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コラーゲンにまつわる二大誤解

私たちの美しさの鍵になるハリを保ち、シワを改善してくれるコラーゲン

皮膚の真皮に存在し、肌の弾力や柔らかさを保つためのクッションのような役割をしてくれています。

なんだか最近、ハリがなくなってきた、シワが目立ち始めたといったら、
あ、コラーゲンが足りていないんだと、あまり美容に詳しくなくても、考えが至るかと思います。

コラーゲンの存在を知らない人がいないくらいなのに、
実はコラーゲンに関して大きな誤解を持っている人がほとんどです

コラーゲンに関心がある人は多いため、世の中には無数のコラーゲン商品があふれています。
食品、サプリメント、化粧品…

コラーゲンに関する誤解 その1

コラーゲン

でもコラーゲンってそもそもなぜ少なくなってしまうかはほとんど知られておりません。

多分加齢が原因だと認識されている方が多く、
だから、歳を取ったら仕方のないものと思われている場合がほとんどです。
ですから、コラーゲンは少なくなったら(年を取ったら)、外から足すしかないと思われているのでしょう。

それがまず、コラーゲンに関する大きな誤解の一つです。そ

もそもコラーゲンは、肌(真皮)だけでなく、体中のいろんな場所に使われています。
歯や歯茎、目、内臓、関節、骨や軟骨、皮膚、健、血管、血液など…


先日 『生命優先順位』のお話をしましたが、上記のコラーゲンが分布している場所を見るだけでも、皮膚よりも生命優先順位の高いところにたくさん使われていて、もしコラーゲンを外側から摂取したとしても
残念ながら、なかなか皮膚まで回ってこないであろうことが一目瞭然です。

実際、体内のタンパク質の30%もコラーゲンが占めています。
そんなにたくさんのコラーゲンが存在しているんですね!

コラーゲンに関する誤解 その2

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では、なぜコラーゲンは減っていってしまうのでしょう?

         加齢???

ここが、コラーゲンに関する大きな誤解の二つ目でもあります。

確かに40代を過ぎると著明にコラーゲンの体内産生は低下しますので、加齢によるものというのもあながち間違いではありません。

でも、それ以外にも、体内に存在するコラーゲンを溶かしてしまうからなんです。

せっかく綺麗に揃っているコラーゲンを
しかも、いろんな場所で必要とされているコラーゲンを溶かしてしまう存在って何なのでしょう?

それは、コラーゲン溶解酵素という酵素の一つです。
ガンや慢性炎症で増加する酵素の一つでもあります。

若いコラーゲンが整った肌に、この酵素を入れる実験では、見事にコラーゲンがスカスカになってしまったようです。。。

ではそのにっくきコラーゲン溶解酵素を活性させるものとは?

これは私も非常に驚愕の事実だったのですが、
加齢ではなく、最も大きい原因は、食事だったんです!
(もちろん加齢も酵素活性の要因の一つです)

食事から摂取する、PUFA(多価不飽和脂肪酸)と呼ばれる脂肪酸が一番の原因でした。

PUFAを摂取すると体の中で過剰な活性酸素が発生します。
そうすると、細胞の中、特にミトコンドリア(エネルギーをキープするところ)に過剰な活性酸素が放出される。
それによってコラーゲン溶解酵素が誘導されるという仕組みだそうです。


糖質制限などをしていると、糖を抑えるあまり、脂質でエネルギーを回そうとしますが、非常に危険だということが ここからも分かりますね。

コラーゲンは外から補うことばかりに躍起になって、
コラーゲンが失われないように気を使っている人はとても少ないかもしれません。

でも、肌のことだけでなく、体のあちこち重要な場所に使われている成分だからこそ上手に補給することも、今あるものを失わないようにすることも、
同じくらい大事ですよね。

コラーゲンをはじめとするどんな重要な栄養素も、
体の状態が整っていないと(糖のエネルギー代謝が回っていないと)、
それを上手に活用することも、補うこともできません。

ですから、コラーゲンを摂取する場合は、コラーゲン溶解が起きないよう PUFAを避け、同時に 糖と共に摂るのが必須です。

以前ブログでも作り方を紹介した通り
私は、普段は、こまめにホンモノの蜂蜜をとりながら、ボーンブロスや、コラーゲンスープなどを作ってコラーゲンやタンパク質補給を心掛けていますし、クライアント様にもそれをオススメしています。

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