グスタフ・レオンハルトの言葉

証明できない瞬間、演奏家に至上の境地を与えてくれるこの瞬間は、
作品を通してもたらされる霊感によるものです。
聴衆との触れ合いではなく、霊感こそが事の核心なのです。
心ある音楽家は音楽と触れ合います。聴衆と触れ合うことを求めるなら、
その音楽家は自惚れている、作品を利用してしまっています。
作品に仕え、自らを聴衆に利用させ、献身しなければならないのです。