠なら間違いなく先制できる。フラワーCは差し決着でコンマ2秒差、カニキュルに先着。同型のユキワリザクラが遅くて外枠なので前フリーで行けそうなのも良い。ちなみに牡馬相手のOP掲示板、デイジー賞2着、フラワーC掲示板というローテは昨年の勝ち馬ゴールデンハインドと同じ。

カニキュルは今回のコースで1分59秒5、加速ラップで2馬身半突き抜け。フラワーCは終始外を走らされての負けで、広いコースに替わって反撃。と言いたいところだが、枠が外過ぎるのが問題。今回も内前に対して無警戒になりそう。

アドマイヤベルは百日草特別でアーバンシックにコンマ4秒差だが、これをどう捉えるかによって取り扱いが変わってくる。レースを見てみると後ろから問答無用で交わされていて、お世辞にも健闘したとは言えない。フラワーC2着のホーエリートに連勝しているというのが買える根拠か。

クリスマスパレードはストライドが大きく、内で窮屈な競馬をするより大外で伸び伸び走ったほうが良さそう。ただ内前が残り易いレース傾向と真逆の枠から勝ち負けできるのかと言われるとそこまでのスケールは感じない。そもそも水仙賞は強い馬が出て来ない空き巣レース。

◎バロネッサ
○マルコタージュ
▲エルフストラック
△カニキュル、アドマイヤベル、クリスマスパレード
単勝◎(1点)、馬複◎流し(5点)、3連複◎1頭軸流し(10点)

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