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【競馬予想Vol.364】第59回京王杯2歳S



トラックバイアス分析・展開予想

  • 東京は引き続きBコースを使用。先週は天皇賞秋でスーパーレコードが飛び出したが、その他のレースはやや速い程度。3~4コーナーは内が荒れているものの、直線部分は傷んだ部分がカバーされてフラットな状態。

  • ジャスパーノワールの逃げ。アンバーニードル、オーキッドロマンス、コラソンビート、タイガードラゴンらが好位追走。競り合いまでは発展せず、速い時計で押し切った者勝ちになりそう。


全頭分析

【▲】アグラード

(+)デビュー戦は捌きに手間取り惜敗、前走は終始外を通って完勝。
(-)スタートは遅め。末脚頼みで前が踏ん張る展開だとしんどい。

【△】ロジリオン

(+)前走は4角外前から直線ノーステッキで完勝。奥行きを感じる。
(-)スタートは若干怪しい。後ろに置かれてしまうとまた届かない。

【-】オーキッドロマンス

(+)デビュー戦は無理ゲーの3着、距離を縮めて連勝。行き脚上々。
(-)東京での2戦は終い息切れ。地力強化認めてもコース替わり懸念。

【-】タヤスロンドン

(+)デビュー戦は4角外前から完勝。前走は4角異常歩様になり参考外。
(-)函館2歳Sは内通ったとはいえ負け過ぎ。東京に替わるのもどうか。

【-】アンバーニードル

(+)レース重ねる毎に行き脚強化、前走は番手追走の安定競馬で完勝。
(-)ここまでの3戦は全て洋芝。速い時計が出る東京芝への対処課題。

【○】ゼルトザーム

(+)デビュー戦も函館2歳Sも外前からの差し。現時点での完成度高い。
(-)勝ったのはダートと洋芝の重馬場。今回は超絶時計が出た東京芝。

【◎】コラソンビート

(+)デビュー戦は無理ゲーの3着。ここ2戦はゴール前流す余裕あり。
(-)前々走は6頭立て、前走は8頭立ての大外。揉まれる競馬は未知数。

【△】ミルテンベルク

(+)小倉2歳Sはゴール前差し返すも惜敗。前付け出来れば勝ち負け。
(-)前走は外差し展開に拠るところが大きい。距離延びるここ試金石。

【-】バンドシェル

(+)出遅れながら終始外追走、直線も外差し。ラストは加速ラップ。
(-)重たい馬場への適性で優った感。高速馬場で同じ脚使えるか疑問。

【-】タイガードラゴン

(+)中山マイルの外枠からハナ奪って楽勝。行き脚の良さは水準以上。
(-)重馬場とはいえテン緩過ぎ。今回ハナ奪えても楽に捕捉されそう。

【△】アスクワンタイム

(+)前々走はハイペースを前付けで勝利。行き差し自在で連勝評価。
(-)前走は外差しバイアスを活かした差し切り。東京で再現性低い。

【-】ジャスパーノワール

(+)デビュー戦は出負けしたのが響く。前走は最内から行き切り楽勝。
(-)スタートで若干置かれる。今回他に同型おり急かされると苦しい。


結論

コラソンビートはデビュー戦でボンドガール(サウジアラビアRC2着)とチェルヴィニア(アルテミスS勝ち)に3馬身遅れた3着。この2頭に先着しろというのは無理ゲー。仕切り直しの未勝利戦とダリア賞は共にゴール前で手綱を緩めていた。前付け出来て、上がりも速くて、時計も速い。正直負ける要素が見当たらない。

ゼルトザームは多頭数の競馬で前々で競馬が出来る点を評価。函館2歳Sは15頭立ての大外枠から終始外を通り、直線も外に出しての差し切り。そこで2着に負かしたナナオがもみじSを勝ったことでレースレベルは一応担保されている。ダートと洋芝の重馬場しか経験していないとはいえ、パフォーマンス的にはここでも勝ち負けレベル。

アグラードはデビュー戦がかなりのスローで直線は前が壁で追えず、勝ち馬が抜けた後から外に出して詰めての3着。前走は最初から外を確保してしっかり差し切り。今回は最内なのでまたデビュー戦みたいなことになりかねないが、終いの脚は間違いなく東京向きだし、速い脚という要素ではコラソンビートの上を行く。

ロジリオンはデビュー戦が結構な出遅れで終わった、と思わせながらかなり際どく追い込んでコンマ2秒差の4着。前々走は差し切ったように見えたが首の上げ下げでハナ差の2着。そして前走はノーステッキで2馬身半抜け。今回は中2週になるが前走の消耗は少なそう。速い時計に対応できるなら上を目指せる。

ミルテンベルクはデビュー戦が逃げ馬を交わす時だけ追っただけで何もせずの楽勝。小倉2歳Sは外差し大会で自らより後方外にいたアスクワンタイムに差し切られての2着。ただゴール前で差し返そうとしていて意地は見せた。今回は外差し大会は開催されない見込みで、デビュー戦のような前々の立ち回りならそれなりに。

アスクワンタイムは小倉2歳Sが外差し馬場に乗っただけでそんなに強くないんじゃないか説がある。今回も開催最終週の小倉芝1,200Mなら軸で良いけど、東京芝1,400Mなら他に買いたい馬がいるなぁというのが正直なところ。昨年も小倉2歳Sで外からぶっ飛んできたロンドンプランがこのレースで直線行方不明になった。この人気なら飛ぶほうに期待したい。

◎コラソンビート
○ゼルトザーム
▲アグラード
△ロジリオン、ミルテンベルク、アスクワンタイム
馬複◎流し(5点)、3連複◎1頭軸流し(10点)

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