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緑薫の爽やかな風

5月5日子供の日にそよぐ風がとても心地よいです。🎏
色とりどりの花が美しい4月が過ぎ、
木々の新芽、葉が成長して深い緑になっていくのを見るのは、
なんとも心が豊かになります。

風薫る5月、と言われるようにこの時季に緑の爽やかな香りを味わえますね。
私はこの香りがとても好きで、どんなところでもこの香りを感じると場所に関わらずw、とっさに目を閉じて深呼吸を何度もしてしまいます。
緑のフレッシュさに加えて、ちょっと湿ったような、くぐもったような、むせるような感じを与える香り。いわゆる「青臭い」香り。
いかにも「新しく、濃くなっていく緑」をじっくりと感じるのは、この季節だけの楽しみ♬

緑の香りの正体は?

この香りを特徴づけるのは、大きく2つの成分、
青葉アルコール(cis-3-ヘキセン-1-オール)と青葉アルデヒド(トランス-2-ヘキセナール)という成分です。緑の香りを構成しているのは8つあると言われており、中でもこの2つが新緑の香りといったときの特徴的な香りになります。
青葉アルコールが低濃度のときはさわやかな香り、でも高濃度だと気分が悪いと感じることがあるようです。一方の青葉アルデヒドは、低濃度では柔らかい香り、でも高濃度では刺激臭となって眼を刺激して涙を分泌させ、鼻に刺すような痛みを生じさせることもあります。
どちらも低濃度でこそ良い香りと感じるのは、どの香料でも同じかもしれません。

ちなみにこの青葉アルコールは京都大学の武居三吉教授が1933年に発見した緑の香り成分。それよりさかのぼること約20年、1912年、ドイツ、ゲッティンゲン大学植物教室のラインケ教授が青葉アルデヒドを発見しています。

植物の大いなるはからい

木々あふれる東大構内散歩中、見上げる緑のレイヤーが空に映えてより美しく

しかも、この緑の香りにはいろいろな作用があることがいろいろとわかってきているようです。
殺菌作用と薬剤耐性があることや、食中毒の原因にもなる、病原性大腸菌O ー 157や黄色ブドウ球菌、その耐性菌、MRSA、サルモネラ菌へは、抗生物質の10〜100倍という高い殺菌作用があるそうです。

そのほかにも疲労回復、集中力アップや免疫力低下をふせぐなどさまざまな効果があるという緑の香り。

冬に縮こまって弱っていた私たちを、花を咲かせることでまず目を楽しませ、そのあと緑の香りを立ち込めて、からだをもっと元気にしていく、、という植物の良き計らいな気がしてなりません😊

5月の爽やかな香りについて書こうと思ったら、やっぱり植物はすごいなあということに。。。さわやかな香りが心を休ませたり、躍らせたりするだけではなくて、からだにも作用することががになっている。私が新緑の香りを愛する理由、植物のことを知れば知るほど増えていきます♪

大好きなこの時季、
目に見えるもの、
そしてその香りをぞんぶんに楽しみたいです💛💛

5月の風に当たって、エネルギーをたくさんいただいちゃいましょう!

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