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CTOにお会いしてきた WhatzMoney 門田 英晃さん「会社選びの軸は、愛せるサービス、愛せる会社かどうか」


こんにちは。日本経済新聞社でSOLMUのマーケティングを担当しております岸本勇希と申します。

SOLMUは "事業は、仲間から、つくる。" というコンセプトのもと、エンジニアや起業家・新規事業担当などの方々に、新たな仲間との結びを提供するサービスになります。サービス名に託された想いや、SOLMUが持つビジョンなどについては、下記のnoteをご覧ください!


「CTOにお会いしてきた」

それでは早速、CTOに実際にお会いしてインタビューを行い、エンジニアとしてのキャリアや転機となった出会いについて伺う連載「CTOにお会いしてきた」をはじめていきましょう。こちらの連載はマガジン化もしているので、あわせてよろしくお願い致します。


今回は、WhatzMoneyのCTOである門田 英晃さんにインタビューをさせて頂きました。

Q.貴社の事業内容を教えてください。

「すべての人に最適なお金の選択を」をミッションに掲げるWhatzMoneyは、人生の様々なお金の問題を解決できる「お金の総合プラットフォーム」の提供を目指しており、現在は下記の事業を展開しています。

■ 住宅ローンサポート
不動産事業者向け住宅ローン借り入れ支援サービス 


・元銀行員のローン専門家による金融機関交渉
・個人信用情報を活用した正確な住宅ローン選定
・全国対応。信託・ネット銀から信金、JAまで実績有
・過去延滞あり、外国人など高難度案件も対応

■ HomeRe:loan 借り換えリフォーム
リフォーム会社向け住宅ローン借り換え支援サービス


・住宅ローンの借り換えによって、リフォーム予算を捻出
・住宅ローン借り換えで削減できたお金で現金負担担無しのリフォーム

■ WhatzMoney住宅ローン
住宅ローン比較サイト 


・763金融機関の17,000を超える住宅ローンデータから最適な住宅ローンが瞬時に選べる住宅ローン比較サイト

今後も、よりユーザーのお金の選択時に役に立つサービスを開発・提供していきます。

Q.CTOとしての役割や業務内容は?

技術観点からのサービス開発をしています。
最近だと、お客様の情報からオススメのローンをレコメンドするマッチングシステムを開発しました。

開発までの流れとしては、まずCEOとビジネスモデルや業務フロー、数字を鑑みて何を作るかを話します。その後、要件定義をして必要な業務を洗い出し、エンジニアチームの各メンバーに業務を落とし込みます。

自分もエンジニアの一員としてコーディングを行っています。

Q.門田さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

新卒から4年間、本田技研でシステム開発のPMとして働き、その後2年間事業企画を経験しました。

大企業の完成された組織で仕事をしていくなかで、徐々に発展途上の組織がどのように発展していくのかについて興味が芽生えていきます。

また、自身が開発をできないのに、エンジニアに指示をすることにモヤモヤを感じ、基礎のエンジニアリングスキルを身につけたいと思うようになりました。

それらの理由から、Linkersという、ある特定の技術を求めている大企業とその技術を持っている中小企業のマッチングを行っている会社に入りました。エンジニアとして働きたかったのですが、未経験だったのでまずは法人営業という形で入社しました。

とはいえエンジニアリングを学びたかったので、営業時間内は法人営業をして業務後にエンジニアリングの小さな業務をもらっていました。それから徐々に、法人営業とエンジニアリングの業務時間の割合が逆転していきましたね。その後、会社が営業中心のビジネスモデルへ移行したため、開発中心で働けるところへの転職を希望するようになります。

2016年の秋に、ライフプランニング系のスタートアップに転職しました。
キャリアのなかで、はじめて完全にエンジニアとして入社したのがこの会社です。
その後、2017年4月に共同創業者としてはじめて起業にトライします。ワイヤレスイヤホンの商品開発をする会社です。当然ですがこういった商品は、開発してから売上が立つまで時間がかかります。収入も少なかったので、生活費を稼ぐための副業先を探していました。

そんな中、ウォンテッドリー経由でCEOと出会い意気投合し、WhatzMoneyに業務委託で入ります。1ヵ月ほど業務委託として働いた後、時短社員になります。具体的な業務としては、リードエンジニアとしてエンジニア組織をまとめていました。そして今年の7月にCTOとして正社員で働くようになります。

副業で働いていたワイヤレスイヤホンの会社も6月で退職しました。理由は、当初制作予定だった商品が技術的につくれないと分かり、ピボットを余儀なくされたためです。

Q.WhatzMoneyを選んだ理由は?

副業先を探していたときに、いくつかの会社の方と会いました。そんな中で、WhatzMoneyに興味を持った理由は2つです。

1つは、先ほど申し上げた通りCEOと意気投合したからです。

もう1つは、ビジネスモデルに興味があったからです。ライフプランニングの仕事をしていたため、ライフプランニングやお金に関するサービスに興味がありましたが、稼ぎ方が分かりませんでした。
ライフプランニングの中でも、住宅ローンマッチングやその借り換えにフォーカスしているWhatzMoneyのビジネスモデルが1つの解にみえました。

開発には業界構造の理解が必須となり学習コストがかかりますが、以前の経験から業界についての知識があったので、自分はWhatzMoneyに合っていたと思いますね。

Q.1日の業務は?

1日のほとんどはPCに向かって開発を行っていますね。
あとは、CEOと話して会社やサービスの方向性を決めたり、トラブルがあれば対応しています。

メンバーが何気なく話していることでも、サービスや組織の改善に繋がる話こともあるので、社内の話し合いには常に聞き耳を立てていますね。

Q.CTOになって現場エンジニアとの違いは?

CTOは、開発の脳みそ(エンジニア)と企画の脳みそ(ビジネス)を切り替える必要がありますね。CTOは、ビジネスの視点から、どのような技術を使ってビジョンを実現させるかを考えます。そのために、人とお金を使って組織も作ります。本来は、CTOはコードを書くべきではないと考えています。

社の中では、開発チームとビジネスチームの橋渡しという立ち位置ですね。ビジネスチームが考えたことを開発チームに納得させることが大切です。本田技研でPM業務をやっていたときにそのスキルを高めました。

あとは現場エンジニアと比べてCTOが最も違うところは、プレッシャーの大きさですね。社員の生活もあるし、きちんと給料を払わなくてはいけません。そういった意味でのプレッシャーは現場エンジニアとして働いていた頃には味わったことがなかったですね。

Q.CTOに向いている人・向いていない人は?

向いている人は、技術とビジネスの知識やスキルのバランスが取れている人ですね。

逆に向いていない人は、コミュニケーション力がない人ですね。
CTOは、人を納得させて動かす力が必要です。技術ブログやイベント登壇なども大事な業務になりますね。

また、自分で手を動かしすぎてしまう人も向いていないと思います。
どうしても社内のエンジニアは、CTOが書いたコードに指摘をしづらいものです。

自分でコードを書くよりは、エンジニアがお互いにレビューしあえる組織を作る方が大事です。

Q.CTOになって新しく勉強した分野は?

住宅ローン業界の業界知識を勉強しました。ライフプラン系の仕事をしていたときの経験からある程度の知識はありましたが、住宅ローンについてのより専門的な学習をしました。

Q.エンジニアの組織作りについて工夫してることは?

各メンバーの性格やスキルによって割り当てる業務を変えていることですね。楽しんで働いて欲しいので、成長段階にあわせて簡単すぎず難しすぎない業務を与えるようにしています。

Q.エンジニア採用で重視していること

スキルより重視するものとして、サービスや会社のビジョンに興味を持ってくれる人ですね。逆に、スキルが高くても会社への忠誠心が低い人とは働きたくありません。

そういう意味ではこれから就職・転職する方へのアドバイスとして、"愛せる会社、愛せるサービス"を選んで欲しいですね。

Q.最後に告知はありますか?

エンジニア採用ですね。


裁量大きく働くことができ、会社がまだ黎明期なので色んなことに挑戦することができます。是非、一緒に楽しく働きましょう!


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