過去の飼育環境 その1
先日の記事(飼育環境についてあれこれ)で”試行錯誤を繰り返してきた”と書いたが、
没になった環境には”我が家に合わなかっただけ”と”誰にも薦められない”の二パターンある。
今回は時系列順に我が家の飼育環境の歴史を追っていく。
ラットたちの手強さ、ニンゲンの浅はかさと成長が垣間見えるだろう。
前回とは記事の方向性が違い、寝かせすぎて発酵気味の感情が随所から漏れている事を先に断っておきたい。
1.子ラットが初めて家に来た時:2020/5/B〜2020/5/E
初めてラットを迎えるにあたりネットで色々調べまくってから色々と購入したものの、あまりに儚かった設備達。
ケージ:アクリルのハムスターケージ(幅×奥行×高さ):35×25×25cm
利点:透明なので中の様子が分かりやすい、上部の空気穴が多いものだったので通気性もぼちぼち
欠点:ラットの成長速度をナメてはいけない(使用期間:20日)
床材:紙のほぐれやすい床材
利点:汚れた部分だけを捨てやすい、床材を寝ぐらに運ぶ毛玉の姿がかわいい
欠点:結構汚れるので量を使う、紙由来の埃が気になる
さんぽエリア:小動物用の折り畳み式ペットサークル
欠点:子ラットのジャンプ力をナメてはいけない
2.上下運動させたい期:2020/5/E〜2020/8/B
毛玉の身体能力の高さに慄きつつ、部屋んぽの時間が十分に取れていないと感じていた頃。
そんな中、ラットには上下運動が大事だと聞き齧り奮発した結果の設備。
ケージ:ホーエイ 35快適ロングハウス(幅×奥行×高さ):37×41.5×94㎝
床材:底アミの下にペットシート・隅にうさぎのトイレ砂(固まらないもの)
利点:毛玉も大満足な高さ。これのおかげかその後も高い所にひょいひょい登っていた。全体が網なので通気性が良い。プラ底部のトレーが引き出せるのでペットシートの取り替えが容易。階ごとに封鎖出来るのも利点だったかもしれない。
欠点:おしっこ被害が大き過ぎた。
毛玉のお気に入りトイレエリアが各階の壁側隅だった為、壁や床などに気づかないうちに結構な飛び散り方をしていた。
今でこそ、壁や床に防臭防水シートを貼れば良いのではないかと考えつくのだが。
あと、毎日のおしっこエリアと床面の拭き掃除はさて置きケージのデカさと重さ故に丸洗い掃除が中々の重労働だった。
週一の丸洗い(出来ない週もあった気がするが)で2ヶ月経たない頃、一部の壁網が毛玉のおしっこに負けて腐食し始めた。
散々こき下ろした高層ケージだが、上下運動の点からもマメな方ならアリなのではないかと思う。
その際は、天網の更に上に行けないようにする・外壁など周りの装備を強化する等はあっても良いかもしれない。
そういえば、実際似たケージを使っているラット飼いの方も見たことがある。脱帽である。
散歩エリア:書斎の一角を風呂の蓋で封鎖し部屋んぽ(2022/5/E~6/M)
利点:リビングよりは危険を排除しやすい
欠点:本棚・ラックに潜り込む&登頂する。本の背表紙を齧らないでくださいお願いします
隙間に入れないようにガードしてもそれを易々と越えて来る。
放置はまず無理(毛玉は何時だって脱走する気満々)。
巨ケージを毎日書斎まで運ぶのつらい(温度環境的にケージは基本リビングに置きたい)
さて、巨ケージに変更して以降いよいよ書斎での部屋んぽに限界を感じていた。
ついでに、お気に入りの本の背と比例して持ち主のメンタルも限界を迎えていた。
・リビングでの快適部屋んぽへの道:(2022/6/M~)
リビングで部屋んぽすべく、とりあえずリビングの一角を区切ることにした。
これが記念すべき毛玉エリアα版、毛玉エリア時代の幕開けである。
・ver.1 フィルム加工の厚手の段ボールで侵入されたくない所をカバー
初期は立て掛けて重り等で支えているだけだった。撤去はしやすいが耐久性は雑魚
・ver.1.5~2 毛玉エリア内の装備を少しづつ強化していく。毛玉エリア固定される
毛玉の足に優しさをプラスするべく床にジョイントマット(100均)を敷き、
壁面をプラ段ボールと板段ボールでカバーした。ニンゲンの出入り口は風呂蓋。
これで一応、ニンゲンがリビングにいる時はエリア内で部屋んぽ出来る環境にまではなった。
外見は透明感など皆無で全体的にやぼったく、リビングはかなり狭く感じた。
ちなみにこの頃アイリスオーヤマの消臭無香ビーズに出会って以降、
空気清浄機導入前まではめちゃくちゃお世話になった。
無臭でシーンを選ばないので全人類にお薦めしたい(地元企業なのも込)
その後毛玉エリア環境革命が起こるのだが、長くなりそうなので今回はここまで。
その2に続く。
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