見出し画像

【レース回顧Vol.436】第31回テレビ東京杯青葉賞

レース結果・収支

1着【-】シュガークン(2番人気)
2着【△】ショウナンラプンタ(7番人気)
3着【-】デュアルウィルダー(4番人気)
・・・
5着【△】ウインマクシマム(3番人気)
・・・
8着【◎】ヘデントール(1番人気)
・・・
11着【▲】トロヴァトーレ(5番人気)
・・・
13着【○】マーシャルポイント(8番人気)
14着【△】パワーホール(9番人気)
・・・
単勝1点ハズレ 馬複5点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:34,150/65,600(52.1%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,010


率直な感想

ヘデントールはスタートも行き脚も鈍いから序盤の位置取りはこんなものだな。・・・ちょっと後ろ過ぎないか?・・・そろそろ動いたほうがいいんじゃない?・・・まだ後ろから数えたほうが早い位置?ハァ?マジかよオシェア。ルメさんやモレさんならどう乗っただろうか。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 東京は月曜から水曜にかけて雨が降ったものの、木曜以降は快晴。芝の生育管理のため木曜・金曜と散水が実施されている。金曜朝時点の含水率は4コーナー18.4%・ゴール前16.5%と稍重に近い良。開催2週目で依然として絶好のコンディション。

  • 前走逃げ経験馬が6頭もいるが、何が何でも逃げたいという馬は見当たらない。強いて言えばパワーホールかロジルーラーだが、いずれも距離を考えて突っ込んだ逃げは想定し辛い。前付けの馬が多く、前が固まって推移。直線に向いてすぐに競り合いが始まることで外差しがモノを言いそう。

レース指標

LAP:12.6-10.9-12.1-12.1-11.8-11.8-12.2-12.2-12.3-12.1-12.4-11.7
勝ち時計:2.24.2(良) テン3F:35.6 上がり3F:36.2

レースの振り返り

ほぼ揃ったスタート。ヘデントールは行き脚が付かずいきなり最後方付近。まあこれは想定内。まずはシュガークンがパワーホールとウインマクシマムを抑えて前へ。パワーホールがハナを主張したところでシュガークンが引いて3番手。最高速度は68.6km/h。シュガークンは周りを囲まれても出て来れるかどうかお手並み拝見。

パワーホールが緩めず快調に飛ばして逃げる。ウインマクシマムが2~3馬身差で付いて行って、その後ろは5~6馬身離れて一団。ヘデントールは後ろから数えて2頭目。オシェアさん、ちょっと後ろ過ぎない?ポジション調整お願いします。・・・おい。動けや。何やってんの?1,000M通過59秒5で縦長で後ろから数えて2番手って無理やん。

ま、まあこれまでのように3コーナー過ぎから動いていくんでしょ。頼むよオシェアさん。・・・おい!動いてよ!流石に動かないと間に合わない!しかしオシェアさんは何もアクションせず。はぁ・・・。オワッタ。オシェアさんを信じた自分が愚かだった。ここまでポジショニングに鈍感だったとは・・・。

ハズレが確定したので直線は流し見。パワーホールは捨て身の逃げで一杯。残り200Mでウインマクシマムが先頭に替わったその外からシュガークンが差してきて、続いてショウナンラプンタ、サトノシュトラーセ、デュアルウィルダーが追撃。ヘデントール?さぁ?どこを走ってたんでしょうかね。オシェアさん、勘弁してよ・・・。

シュガークンにとって前が飛ばしてくれる展開は馬群が密集せず楽だった。コスモブッドレアとシュバルツクーゲルの壁を難なく捌いて外を取った時点で勝負あり。ハナを取りかねないほどの行きっぷり、追って確実に伸びる息の長い脚。取りたいポジションを取れるのは有利。強い弱いというより競馬が上手い。それを可能にしているのは名手・武豊だと思う。なんてったってこのお方、ダービーを6回も勝ってますからね。

ショウナンラプンタは今回もハミを取ってガッツリ行きたがっていたが鮫島騎手が懸命に制御。サトノシュトラーセが外から上がっていくところも何とか耐えて、4コーナーではハミが抜けてリラックスしていた。末脚勝負なら即出番。シュガークンのポジショニングセンスの前に敗れたが、一撃の魅力は常に秘めている。今回の青葉賞上位2頭はダービーでも注目したい。

デュアルウィルダーは鞭を入れた方向に再三ヨレながらも上がり3ハロン最速の脚で3着。未勝利戦を逃げ勝っただけの馬が真後ろからこんな脚を使って追い上げてきたというのはシンプルに驚き。モレイラさんは何でも持ってくるので抑えざるを得ない。

サトノシュトラーセは道中で自在性を見せたものの、課題の詰める脚が無くラスト競り負け。途中でトロヴァトーレに内から寄られたものの、これが無ければ3着はあった?いやいや、無いでしょう。ウインマクシマムは前に行った馬の中では再先着。ゆりかもめ賞より1,000Mの入りが3秒近く速く、厳しい展開だったがタレずに踏み止まった。

ヘデントールは行き脚の無さが全て。シュガークンとは逆に競馬が下手。難しい競馬をする馬は今回のように取りこぼしても文句は言えない。マーシャルポイントも行き脚が全く付かず後ろからの競馬になった時点でジ・エンド。競馬が下手な馬は損をする。トロヴァトーレは中団の外を取れたものの、直線でサッパリ反応しなかった。距離が長かったのかもしれない。パワーホールは飛ばし過ぎ。トップナイフと同じ匂いがするので、札幌記念に出てきたら買いたい。


レース結果からの教訓

  • 来日直後の外国人騎手は基本的に疑うこと。日本の競馬の感覚を掴むまでは軸で買わないこと。どうしても買いたくなったら「2024年青葉賞のヘデントールはどうなった?」と自問自答すること。

  • 取りたいポジションを取れる馬は有利。競馬は後ろから差すより前に付けて抜け出すほうが楽。わざわざ後ろから難しい競馬をする必要なんて無いし、後ろからしか行けない馬は展開面のリスクを受け易い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?