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【競馬予想Vol.439】第46回新潟大賞典



トラックバイアス分析・展開予想

  • 新潟は火~水曜にごく弱い雨が降った以外は快晴続き、木曜と金曜に散水を実施。土曜朝時点の含水率は4コーナー13.0%、ゴール前9.5%。クッション値9.0で普通の良馬場。

  • 新潟は初夏の第1回開催はBコース、真夏の第2回開催と晩秋の第3回開催はAコースを使用。開幕2週目にして馬場の内が荒れ始めていて、レースでは専ら馬場の中央から外の差しが効いている。真夏のような高速馬場ではなく、時計は若干要している。展開にも拠るが、バイアスは外差し優勢。

  • セルバーグの逃げ。ワンターンのここで前走並の逃げは考えにくいが、ホウオウアマゾン、デビットバローズ、シーズンリッチ、ヤマニンサルバム辺りが付いて行きそうで1,000M通過57~58秒台で突っ込んだ2021年・2022年並のハイペースを想定。ここは外差しを狙い打ちたい。


全頭分析

【△】ヨーホーレイク

(+)金鯱賞は2年超の久々でいきなりドゥレッツァと1馬身差。力上位。
(-)57kg以上背負ったレースで連対無し。重いハンデで末脚鈍り懸念。

【-】ホウオウアマゾン

(+)中山金杯でこの距離のメド立つ。前が止まらない展開で粘り注意。
(-)直近の勝利は3年前のアーリントンC。前に行けるが現状それだけ。

【-】ヴァンケドミンゴ

(+)負け続きとはいえ派手に負けていない。54kgの軽量で浮上狙い。
(-)前走も直線外差しに賭けた割に弾けず。直線長い新潟では厳しい。

【△】デビッドバローズ

(+)先行力確か。大阪城Sはステラヴェローチェを競り負かしかける。
(-)関東圏のレースで直線謎の失速。長距離輸送に弱い可能性あり。

【-】ダンディズム

(+)小倉大賞典は高速前残り決着で出番無し。決め手は既に重賞級。
(-)スタート下手過ぎて必ず出遅れる。ワンターン新潟で捲り効果薄。

【-】セルバーグ

(+)小倉大賞典は自らハイペースに持ち込み粘り込む。単騎逃げ脅威。
(-)前走でもギリギリの3着。1ハロン延びるここで押し切りは疑問。

【-】ノッキングポイント

(+)昨年の新潟記念は内前に付けて完勝。早めの競馬出来れば通用。
(-)前走は流石に負け過ぎ。昨年の新潟記念は54kgの軽量もアシスト。

【▲】ブレイヴロッカー

(+)大阪-ハンブルグCは真後ろから2着。直線長い新潟で妙味あり。
(-)2,000Mは未勝利と1勝クラスを勝っただけ。距離短縮ローテ不安。

【△】カラテ

(+)新潟に限れば重賞3連対、現在2連勝中。昨年は59kgを背負い完勝。
(-)4角で一方的に下がったAJCCの内容不満。能力ピークアウトの感。

【-】ファユエン

(+)昨年の新潟記念で先行してコンマ4秒差。スローならチャンス有。
(-)行き脚緩く基本的に後ろに置かれる。多頭数の差しでは厳しい。

【◎】リフレーミング

(+)直線外に持ち出して差し切り連勝。特にゴール前の伸び方は秀逸。
(-)スタートと行き脚は並以下。末脚偏重型で前が残る展開だと微妙。

【-】シーズンリッチ

(+)金鯱賞は最内から前に行って自滅。太目叩いた2戦目のここ勝負。
(-)昨年の毎日杯はノッキングポイント以外低調。自身も上積み薄い。

【-】キングズパレス

(+)ブリンカー外して臨んだ美浦Sを4角外捲りで完勝。本格化の予感。
(-)前半抑えて後半始動の馬。前から離され過ぎて差し届かず懸念。

【-】マイネルクリソーラ

(+)中山記念は枠と馬場で戦前ゲームオーバー。改めて仕切り直し。
(-)差し込みだとイマイチ。捲る競馬が得意で直線長い新潟では微妙。

【○】レーベンスティール

(+)セントライト記念で皐月賞馬下す。前走は直線追わずで度外視。
(-)今となってはセントライト記念のレベル疑問。ハンデ見込まれる。

【-】ヤマニンサルバム

(+)金鯱賞はハイペースの影響大。前で溜め効かせられれば押し切る。
(-)自分の形に持ち込めないと脆い。ここ他に同型多数おり展開微妙。


結論

リフレーミングはゴール前で急激に加速する末脚が直線の長い新潟向き。湾岸Sでは今回も人気のキングズパレスを問答無用で差し切っている。スタートと行き脚に課題があるものの、今回はセルバーグらが飛ばしてくれるのでいつも通り後方でレースを進めて、直線で外差しに向けるだけでOK。

レーベンスティールは東京1勝クラスのラスト11.6-10.8-10.9で5馬身勝ち、中山で皐月賞馬を手玉に取ったセントライト記念勝ちでローカルGIIIなら確勝級。香港ヴァーズでスタート直後からしきりに首を振っていて様子がおかしかった。結局2秒0も離されてのシンガリ負けだったが、直線に向いて手応えが残っていないことを確認してからは流していたので度外視でOK。但し今年の4歳牡馬は期待し過ぎると痛い目に遭うので印を一つ落とす。

ブレイヴロッカーは京都記念で伸びない内を通って追い上げてコンマ6秒差、大阪-ハンブルグCはとても届かないような位置から突っ込んでの2着。金鯱賞は時計が速過ぎて度外視。適度に時計を要して外差しの今の新潟はベストマッチ。

デビッドバローズは大阪城Sでステラヴェローチェ(次走大阪杯4着)を喰いかけたぐらいなので、ローカルGIIIなら本来タダ貰い出来るレベル。しかし今回は展開と馬場がこの馬向きではない。道中セルバーグを見ながら進めて、直線外に持ち出せばといったところ。

ヨーホーレイクは日経新春杯勝ち、金鯱賞でドゥレッツァに1馬身差はローカルGIIIだと明らかに力上位。但し金鯱賞は先行して残しての好走で、今回想定される展開や馬場とは真逆。59kgを背負わされるし、内から先抜けの競馬だと外差しにやられそう。

カラテはAJCCで軸にして大失敗。多分ピークアウトしている。しかし新潟重賞で3連続連対中、2022年新潟記念・2023年新潟大賞典と2連勝中の馬が10番人気なんてバーゲンセールやってるなら買っといたほうがいいかも。大衆の逆に行かないと競馬は儲からない。フェブラリーSボロ負けからの臨戦は2016年にここを勝って新潟重賞3勝目を挙げたパッションダンスと同じ。

◎リフレーミング
○レーベンスティール
▲ブレイヴロッカー
△デビッドバローズ、ヨーホーレイク、カラテ
単勝◎(1点)、馬複◎流し(5点)、3連複◎1頭軸流し(10点)

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