ダーツあるあるについて筆者の意見を言いたいだけのエントリ。


ついったらんどに長年常駐してるツイ廃の筆者ですが、ついったらんどにおいては界隈ならではの話題が延々とループする傾向があるように思います。

そして終わりのないバトルを繰り広げます。100年戦争、いける(笑)

もちろんダーツ界隈もそういう話題があります。

なので今回はよくある話題についてざっくり筆者の意見をぶちまけていきたいと思います


ダーツ界あるあるとは

ダーツ界あるある。

個人的には以下のものが挙げられます。

①指押し 

②サンドバッキング(意図的にカードのレベルを落として下のカテゴリに出場し優勝を狙う)

③プロはこうあるべき論

④ダーツと酒論

⑤ネカフェ・家庭用ボード脅威論

⑥オープンアウトかマスターアウトか論

⑦野球投げ

他にもあったかもしれませんが今回はこれで。

①指押し

指押しとはその名のごとく本来ソフトダーツの盤面はダーツを投げて刺さったところに反応するのですが、その性質を生かして指で押してすごいスコアをたたき出すことです。

指で押すならダーツのルールさえわかればすごいスコアなんて小学生でもできそうですが、なぜかいい大人がやってます。それ楽しいんだろうか。野球のピッチャーで言えば自身が投げる代わりに200km/hの球速が出るスーパーマシンに任せて投げるようなもので、それで三振とりまくって嬉しいのかどうか。そう考えると指押しで楽しんでる人ってなんというか、すごいニッチな趣味をお持ちな人のような気もします。

おそらくですけど数字にこだわる人が数字にこだわるがゆえに低迷する自分に負けて・・・みたいなのも想像したんですが、1440点(最高スコア)をネカフェで出しまくってるのを見ると、ポイントキャンペーンで◎万点貯まったらテーマ(投げてる時のダーツマシンの壁紙)プレゼントとかやってるんで、手っ取り早くアイテム取りたいってケースが多いのかと。そう考えると対戦でやってる人も対戦をさっさと終わらすためにやるのかなと。作業じゃん。そしてそういう対戦の時のためにテーマを集めるんじゃないかとも思うんですよ。そこで指で押してたら意味ないじゃんと(笑)

②サンドバッキング(意図的にカードのレベルを落として下のカテゴリに出場し優勝を狙う)

ダーツの大会は基本的にレンジ(階級)制です。これはおそらく勝負が拮抗するように、楽しめるようにする配慮になってます。でも正直制度として不完全すぎるのでいろいろ問題が起こります。その一つがサンドバッキング。

レンジを決めるステータスは基本的にレーティングというものになります。簡単に言えば対人戦の実績に応じて与えられるランクです。一番メジャーな台であるダーツライブだと18が最高で1が最低。ちなみに筆者は一般人レベルの6くらいを行き来してます。

これが曲者で、わざと外せば落とすことができます。下のレンジに行くほど相手は弱くなるといえ、なので、わざと調整して下のレンジで出ようとする人がでるわけです。

「だって優勝したいから」っていうけど、例えばおっさんが小学3年生の相撲大会に出て優勝して嬉しいでしょうかと思うのですよね。それってなんか違うわけで。なのでサンドバッキングする意味わかんないんですよね。優勝してももらうの木製のドラゴンボールか盾なわけですよ。もちろんガチでそれを狙うのは価値があるし、それで得たものはどんなものであれ戦った人には尊いものだけど、きたねえ戦い方じゃそもそもやった人の気持ちが入ってないんじゃないかな?それじゃうれしさもないような・・・

これがやっかいなのが、意図的に調子落としたのか本気で調子が悪いのか、主催者もわからないところ。なので本来のレベルより打ちまくったら失格みたいなルールにしてます。でもガチでむらっ気気質でやるときはめっちゃ絶好調みたいなのがあって、打ちまくれる時があるんですけど、そのままやったら失格になるので、抑える場面も出たりするわけです。ガチでやれない試合はつらい。本番だろ思い切っていけよ、ってのが試合なのにそこで手加減みたいなのしないと失格とかクソゲー以外の何物でもない。

そういう意味では正直クソルールなのですが、これはこれで、ないとサンドバッカーたちが自由におおあばれ()するのもあって複雑だ。秩序が!!人類の秩序が崩壊する!みたいになってる。ヤバイじゃんダーツ。頼むからサンドバッキングしてまで得られるものなんかないと気付いてくれ。恥ずかしいだけだしわかる奴にはどう考えてもわかるよねってやつです。はい。

③プロはこうあるべき論

ダーツプロってプロスポーツで思い浮かべられがちな野球やサッカーなんかと比べるとファクトとしてぬるいというのは正直否定できない面はあります。

プロ試験はメジャースポーツに比べて平易、戦力外通告もなし、変な話お金さえ払えば維持するのは可能という時点でぬるいでしょう。ただそこまでしてただ維持しても何も得るものはないですが。その分賞金や有意なスポンサーを得るのはすごく大変です。これで楽に稼げるならブラック企業出身プロダーツプレイヤーであふれてしまいますよ。

金銭的に厳しい分もあるし勝ちあがるトップレベルはハイレベルなところにいるので、結局ちゃんと食えるとか名声を得るってなってくると他のスポーツに比較してそんなに簡単というわけじゃないものになります。

ただ、入り口が比較的容易なのと維持はしやすいのもあって、気持ちさえあればプロでいられることはまあ可能ではあるんです。そういうのもあって伸び悩んでいる選手も多くいるのが日本のダーツのプロの現状だったりします。で、そういう人たちに「プロなら強くなきゃダメだろお前は弱いんだからプロじゃねえ」と独自のプロフェッショナル論をぶつけてくるアマチュアの人がツイッターには多いです。

プロなら稼ぐべき、プロならレーティング◎◎じゃないとお話しにならない・・・とかですかね。

プロを語るのは自由だとは思っています。格闘技をめぐる言論は罵詈雑言があるからこそ輝くもんだと思っています。しかし、ダーツの場合「お前は下手だからやめろ」的な浅い議論で終わってしまっている気がします。なんだろう、ストーリーがない。

「おい◎◎、お前のへっぽこダーツはなんだ?俺がその腐った根性を叩き直してやるから、負けたらやめろ、勝ったら続けていい」みたいに挑戦するとかならまだいい。でもそういうのがない。ただ見下して悦に浸ってるだけのプロ論が多すぎる。

④ダーツと酒論

上記の理想のプロ論でもよく上がるのですが、「プロがお酒飲んでるのどうなの?」的なアプローチで責める論調もあります。

個人的に酒を入れるのは効果はあるんでしょう。でも正直反対よりで、なぜなら酒をうまくコントロールできるのか?という問題があってそれって至難の業じゃないかと。酒でパフォーマンスが上がるならいいですが、上がっていないとか明らかにマナー面含め悪くなるならやめたほうがいいと思います。勝つための酒で身を亡ぼしたら元も子もありません。

それとは別に、ダーツで負けテキーラとかあるじゃないですか。あれは強くなるにはいいっていう人もけっこういるみたいで、賭けるものがあるとやはり心情に影響があるみたいで。まーでも否定派は多い。

負けテキで強くなる人って正直もともとメンタル強いかお酒好きなんじゃないかなって思うんですよね。だって今の時代別にそこでダーツしなくていいわけで、ネカフェとか酒強要しない場所とかいろいろあるわけで、あえてそこにダーツしにいくのって相当な猛者な気がします。

今のダーツを支えている大きな勢力が飲食業界(いわゆるダーツバー)である以上、酒とダーツはそこまで切り離せないし、まあ野球にしろなんにしろ観客は酒を楽しんでいたりします。要は楽しみ方次第なんじゃないかと。

はっきり言ってマイナス面はありますけどね。酒との関係が強いので、実生活でいう「飲み会」も含めてしまわれがちで、酒がらみのトラブルがダーツそのものへの問題につながりやすいというか。損っちゃ損ではあります。酒がらみのトラブルはできれば水面下に置きたいですね。表にしちゃうと歯止めが利かなくなるので。

⑤ネカフェ・家庭用ボード脅威論

最近はダーツバーを脅かすものが出てきているともいえます。まずネカフェ。ダーツしたいだけで別にバーに行きたいわけじゃないよって人はネカフェで投げるようになるわけです。

個人的にはそんなにライバル視しなくてもいいんじゃないとも思うんですよね。

正直気のしれた仲間がいればバーでやるのとそんなに環境は変わらないし、安いしコスパはダーツバーの比ではない。ただ相手が固定化されがちなので、ダーツバーに行っていろんなプレイヤーとやるのも決して悪くはないとは思うんですよね。ネカフェは対戦にはなかなかつながらないところがあります。とにかく対人戦したいならダーツバーのほうが今はいいかなーというのが正直です。

ネカフェに客を取られたーってダーツバー側の主張もありますが、そもそも昔のダーツバーの風習って確かに人を強くした面もあるかもしれませんが、「なんでダーツやるのにこんなに飲まないといけねえんだよクソが」みたいな人をリタイアさせまくった可能性を否定できないんですよね。

今滝舞さん(元選手。まよんぬ(森田真結子)戦の動画は有名)がようつべでダーツとの馴れ初めを離していましたが、ダーツバーの扉を開けるのが怖かったと話していました。そこで門を開けないと選手・今滝舞は生まれなかったわけで、そう考えるともしかしたらネカフェがあれば、救えたダーツの命があったのかもしれないといえないでしょうか(大げさw)

最近は家庭用ボードもネット対戦を実装してるので、これらもダーツバーの脅威と見られています。でもネット対戦ってネカフェの台で通信対戦するのと同じなんですよね。回線を介して対戦はまだまだ対人戦と雰囲気は違うし、本当にネット対戦が実戦並みに有意義ならそもそも誰もダーツバー来ないし、練習会なんかやらないでしょ。でも結局集まるわけだから、生の対人戦には意義があるんだと思います。

ダーツバーは飲食店としてやっているものであり、家庭的な料理から本格的なものまで、店によって多種多様です。ネカフェは美味しいけどあくまでもチェーン店の味になるので、そこは差別化できていそうです。またネカフェよりダーツバーのほうが個性的で素敵な人は比較的多いかなと。

ダーツバーの生きる道はまだまだあると思ってますよ。むしろ今はウイルスのほうが危険だ。


⑥オープンアウトかマスターアウトか論

ダーツにはいろいろなルールがあってフィニッシュにもいろいろルールがあります。ダブルエリアじゃないと上がれないダブルアウトから、数字が合えばどこでもいいよっていうオープンアウトまであります。一般的にはオープンアウトというのがソフトダーツのルールです。ハードダーツの場合はちなみにダブルアウトが一般的。

ダーツバーでも特に指定されない場合はオープンアウトでやることが多い。しかし、なぜかオープンアウトルールなのに、シングルエリアで上がった場合に相手がなんでダブルやマスターアウト(トリプルのOK)でやらないんだって勝手に怒る問題があります。

野球では変化球は反則じゃないですが、オールスターで清原がカーブかなんか投げられたときに「男ならストレートで勝負しろや」って怒ったとかあった気がしますが、それに近くて個人の理想を押し付けてるだけなんですよね。これも清原だからある程度は許されるのよね。

正しいのはルールを守った勝った側の人なのに、負けて悔しいのか勝手に自分ルールを相手に押し付ける。そんなのビジネスとかの世界でやったら信頼失うと思うんですけど、ダーツは娯楽だからなのかあっさりそういう信頼を失いかねないことをやる。

受ける相手からすればプライベートだろうが、むしろプライベートだからこそそういうの嫌だと思うんですよね。仕事より気を使いたくないじゃん。そういう想像力がないのはよくないと思うんですよね。娯楽だから、遊びだからこそ相手を尊重しないと遊び相手は消えてしまいますよ。だからそこは考えようよと。そこを考えられればこんな愚行はやらないと思うんだよなあ。

⑦野球投げ

ダーツは投げる腕側の足を前に出して投げるマナーがあります(右利きなら右足を前)。普通のボール投げとは逆です。なので初心者やDQNはボールのようにダーツを投げてしまいがち。

これだと矢速は出ますがコントロールは至難だしなにより盤面はそこまでの高速ダーツには耐えられません。矢速は一般的に20km/h弱くらいだそうで、100km/hなんてものをぶつけられたら盤面は割れてしまいます。

でも、このことを知らないひとって多いと思うんですよね。ダーツそのものは知られていても、そのルールは知られていないことは往々にしてあります。そして投げ方もうろ覚え。さすがにおおきく振りかぶって投げる印象はないけど、セットポジションだからっけ?なんて思う人もいるかもしれないのです。

ダーツ台なんて、業界なんて(大げさw)どうでもいいやっていう反抗期DQNならともかく、たいていの人は啓蒙で何とかなる気がします。投げ方なんてダーツバーに通うなり経験者に教わらないとわからないものですからね。とりあえず真ん中狙えばいいやってくらいしかわからない可能性は十分ありますし、厳密に言えばその時点で大間違いだったりしますしね(笑)

ダーツ台にチュートリアル映像つければいいんじゃないかなーって思ったりします。まよんぬや、稲垣亜衣さんあたりを起用すれば「こんなきれいな人ダーツにおるんやー」ってなるのでいいのでは。あのクソデカい筐体にそれくらい積めるでしょと。

◆終わりに

ぐだぐだと私論を述べるだけの枠です。正しいとかそんなん知らないし、思うこと言っただけですが、その中でもダーツ始めるときはダーツの投げ方だけは一回目を通していただければ。あと先っちょの「チップ」は交換可能なので、折れたからといってこのダーツは寿命なんだって急に達観するのはやめたげてね(笑)。

ついったらんどなんてどこもそうですが、ダーツ業界がお行儀のよい業界化というと正直特別そんなことはないというのがあって、酒がからむので酒がらみトラブルが多い分悪く見る目もありますかな。

そんなのは楽しいか否かで決めればいいと思います。基本的にはガチ勢じゃなければ娯楽ですから。もしダーツを楽しむなら、その基本から外れないほうが余計に悩まなくて済むかなと思います。


てなわけでいじょ。







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