音楽への所作

「音楽を買う」「音楽の入ったジャケットをじっくり見る」「音楽とジャケットデザインは一体」

レコードを聴くとき、傷つけないよう、ジャケットから出し、手のひらにそっと置き、そしてターンテーブルに置き、針をそっとレコードの一番前の溝に置く。その瞬間から、音楽が鳴り始める直前まで、ザーザーと、ノイズがする。しかし音楽が鳴り始めた瞬間、ノイズは音楽に溶けて、それはまるで珈琲に落としたミルクが溶けるかのごとく、また、ウルトラQの最初のタイトルのような感じだろう。ノイズが無ければ音楽は成立しない。

CDは便利がいい。インタラクティブ配信の音楽も、無名な才能音楽家への経済恩恵になるので、システムはとても素晴らしい。

ただ、アナログ音楽、レコードは、それだけの単体独立文化芸術だと、自分勝手にそのような無害な屁理屈をかざし見解している。

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