CTOにお会いしてきた(11) カオナビ和賀勝彦さん「常に自分が活きる場・成長する場を探し求める」

こんにちは。SOLMU開発担当の吉村です。

今回は、株式会社カオナビ執行役員 テクノロジー統括本部長 兼 最高技術責任者の和賀勝彦さんにインタビューさせていただきました。

Q. 御社の事業内容を教えてください。

カオナビ』は、企業の経営者や管理職が感じる「社員の顔と名前が一致しない。」という悩みを解決すべく誕生した、クラウドで人材管理ができるHRテクノロジーサービスです。

社員の顔写真に、名前やスキル・経験などの人材情報を紐づけて可視化・共有することで、社内にどんな人材がいるのかをすぐに確認することができ、最適な人材配置や抜擢といった人材マネジメント観点から、企業の働き方改革を実現しています。

Q. 御社における和賀さんの役割を教えてください。

テクノロジー統括本部というエンジニアが多く在籍する部門のトップです。
アプリケーション、インフラ、テスト(QA)、データサイエンス、R&D
の5グループが存在します。

弊社ではCxOという制度がないため、堅苦しいですが、最高技術責任者を担っています。ただし、VPoE(VP of Engineering)に近い役割が多く、組織運営に多くの時間を割いています。またBPR(Business Process Re-engineering)の観点で、様々な業務ツールの選定やルール導入の推進も行っています。

本部長 兼 最高技術責任者としてジョインした2017年3月には約80名の社員規模だったものが、現在146名ほどになっています。(2018年11月末日現在)

Q. そもそもエンジニアを志したきっかけは?

中学生の頃、従兄弟からおさがりのPCをもらったのが最初のきっかけです。
現在では知っている方も少ない5インチのフロッピーディスクが搭載されているPCでした。遊ぶ感覚でBasicのプログラムを書いていました。

大学では通信工学を専攻していました。その流れでファイアウォールの研究を行い、C言語で基礎プログラムを書き上げました。
このプログラミング能力で食べていきたいと思い、エンジニアの道へ進むことを決めます。
新卒でSIerとして、大手通信キャリアの仕事に携わります。しかし、規模が大きすぎて自分が担当している仕事が顧客にどう響いているのかが見えづらい状況でした。やりがいは感じていましたが、自分が関わったサービスの影響力がわかりやすく、お客さまの意見も聞きやすい、BtoC事業に関わりたいと思い始めます。

その後、インターネットポータル事業を展開していたLYCOSにてdevopsの経験を経て、インターネットの検索エンジンを展開するAsk.comの日本法人で勤務しました。その後入社したセールスプロモーションのシステムを提供する会社では、大手飲料メーカー案件(14桁の番号を入れて遊べるゲームで景品があたるキャンペーン)のプロジェクトマネージャーを担当していました。

その後、縁あってNTTドコモと電通のジョイントベンチャーであるD2Cに移ります。当初はプロジェクトマネージャーとして開発案件を担当しておりました。
ここからキャリアの幅を大きくするキッカケを貰います。
これまでの開発経験を買われて、検索連動広告ビジネスにおける事業計画の策定からフィジビリティスタディ、事業としての採算性のチェックまですべてを任されました。その上でアーキテクチャの設計を含むシステムの統括も担当させてもらえました。それからも大手通信キャリアのターゲティング広告などのいくつかのシステムを統括してきました。
1エンジニアから事業企画もできるビジネスアーキテクトへキャリアアップさせてもらいました。しかしながら、ビッグデータを扱う面白さはあったものの、あくまでデータはお客さまのものであり、自由に使えないフラストレーションはありました。

そんな中、ヤフーでデータ部門を統括している知人に、その話をすると「ぜひうちに来なよ」とお誘いいただき転職することになります。ヤフーでは、当時データソリューションを売るセールスが少なかったので、技術営業トップとしてアサインされ、流通小売の大手企業などを担当しました。管轄する組織は約60名おり、マネジメントとしても成長できたと思っています。そこからもともとものづくりが好きであったため、新規事業企画へ転身します。
ヤフーでは大規模な事業やプロジェクトに携われるのですが、個人の役割が限定的になることが多く、役割が限定されない働き方がないかと思い始め再び転職を決意します。
これまでマーケティング業界に長く身を置いていたので、全く違う業界にも興味を持ち始めておりました。近年話題のHealthTechやEdTechなど、“◯◯Tech”と付く業界が面白そうかなと思い、転職先を模索しました。

振り返ってみると、自分が成長しなくなったなと思ったら、次に挑戦するというスタンスでしたね。

Q.カオナビを選んだ理由は?

興味があった“Tech”の中で、HR Tech業界でトップシェアを誇っていたカオナビで最高技術責任者候補募集があると知り、代表の柳橋と会うことになりました。柳橋のプロダクトに対するパッションや、HR Tech業界全体を牽引していくという熱い想いを感じました。しかし当時のカオナビでは、描いている理想と実際にできていることに差があり、そのポジションにはそれがなぜ実現できないのかを掘り下げて形にしていける人が求められていました。その乖離が何なのか、深く話をきいていくと、エンジニア側やプロダクトを作る側に問題があるとわかりました。その問題を解決するにあたって、今までの自分のスキルと経験が活かせると思い、ジョインすることを決めました。

新たなプロダクトを作り上げていくスタートアップでの経営側のポジションを経験してみたかったというのもありますね。

Q. CTOになって現場エンジニアと違いは?

プログラマ時代は、自分のコーディングスキルを高まることに喜びを感じていました。短いコードで書けたりすると、アドレナリンが出ていましたね。
一方、マネジメントをするようになってからは、個の力だけでは絶対に限界が出てくるので、チーム力を上げてより多くの力を生み出すことに楽しさを感じています。

Q. 組織作りの工夫について

現場のスペシャリストに、いかに心地よく効率的に活躍してもらえるかを考えて環境づくりをしています。エンジニアは入社時にPC環境を選択できます。書籍購入も自由にできますし、社外の研修や勉強会に行くことも推奨しています。

ジョインした当初、チーム間や経営層と現場で情報格差があり、コミュニケーションのギャップが起きていました。それを、1on1を積極的に導入することで解消しました。現在1on1は、本部長だけではなく、より現場に近いマネージャーも実施しているので、その内容を聞いて拾い上げたりもしていますね。
その他にも、エンジニアたちのオープンになっている予定を確認し、一人一人が何をしているかなど適宜様子を見ています。また週報を書いてもらっているのですが、そのまとめ方の巧さや特記事項でのアピール力なども見ています。

Q. 優秀なエンジニアとは (人の力量を測るのは)

コミュニケーションが取れるか、技術に特化しているかの二択だと思っています。
カオナビの場合は、前者のコミュニケーションが取れる人を多く採用しています。チームで開発するため、コードレビューや仕様について共有するミーティングも多いです。また企画であるプロダクトデザインや品質を高めるためのQA-SETなどの他部署との連携も重要であり、きちんとコミュニケーションが取れて的確に対応できるかという、基本的なコミュニケーション力も重要視しています。

Q. キャリアを変えた出会いやきっかけはありましたか?

LYCOSに在籍していた時に、たまたま業務委託でお任せしていた会社のCTOが優秀なエンジニアでW3Cの仕様に携わっている方でした。億単位で収入があると聞き、単純なんですがエンジニアって夢があるんだなと思いました(笑)。

Q. キャリアの作り方について

自分のキャリアの幅は広げたいと思っており、そういった意味でカオナビでは良いチャレンジの場を与えてもらっています。土台が崩れないような組織やプロダクトの作り方を目指しています。

Q. SOLMUを使って会いたい人はいますか?

事業規模が近い会社のCTOの方々とお会いしたいですね。同じ境遇で同じような悩みを抱えた方と情報交換したいです。あとは、AIやRPAにも興味があるので、詳しい方にお話を聞いてみたいです。

Q. 最後に、告知があればお願いします。

現在、カオナビではエンジニアを積極的に採用しています!
カジュアル面談も歓迎ですので、まずは話を聞いてみたいという方もぜひこちらよりご応募ください!

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