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【レース回顧Vol.433】第55回読売マイラーズC


レース結果・収支

1着【○】ソウルラッシュ(1番人気)
2着【◎】セリフォス(2番人気)
3着【-】ニホンピロキーフ(6番人気)
4着【△】エアロロノア(11番人気)
・・・
7着【△】トランキリテ(3番人気)
・・・
10着【▲】トゥードジボン(5番人気)
11着【△】セッション(8番人気)
・・・
単勝1点ハズレ 馬複5点的中!(4.0倍) 3連複4点ハズレ 3連単8点ハズレ
レース収支:-1,400 累計回収/投資:33,420/60,700(55.1%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,010


率直な感想

予報ではそんなに降らない感じだったのに結局しっかり降ってる。枠順と騎手の腕で何とか・・・ならないか、やっぱり。むしろ飛ばずによく2着に来たと思う。ニホンピロキーフとかどうやっても買えないし、完敗。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 京都は火曜と水曜に弱い雨が降ったがその後は好天に恵まれ、土曜朝時点のクッション値は9.9と絶好のコンディションで開幕。初っ端の未勝利戦で外差しが決まった以外はほぼ内前。外前の差しも効かなくはないが、内が同等に伸びるので内を捌いたほうが効率的。

  • 京都は阪神の改装工事に伴い、宝塚記念まで10週連続開催。これに耐えうるよう「特に傷みの激しかった外回り3コーナーから4コーナーを中心に約2,000平方メートルの芝張替」が行われた結果、前開催のやたら緩かった馬場が超高速に変貌。4歳以上2勝クラスのマイル戦で1分32秒1という超高速時計が出た。日曜は雨予報が出ているが雨量は軽微で無視できるレベル。昨年同様、今年も1分31秒台での決着が濃厚。

  • 最内に入ったトゥードジボンの逃げ。これにビーアストニッシド、セッション、エエヤンが追随して引き締まった流れ。セリフォスもこの枠なら前付け。ソウルラッシュは外枠ということで中団より後ろからの競馬になりそう。高速でも前が止まらないので後ろより前、外より内が基本。

レース指標

LAP:12.1-10.9-11.1-11.5-11.5-12.0-11.5-11.9
勝ち時計:1.32.5(稍重) テン3F:34.1 上がり3F:35.4

レースの振り返り

雨が降ってもお湿り程度でしょと思いきや、中継映像に雨粒が見えるほどの降雨。うーむ、これはソウルラッシュ絶対来るパターンやん。むしろセリフォスが危ない。ソウルラッシュからに予想変更する?いや、阪神大賞典でそれやって失敗したやん。初志貫徹セリフォスから。

セッション、ソウルラッシュ、エエヤンと外枠が総じて好スタート。スタートで少し遅れたトゥードジボンが内から押してハナ奪取。最高速度は69.7km/h。ソウルラッシュは下げて中団の外、セリフォスはノースザワールドを挟んで最内を追走。同じ位置か・・・。うーむ。

600M通過34秒1は馬場を考えると平均ペース。前のリードは直線に向くところで2~3馬身。ソウルラッシュが外6番手まで押し上げていた。あ、これは・・・。セリフォスは馬群の中から内を狙って8~9番手。うーん・・・。ソウルラッシュが外フリーから伸びる一方、セリフォスはまだ5番手付近。厳しい・・・。

残り200M辺りでセリフォスの勢いが増して、外ニホンピロキーフを交わして2番手。お?これは差せるか?・・・ダメ、ソウルラッシュが止まらない。3着はニホンピロキーフ?こんなのノーマークやわ・・・。エアロロノア、来てるけどそれ4・・・。

ソウルラッシュはスタートで出ながら安全運転に徹し、4コーナーで外から押し上げて難なく突き抜け。馬場の巧拙を問わないので、馬場が渋って他が力を発揮できない状況で相対的に楽な競馬が出来た。順当。個人的にはこんなに雨が降るとは考えていなかった。

セリフォスは行き脚が今一つで、押し上げもせず中団からの競馬。馬場が緩んでキックバックの土が舞う4コーナーでもスムーズに押し上げられず、直線に向いたところでもまだ馬群の中。正直飛んだと思った。香港Cでもそうだったが、このところポジショニングが甘いのが気になる。

ニホンピロキーフは湿った馬場で相対的に浮上しただけの話。高速馬場ならどこにもいなかったはず。次走良馬場でも人気なら粛々と軽視する。エアロロノアは内に入れず、成り行きに任せて外を通って届かず。10か月近い休み明けでこの馬場で差して4着は相当頑張っているが、残念ながら4着では馬券にならない。

トランキリテは道中最後方付近を追走しているのを見てダメだと思った。あそこからソウルラッシュやセリフォスを差せる訳無いやん。力が全く足りないので一発を狙ったのだろうとは思うが、もうちょっと機転を利かせてもらいたかった。トゥードジボンとセッションは展開負け。重たい馬場を前で高速巡航すればバテる。個人的にはこんなに雨が(以下略)。


レース結果からの教訓

  • 速さが肝の短距離戦で雨が降ると別競技。良想定で予想を組んだ後に馬場が渋ったら見送りを視野に入れること。

  • 実績不足の馬を無理に買わないこと。オープンクラスも勝っていないトランキリテがGI連対馬2頭に次ぐ3番人気は過剰。来たら次も買えば良いだけの話。

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