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ネクタイ セッテピエゲ

こんばんは。僕です。

今日はネクタイの話を少し。
何年も前から持っていて薄汚れたり擦れたりしたネクタイが何本かあったので、処分をしたら種類がだいぶ減ってしまいました。
という事で何本か新しく購入したのですが、今回はそのうちの1本の話です。

BVLGARIのネクタイですね。意外と可愛いですよね。
皆さんはネクタイの構造ってご存知ですか?
まあ、生地の種類は色々ありますがここではシルクという体でお話を。
通常のネクタイはシルクを3つ折りにして出来ていて、その中には剣型の芯地が入っています。
この芯地のお陰で結びやすくて、型崩れしにくいネクタイとなります。
今回購入したネクタイは違うタイプのものとなっています。タイトルでネタバレしてますね。

セッテピエゲという種類のネクタイです。
セッテピエゲ(sette pieghe)とは、ネクタイの縫製方法のことで、イタリア語でsette(7つの)pieghe(折り目)という名前の通り、通常のネクタイよりも薄手のシルク生地を7つ折りにしてネクタイに仕立てたものです。
メーカーによっては4回畳んだものもセッテピエゲと呼んだりしますが、イタリア国内においてもこれといった基準はないようです
このBVLGARIのネクタイも4回畳んだものですね。

セッテピエゲの1番の魅力は、ネクタイを結んだときの自然なボリューム感、そして丸みを帯びた柔らかな風合いが首元にプラスされることです。
スーツスタイルの表情はVゾーンで表現されますが、その表情を決めるもっとも大きな要素はネクタイの色と質感です。
ネクタイにセッテピエゲを使うことで、Vゾーンのボリュームが増して男性的な立体感が強調されますが、単純に男性的な力強さを出すだけではなく、芯地がないことによる丸い柔らかさが出るため、大人の色気や包容力を感じさせる…らしいです。笑
僕自身も初めて買ったのでまだ何とも分からないのが正直なところです。

一方、セッテピエゲにはいくつかの注意点もあります。
まず値段が高いこと。セッテピエゲは通常3つ折り分の生地を倍以上の7つ折りの生地で形作っています。そのため、単純に1.5-2倍近い料金設定がされています。
また、セッテピエゲは芯地が入っていないため、慣れるまでは現在のネクタイよりも少し結び難さを感じるかもしれません。
同じく芯地が入っていないため、シワや型崩れを起こしやすいうなります。
とくに、ネクタイのメジャーな収納方法に”丸めて収納”がありますが、セッテピエゲは丸めると型崩れの原因になります。
このようにセッテピエゲはデリケートなネクタイのため、クリーニング料金も高くなる場合があります。というよりも、通常のクリーニングよりも丁寧に仕上げてもらうべきとなります。

とりあえず、明日にでも使ってみるつもりなのでTwitterでこっそりと呟いてみます。
綺麗に結べなくて普通のネクタイに逃げないように応援してやってくださいw

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