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汚部屋はココロの危険サイン?「汚い部屋」ってことで終わりにしないで…

汚部屋の定義って何だと思いますか?

どこまで散らかったら汚部屋になるのでしょうね。

①洋服などが散乱している。

②食べた後の容器やペットボトルなどが散乱している。

③食べ残しなどが散乱している。

④食卓テーブルが物で溢れている。

⑤ベットも見えないようになっている。

⑥足の踏み場がない。

さて、汚部屋がメンタルの危険サインになっていることもあるのです。

認知症のサイン

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軽度の認知症だと、後から思えばあれは認知症だったんだねと感じることがあります。

①異臭…入浴していない。ゴミ捨てをしていない。傷んだ食べ物が放置されている。などがあります。嗅覚機能の低下があり、気付くきっかけがないまま生活していることがあります。

②ゴミの分別が出来なくなっている…ゴミ捨てはとても複雑になっています。ペットボトル一つをとっても、ボトル、キャップ、ラベル。それぞれが違う捨て方になっている市区町村もあります。そういう分別が急に分からなくなるので、ゴミ箱から混ざったまま溢れかえってしまっていることがあります。

③片付けができなくなっている…食器棚は大体同じ系統で重ねるご自宅が多いと思います。今自分が持っている器はお皿なのか、小鉢なのかが分からなくなり、不自然に重なっていたり、今にも落ちそうになっているのに気づかないことがあります。

④冷蔵庫に変な物が入っている…預金通帳が入っていたり、空っぽなお鍋が突っ込んであったりと、片付ける=冷蔵庫にしまうという発想になるケースがあります。

⑤料理の作り方が分からない…カレーを作るには何が必要か?こういった何十年も作っていたはずの物が作れなくなったりします。料理を途中まで作っていたはずなのに、作っていることを忘れて放置されている。

今までキレイに片付いていたのに、帰省したらできなくなっていた。というのは、「老いで掃除が面倒になった」と流してはいけない時があるので、よく観察してくださいね。

心が疲れている時のサイン

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なんでも億劫になり、部屋が汚くても別にいいやと思えるようになる。

数日掃除しないと、空気は澱み、ココロも澱んてきたりします。

そのうちアレルギーが出たり、咳が出たり、痒みが出たりするのですが、それは汚部屋のせいだということに気付かなくなったりします。

そうなってくると、「ニワトリが先か、卵が先か」問題と同じ、体調が悪くなったから掃除しなくなったのか、掃除しなくなったから体調が悪くなったのかさえ分からなくなったりします。

私も仕事で疲れてくると掃除を怠けます。数日怠けると、仕事に行く気力も失せてきたりします。何もかもどうでもよくなってしまうのです。天気の悪い連休が続いたりすると、一日何もしないまま終わって、テーブルの上にコップが何個か置いてあったり、キッチンのシンクにお皿が残っていたり…。面倒だなと思うと、料理も大したものが作りたくなくなる。

このままではいけない!って気づいたときに「えいやっ!」とお皿洗いを始めます。これがどうにか汚部屋と呼ばずに済むきっかけだと思っています。

テーブルの上を片付けてみましょう。ベットのシーツを洗ってみましょう。

そうして気持ちが晴れやかに感じたときに、ココロも部屋もキレイに片付く一歩が始まってのです。

自己評価を下げている汚部屋

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私は汚部屋に住んでいる。

汚部屋に住むような人間だ。

片付けができないダメな人間だ。

家族や友人に見せられない。見せて罵られたことがある。

そういうネカティブな感情は多かれ少なかれありませんか?

汚部屋に相応しい人間にしてしまっているのは、自分の感情。

先日テレビを見ていて、番組スタッフに片付けてもらったのに、あっという間に汚部屋になっていたというコーナーがありました。番組スタッフは片付けのプロでもなく、一時的に適当な段ボールに物を詰め込み、部屋の片隅や押し入れの中に押し込んで帰ったようです。「あんなに頑張って片付けたのに!」と笑いにしていましたが、「そうなるのは当たり前!」と思ってしまいました。

段ボールの中には何が入っているのか書いていないし、下着の入った段ボールを探すためにあちこち開けまくったようですが、結局書斎の段ボールから出てきたのです。

片づけは、使う本人が把握できなければ意味がありません。

自分で片付けられないのであれば、アドバイザーにお願いして、一度片づけてはみませんか?不要な物は捨てたり、売ったりして物を減らしましょう。そして、散らからないようにするための簡単なアドバイスを貰うのです。

それでも片付けられないのであれば、定期的にプロにお願いしちゃいましょう。ソロウェるではそういったアドバイスなども承っております。

汚部屋で起こる健康被害

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①アレルギー症状…目のかゆみ。鼻炎。皮膚炎。気管支炎。埃やダニ、害虫の死骸などで反応したりします。

②害虫等…ハエ、ダニ、ゴキブリ、ネズミ。人と食べ物がある場所に発生するものは毒性の高い菌やウィルスを持っていることが多いです。

③ケガ…足の踏み場がないということは、無理やり隙間に足を突っ込もうとするのでケガの原因になったりします。その時、直ぐに手当てできますか?

④鬱(うつ)…汚部屋に住んでいるということを隠すため、ココロを閉ざし始めます。人と距離をあけたりしたのは自分の筈なのに、気付けば疎外感や孤独感。人を招き入れられる部屋に住んでいるということは、玄関のドアだけでなくココロのドアも開けやすくなります。ココロを閉ざしてしまうことは不安状態が続くことにもなりかねないので、結果的に鬱になりやすかったりします。

汚部屋も直ぐに片づけられるレベルからプロでさえ何日もかかってしまうレベルまであります。

今あなたの部屋が「汚部屋」だというのであれば、それは何かのココロの危険サインかもしれません。先延ばしにしないで早めに一歩を踏み出しましょう。害虫が発生しにくいこの季節が一番おすすめですよ!

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