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【レース回顧Vol.439】第46回新潟大賞典


レース結果・収支

1着【-】ヤマニンサルバム(7番人気)
2着【-】キングズパレス(3番人気)
3着【△】ヨーホーレイク(2番人気)
4着【△】デビットバローズ(6番人気)
5着【◎】リフレーミング(5番人気)
・・・
9着【▲】ブレイヴロッカー(9番人気)
・・・
11着【○】レーベンスティール(1番人気)
・・・
14着【△】カラテ(10番人気)
・・・
単勝1点ハズレ 馬複5点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:34,150/70,200(48.6%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,010


率直な感想

まずはセルバーグが・・・行かない。あれ?デビッドバローズが行って、ヤマニンサルバムもホウオウアマゾンも深追いしない。こ、これは・・・。もしかして!もしかして!もしかして!スローかーよー。この展開で真後ろからでは届かない。ところでレーベンスティールはどこ行った?


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 新潟は火~水曜にごく弱い雨が降った以外は快晴続き、木曜と金曜に散水を実施。土曜朝時点の含水率は4コーナー13.0%、ゴール前9.5%。クッション値9.0で普通の良馬場。

  • 新潟は初夏の第1回開催はBコース、真夏の第2回開催と晩秋の第3回開催はAコースを使用。開幕2週目にして馬場の内が荒れ始めていて、レースでは専ら馬場の中央から外の差しが効いている。真夏のような高速馬場ではなく、時計は若干要している。展開にも拠るが、バイアスは外差し優勢。

  • セルバーグの逃げ。ワンターンのここで前走並の逃げは考えにくいが、ホウオウアマゾン、デビットバローズ、シーズンリッチ、ヤマニンサルバム辺りが付いて行きそうで1,000M通過57~58秒台で突っ込んだ2021年・2022年並のハイペースを想定。ここは外差しを狙い打ちたい。

レース指標

LAP:12.8-11.8-12.3-12.3-12.4-12.4-11.7-11.3-11.0-12.1
勝ち時計:2.00.1(良) テン3F:36.9 上がり3F:34.4

レースの振り返り

出遅れるからダンディズムなのであって、出遅れないダンディズムはダンディズムではない。ん?もう一頭の赤い帽子も今躓いたぞ?セルバーグ?おいおい、何やってんの。さっさとリカバリー宜しく。・・・行けない?うわ、早速想定外の展開。デビッドバローズ@横山親父が行って、ヤマニンサルバムとホウオウアマゾンは深追いしない。これは遅いんじゃない?

緩い流れで馬群は密集。リフレーミングは後方2番手。捲れないこともないけど、前が楽をしていそうなのでまだ動けない。って、何かが捲っていったぞ。セルバーグ?滅茶苦茶やん・・・。1,000M通過61秒6。これは後ろからでは無理。リフレーミング、詰み。

ヤマニンサルバムがセルバーグを従えながら先頭で直線へ。新潟外回りスタンド前の直線は659Mあるけど、ヤマニンサルバムは持ったままなんだよね・・・。内回りとの合流点付近に差し掛かってもまだ持ったまま。後ろからはまだ何も来ない。・・・あ、来た。キングズパレス。リフレーミングも大外から来ているんだけど、いかんせん後ろ過ぎる。内からはヨーホーレイク。はいはい。

展開読みをミスると競馬は全く面白くない。申し訳ないが、個人的には灰色のようなレースだった。ヤマニンサルバムは金鯱賞でシーズンリッチやエアサージュと競合して沈んだだけで、スローの番手追走ならそりゃ走るでしょうという感想しかない。ここをスローと読んだ人にとっては◎ヤマニンサルバムで楽勝だったのでは。

新潟は外が伸びる。キングズパレスはスローの外伸び馬場で躍動。今回もブリンカー無しだったが集中して走れていた。6戦連続で58kgを背負っていて、今回は56kg。ハンデも活きたか。ヨーホーレイクは59kgを背負って内から伸びて上がり3ハロン最速の33秒5をマーク。GII・GIIIでは完全に格上。

デビットバローズはスロー前受けのメリットがあったにしても内を通っての4着。今の東京や京都のような内前高速馬場ならもっとやれたと思う。リフレーミングは幾ら外伸び馬場でも後ろから2~3頭目ではしんど過ぎた。展開が向かないと届かない、真後ろから行く馬の宿命。ブレイヴロッカーにも全く同じことが言える。

レーベンスティールは馬群の真っ只中に位置取り、直線も馬場の中央から追い出して全く弾けず。全頭診断の中で「今となってはセントライト記念のレベル疑問」とは書いたがここまでとは・・・。ローカルGIIIで11着は寂し過ぎる。次走以降も何かと理由を付けて売れるのだろうが、今年の4歳牡馬世代はかなりヤバいということは念頭に入れておくべき。大阪杯を勝ったベラジオオペラだけは例外だと思うが・・・。


レース結果からの教訓

  • 好走→人気凡退→人気薄のパターンは買い。大阪杯3着ルージュエヴァイユもこのパターン。ヤマニンサルバムは金鯱賞でシーズンリッチやエアサージュと競合しての凡退で、今回のようなスローなら巻き返して当然。

  • 今年の4歳牡馬世代に期待したらダメ。ソールオリエンスも、タスティエーラも、ドゥレッツァも(熱中症&故障もあったが)、そしてレーベンスティールも、みんな期待を集めて飛び。近年稀に見る弱小世代。唯一の希望は大阪杯を勝ったベラジオオペラだが・・・。

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