眼窩底骨折(のリハビリ)

がんかていこっせつ

今年に入ってこの言葉をスポーツニュースの記事で見たのは二度目だわ。

昨日、プロ野球の読売ジャイアンツの二軍選手がこの怪我になったみたい。
そして、今年だったと思うんだけど、バドミントンの選手が海外遠征中の事故で、確かこの怪我をされたんだと思う。

お二人とも知らない選手なんだけど、この「眼窩底骨折」って文字に反応してみてしまった記事なのよ。

というのも、私もこれ数年前にやったから。

痛かったわ。
眼窩底って、要するに眼球が乗っかっている部分の骨ね。
結構もろいらしく、ちょっとした衝撃で折れてしまうみたい。

ここが頑丈すぎると、衝撃で眼球が飛び出してしまうからY(>_<、)Y

私の場合、この手術のために「腸骨」の骨をけずって、つまり自分の骨で骨移植したんで、腸骨の部分と、骨折の箇所の2か所にメスを入れたわけ。

何の問題もなかった腸骨の部分まで切ったんで、その後がものすごく痛くて、ちょっとそこにあるものを取ろうと手を伸ばすのも、起き上がるのも痛かったわ。食事のたびに看護師さんにベッドを起こしてもらい(ベッドの上げ下げは手動という旧式の病院だったんで(;'∀'))寝たきりに限りなく近い状態だった。ただ、食事は常に完食だったけど。

腸骨近辺の痛みはさておき、大事なのは「眼球トレーニング」これがつまりこの眼窩底骨折のリハビリね。

手術はうまくいって、顔の傷もほとんど「涙袋」にしか見えないくらいきれいに施してくださったので(さすが女医さんだわ)大成功だったと思う。

ただ、鏡でよく見ると、左右の眼球の位置がちょっと違ってた。
目玉がちょっと上に位置する感じ。
このままこんな左右かなり非対称の目になっちゃうのかなと思ったけど、主治医の先生が「しっかり眼球トレーニングするように」との言葉を毎日声かけて下さったので、ひまさえあれば目を上下左右に動かしたり、ぐるーっと回転させたりしながら過ごしていたかな。これなら寝たままでもできるしね。

で、おかげさまで今はもう眼球の位置も左右違和感ないくらい定位置だし、視力も元通りだし、そういやそんな骨折したっけなっていうくらい回復しています。

顔の傷も、腸骨近辺の傷も、よーく見ないとわからないくらい。

てことで、このジャイアンツの選手も、バドミントンの選手も、まだお若くて不安でしょうけど、きっと大丈夫!

術後の眼球トレーニング、地味だけどしっかり頑張ってください!




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