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声明(SOMAOTA & DUCK HOUSE New EP『Lost Humanity』リリースに寄せて)

SOMAOTA & DUCK HOUSE
New EP『Lost Humanity』リリースしました!!


🔗配信リンク
https://linkco.re/TpsqGXQb

Tr.01 自画像
Tr.02 文化的不感症
Tr.03 ノーカメラ
Tr.04 象は平原に還る

Lyric: SOMAOTA, INUI
Track: INUI, Oumi

Mix, Master: Wataru Kokei
Recording at Hidden Place Recording Studio&StudioAiDE
Artwork: Toshifumi Kakiuchi&Barnaby Johnnes
Teaser: Masumi Saito(S.A.R.)

大阪に移り住んでからの生活の記録でもあり、今まで触れてこなかった"オルタナティブミュージック"との邂逅を経て生まれた作品になります、面白い作品になりました、是非聴いてくださいね!

以下は僕が各種メディアの方々に送ったコメントです、僕なりの自分達が生きる社会への"声明"文になります。

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時代は加速するので直近10年間の変化とは比べものにならないくらい大きな変化がこの先の10年間で起こる事は間違いないはず。

正直10年前の僕たちは、こんなに【人間らしさ】が失われた社会になるとは思ってなかった。0円で遊べる場所は少なくなって、誰とも会わなくても脳が爆発するくらいの刺激がたくさんある。

じゃあ一体10年後にはどんな世界になっているんだろう?と思うと寒気を覚えます。
今回の作品、『Lost Humanity』は和訳するなら"人間性喪失" 、僕自身も大学生というモラトリアムを抜けて社会に出たタイミングだったので、混乱し、翻弄され、人間社会の埃を吸ってアレルギー反応を起こしたのか何故かずっと疲労感を感じていた記憶があります。

そんな中で感じた苦悩や気づきを歌詞に変えてコンパイルしました。

トラックはDUCK HOUSEの僕以外の2人、INUI(Ba, compose)君とOumi(Key, Vo, compose)君が作りました。

2人はUnknown Mortal OrchestraやGorillazなどのオルタナティブミュージックに影響を受けていますが、INUI君はルーツにユーミンがいて、Oumi君は凛として時雨ラバーな事もあって、絶妙な具合に陰鬱さとポップネスが同居する作品に仕上がりました。

ちなみにDUCK HOUSEは僕含めた3人のシェアハウスの名前でもあり、なのでこのEPは僕らの2年間の生活の記録でもあります、怖いもので2年が過ぎれば引き戸一枚隔てた向こうに人がいるシェアハウス生活にも慣れてきました。

でも、この人間性を失った現代社会の生活には慣れそうにはありません。というか慣れてしまわないように、ささやかな抵抗としてこの作品を作りました。

僕は25歳で、最年長のINUI君は後数ヶ月で20代最後の年を迎えます。10年後の事はわかりませんが、30代後半になった自分達がこの作品をもう一度聴き直した時に、「この時のヴァイブスを忘れていないか?」と自らを顧みる作品になる事は間違いないと思います。

以上、堅苦しくなりましたが皆さんが楽しめる内容の作品を作れたと思います、一度聴いてみて良ければ感想を聞かせてくださいね🙏

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