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【レース回顧Vol.429】第33回アーリントンC


レース結果・収支

1着【◎】ディスペランツァ(1番人気)
2着【-】アレンジャー(15番人気)
3着【▲】チャンネルトンネル(4番人気)
4着【△】ワールズエンド(6番人気)
5着【△】ポッドテオ(7番人気)
・・・
8着【○】ジュンヴァンケット(2番人気)
9着【△】シヴァース(3番人気)
・・・
単勝1点的中!(3.2倍) 馬複5点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,280 累計回収/投資:23,050/54,500(42.3%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,010


率直な感想

ディスペランツァは内を割れるかどうかだけ。・・・あー、割れない。外も壁。これはオワッタか?あ、やっと外に出して・・・差し切り。コイツは強いね。で、2着何ですかコレ?「馬場が速いので外より内、後ろより前が基本線になりそう。」って、誰かが言ってたような気がする。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は月曜と火曜に合計56.5ミリの雨が降ったもののその後は好天、金曜に散水を実施するほど乾燥。金曜朝時点のクッション値は9.4と良好な状態。先週の桜花賞が1分32秒2で決着したように馬場は高速。桜花賞は外差し決着だったが、その他のレースは内も使えていたのでバイアスはフラット。

  • 明確な逃げ馬不在。何が行くにしても外回りのワンターン戦ということで抑えて直線勝負。馬場が速いので外より内、後ろより前が基本線になりそう。

レース指標

LAP:12.6-11.0-12.2-13.0-12.1-11.1-10.7-11.4
勝ち時計:1.34.1(良) テン3F:35.8 上がり3F:33.2

レースの振り返り

5枠の2頭が出遅れ。ディスペランツァもあまり良いスタートではなかったがこれは想定内。注目の先行争いはアレンジャーが先制も、内からポッドテオが追い抜いてハナ。最高速度は68.7km/h。続いてタイキヴァンクールとジュンヴァンケット。しかしジュンヴァンケットは外に壁を作れず掛かりまくり。これは終わったっぽい。

ディスペランツァは馬群の中、ラチ沿いに鎮座。力があることは分かっている。要するに内を割れるかだけ。テン3ハロン35秒8は想定通りのスロー。これは前もそこそこ残りそう。先頭を走っているポッドテオが残ってくれれば美味いが果たして。スローで馬群は一団。各々が手応えを残した状態で直線へ。

ポッドテオが1馬身のリード。2番手アベンジャーは持ったまま、タイキヴァンクールとジュンヴァンケットも手応えは悪くない。ディスペランツァは外に持ち出す機を窺っているがなかなかスペースが見つからない。これはオワッタか?チャンネルトンネルを先に行かせて、オフトレイルが来る前に外へ・・・出せた!ギリギリ!右鞭連打でグイーンと伸びて差し切り。

ディスペランツァの順当勝ち(この馬の凄さは予想の中で触れたのでそちらを参照)。ゴールを過ぎてもまだ加速するような感じで、東京コース替わりでもっと突き抜けそう。スローで時計は冴えなかったが、上がり3ハロンは32秒4(これでもメンバー2位、最速は4着ワールズエンド)。展開やバイアスを考慮しない現時点でNHKマイルC最有力候補。

アベンジャーはスタートから前に行った横山親父の作戦勝ち。直線に向いて2番手で持ったままだったのを見て察した。スロー内枠先行の恐ろしさを垣間見た。チャンネルトンネルは中団外追走から直線に向いて逆手前、坂下で手前が替わって一気に突っ込んできたが間に合わなかった。相変わらず外に張るのを修正しながらの追い上げだった。

ワールズエンドは終始内を通り、直線も内突き。位置取りの差で負け。キャリア1戦でここまで走れば上出来。ポッドテオは相手なりなのでこんなものかなと思う。ハナを奪ったのは好判断だった。ジュンヴァンケットは道中掛かった分末脚不発。まだ馬が幼い。シヴァースはゴール手前で前の争いを捌けず豪快に詰まって後退。脚色が残っていただけに勿体無かった。これは力負けではない。


レース結果からの教訓

  • 勝ち時計の評価は同一週(出来れば同日)の古馬戦の勝ち時計との比較で行うと上手く行くレース回顧Vol.390に次いで2回目掲載)。今回のディスペランツァの前走の勝ち時計は4歳以上2勝クラスより速かった。

  • 馬場が速い時は外より内、後ろより前。スローなら尚更。アレンジャーは前走スプリント戦を使っていただけに、行き脚が付くことを想定していれば買い目に入れられたかもしれない。オフトレイルは外からの追い込みが想定されたので買わなかった。

  • キャリア浅の人気馬に対しては穿った見方をすること。ジュンヴァンケットのように掛かって終わることもある。

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