【新社会人】初任給の日は行きつけの居酒屋に行ってマスターとイタさんにお酒をご馳走した話。
昨日は待望の初任給が出た日だった。数日前に明細はもらっていて既に頂ける額は知っていた。
初任給でしたいことを考えていたら、やはりお世話になった人に何かしたいと思い、真っ先に行きつけの居酒屋さんに行った。
最初は初任給で行きつけの居酒屋に行けば、それだけでも充分かと思っていた。ただ、思えば私はこの居酒屋に大学3年の5月、約2年前から世話になっている。
行きつけの居酒屋に通い始めたきっかけは、‘’失恋‘’である。大好きな人にフラれてその日は絶対にイタリアンに行くと決めていたが、イタリアンが閉まっていたので、とにかくお酒を飲める場所を探して辿り着いたのである。
私は当時20歳で初めて居酒屋で美味しい日本酒を頂いた。そして初めての店でマスターに話を聞いてもらったのである。美味しいのと、失恋が混じり涙を流してしまった。マスターいわく、「厄介なねえちゃんが入ってきたなあ。」と思ったらしい。
それから平均週1~週2で通い続け、アドバイスをされたり、時に叱られたりした。私にとってマスターとイタさんは第2のお父さんと親戚のおじさんなのだ。
そんなマスターとイタさんに店は入って1時間後思いきって言ってみた。
「今日は初任給が出たのでお酒をご馳走します!」
言った瞬間に謎に照れが止まらなくなった。そんな中マスターは涙目で、イタさんは笑顔で「ありがとう」と言った。隣の隣に座っていた店で知り合った同級生のお父さんも、「マスターすごく心配してたんだから。成長している姿見れて嬉しいと思う。」と話していた。
マスターとイタさんと隣に座っていた店の平成生まれのコミュニティで一緒の男性と4人で記念撮影をして締めくくった。
美味しいお酒と料理を振る舞ってくれるのはもちろん、マスターとイタさんの温かなお話や人柄に私は魅了されている。そして、そんなマスターとイタさんがいるからか、素敵なオトナ(客)に毎回出会える。
だから、行きつけの居酒屋にいるときはスペシャルな時間である。
これからも美味しいお酒と美味しい料理を食べるために、素敵なオトナから何かを得るために、そしてマスターとイタさんに会うためにお仕事頑張ります!
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