染谷拓郎

1987年生/株式会社ひらく代表取締役社長 https://hiraku.info…

染谷拓郎

1987年生/株式会社ひらく代表取締役社長 https://hiraku.info /「箱根本箱」「文喫」など"本のある場所"の経営 /プランニングディレクター/R5年度 茨城県常総市まちなか再生プロデューサー

マガジン

  • 株式会社ひらく オープン社内報

    株式会社ひらくの社長として月2回ほどメンバーに向けて送るメッセージを、外部の方にも読んでいただくためのマガジンです。プロジェクトや企画を進める立場の方に読んでもらえるとうれしいです。

  • よんだみたきいた

    毎月の終わりに、読んだもの、見た/観たもの、聞いた/聴いたものを紹介するマガジンです。

  • 感じたこと、考えること

    【気ままなエッセイ】ふだんの生活のなかで感じたことや考えたことを書いていきます。

  • 小さな音楽

    【一分間の即興演奏】気が向いたときにさらさらとギターを弾いてみます。イヤホンをつけて、お楽しみください。

  • 時間について

    「なくても生きていけるものを通じて、気持ちがうれしくなる時間と場所をつくる」を目標にしていたけれど、そもそも「時間とは何か?」がわかっていなかった! 時間に関する本を読んでいき、自分なりに言葉にしてみようという試み。

最近の記事

【オープン社内報#46】きれいな窓です

 こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  今年の桜は長く楽しめたと思ったら、今度はユキヤナギが白く咲き誇り、ツツジは今年も強烈なピンク色の花を咲かせています。春は楽園ですね。ここから5月なかばくらいまでの新緑の季節が、僕は一年のうちで一番好きです。  そして、ひらくが進めてきたプロジェクトも大きな花を咲かせるタイミング。文喫チームが数年に渡って仕込んできた二つの大型案件が開業を迎えます。表参道交差点のハラカドにできる「COVER」、名古屋中日ビルの「文喫 栄」。どち

    • 2024年3月のよんだ みた きいた

      2月は育休期間で、ひたすら家事と雑務に追われていた。新生児が家にいる生活はやはりハードで、とてもじゃないが「休」ではなかった。そして3月。仕事に復帰していきなりフルタイムで月から金。そして土日稼働が2週連続、その翌週も土曜日に働く。 とてもじゃないがいきなり働きすぎだ。別に家に赤ちゃんがいなくても、ここまで仕事を入れすぎると疲れ果てる。挙げ句の果てに、3月末は会食や送別会も重なり、いよいよパンクした。 なんと、3月も通読できた本が一冊もない。ひどすぎる。いまエツィオ・マン

      • 【オープン社内報#45】FY24をはじめるにあたって

        こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  新しい期がはじまりました。この4月からは、引き続き株式会社ひらくの代表取締役社長に加え、新たに箱根本箱を経営する事業会社である株式会社ASHIKARIの代表取締役社長、日販プラットフォーム創造事業本部の副本部長を務めることになりました。  2009年に新卒で入社してから15年(15年!)。その頃は(いまも!)まったく将来の姿を想像できず行き当たりばったりできましたが、自分の働きを通じて少しでも会社や社会に貢献できるならば、その

        • 【オープン社内報#44】「ヴィジョンズ」を聴いて

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  オープン社内報、2ヶ月ぶりの更新となりました。2月の1ヶ月は育休で家で過ごす時間が中心となり、仕事はメンバーに任せて過ごすことができました。改めて、この期間を支えてくれたみなさんに感謝します。ありがとう。  朝早く起きて部屋を整え、朝ごはんとお弁当をつくり、名付けようのない様々な雑事をこなし、夕食をつくり、新生児の世話をし、子どもたちをお風呂に入れ、掃除洗濯をして、気絶したように眠る。「それでライフ・イズ・カミングバック、こん

        【オープン社内報#46】きれいな窓です

        マガジン

        • 株式会社ひらく オープン社内報
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          14本
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          71本
        • 小さな音楽
          26本
        • 時間について
          4本

        記事

          2024年2月のよんだ みた きいた

          2月は、育休で一ヶ月仕事を休んだ。2009年に社会人になってから、一ヶ月間仕事をしなかったのは初めてだ。新生児の世話は妻が見つつ、上の子たちの世話、家事をひたすらしまくる。仕事をしていないはずなのに、普段より忙しかった。育休って休むという字が入っているが、全然休んでない。「育児のために仕事を休んでいる」という状態を指すだけだ。名前を変えたほうがいい。育事とか。 ということで、本は一冊も読めなかった。全員が寝静まったときに見る映像、台所仕事をしながら聴く音楽。それらが2月のよ

          2024年2月のよんだ みた きいた

          2024年1月のよんだ みた きいた

          2月4日は誕生日だ。今日で37歳になった。30代も残り丸3年、そうか、40歳も見えてきているのか。すごい。社会的にも家庭でも、責任がどんどん増えていく。大きくなっていく。減ることはない。 自分らしさとは、自分のために行動するときに発揮されるものではない。誰かのために、社会のために自分を使うときにのみ発揮される。それがようやくわかったので、30代の残り3年間も走っていける(はず)。できれば上の世代にも下の世代にも足を引っ張らず、老害にならず、そうこなくっちゃと思えるようなこと

          2024年1月のよんだ みた きいた

          【オープン社内報#43】マイ・アービトラージ

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  気づけばもう一月も終わりますね。2024年も残り11ヶ月。やるべきことだけでもままならないのに、やりたいこともやりたい。そのために、もっと自分を崖から突き落とさねばと焦っています。残された時間は長くないぞ、という実感があります。  さて今日は、先日開催した「うれしいの断面図」第2回を振り返ってみます。「うれしいの断面図」開催報告についてはこちら   今回のゲストは建築設計を軸にさまざまな活動をされているオンデザインの代表西田

          【オープン社内報#43】マイ・アービトラージ

          【オープン社内報#42】雨のピクニック

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  年が明けてもう半月が経ってしまったことに驚きます。毎年、年末年始でたっぷり本を読んでやろうと意気込むのですが、結局あまり読めないまま終わってしまいます。今回は「クリエイティブ・デモクラシー」「エッセイストのように生きる」を読了。「学習の生態学」はまだ1/5くらい。今年も隙間時間を見つけながら読書を続けていこうと思います。  さて、年明け最初の大きな発表は、「文喫 栄」の開業に関するもの。栄は、六本木、天神に比べエリアがかなり広

          【オープン社内報#42】雨のピクニック

          2023年12月のよんだ みた きいた

          12月は、もう少しで休みだ、もう少しで休みだとカレンダーを一つずつ黒塗りするような気持ちで過ごした。新しい仕事の話をいくつかもらったり、決まったりしたことは嬉しかったが、一方で前にも後ろにも進んでいないような気持ちもしている。 恐ろしい速度で成長していく子供達に対して、自分が適切な行動が取れているか不安になることが多くなった。頭ごなしに怒鳴って叱ったところで、何の効果もないだろう。調べれば調べるほどどうしたら良いのかわからなくなる気がする。これが無知の知かぁ〜と呑気なことも

          2023年12月のよんだ みた きいた

          【オープン社内報#41】「敵か味方か」的見方

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  直近もいろいろありました。文喫六本木は12月11日に開業5周年を迎えることができ、12月24日までは周年記念のキャンペーンが始まっています。  当日の11日は関係者やお取引先さまを招いての交流会。たくさんの方に来ていただけたこと、またメンバーがきびきびと動く姿を目にし、こうした場があることに改めて有り難さを感じています。  さて、オープン社内報、今回の号で年内最後になります。今年1年、読んでくださった方(いるよね、いますよね

          【オープン社内報#41】「敵か味方か」的見方

          【オープン社内報#40】きざしを運用する

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  12月に入ってしまいましたね。世界中の子供たちがアドベントカレンダーを毎朝開くのが楽しむ季節、いいなあ。僕のアドベントカレンダーは、月曜日ペロっとめくると「会議」、火曜日「資料作成」、水曜日「商談」…このペースでクリスマスまで持つか、なんとか逃げ切りたいところです。  さて今回は、ここ最近良い出会いと会話の機会をたくさんいただいていたので、そこで感じたことを書いてみます。  図書館総合展で登壇した際にご挨拶した、ぎふメディア

          【オープン社内報#40】きざしを運用する

          2023年11月のよんだ みた きいた

          ここ最近のテーマは「しのげ」だ。目の前のことをしのいでいると1日が終わっている。例えばこないだの月曜日はこんな感じ。朝5時半に起きて、家族全員の朝ごはんと子供達のお弁当をつくる。身支度をして7時に家を出て出社する。ひたすら打ち合わせなどをこなして20時前に家に着く。すかさず風呂に入り子供達を寝かしつける。運良く一緒に寝ないで起き抜くことができたら、部屋をある程度片付ける。夜のうちに洗濯したものを干す。日中に乾いた洗濯物を畳む。翌朝のための米を研ぐ。そうこうしていると22時くら

          2023年11月のよんだ みた きいた

          【オープン社内報#39】クラフト化する社会

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  今週は2回、木曜と日曜に講演会が続きます。木曜日は静岡県牧之原市で公共空間活用に関するもの、日曜日は茨城県常総市で開催している「Joso Collective」のふりかえりの会として、OpenA /公共R不動産の馬場正尊さんをお迎えします。  人前に出るにあたりいつも心がけているのは、その講演のテーマに関心のある人にとって、なにかひとつその人にとって発見があること。「ああ、面白かった」と思える時間には、たいてい新たな発見があり

          【オープン社内報#39】クラフト化する社会

          【オープン社内報#38】「Now and Then」を聴いた。

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  前回書いた「ドーナツ・モード」の話は、たくさんの方に反応していただけたようです。直接メッセージをくれた方もいて、みんなほんとにドーナツが好きなんですね。僕も大好きです。ここ数年ドーナツは流行していろんなクラフト・ドーナツのお店が増えていますが、ドーナツ・モードは「心に穴が空いている状態」を指す新たな言葉とそれを表現するブランドとして、差別化できていけるといいなと思います。  早く企画書をつくりたいんだけどなかなか手が空かず、思

          【オープン社内報#38】「Now and Then」を聴いた。

          2023年10月のよんだ みた きいた

          10月は自分と家族と仕事仲間を褒めてあげたい気持ち。みんな毎日よくやってるよと肩を叩いてあげたい。自分自身で言えば、ずっと体調が悪く、基本疲労度60%より元に戻らない感じ。いくら充電しても充電満タンにならないスマホのような状況で、バッテリーを交換しなければいけない時期に来ている感じ。 10月で一番感動した体験は2つある。一つ目は千葉県にある喫茶/チョコレート屋である「くにおか」さんにいけたこと。本来の目的であるmitosayaさんも素晴らしかったけど、たまたま立ち寄ったくに

          2023年10月のよんだ みた きいた

          【オープン社内報#36】「ドーナツ・モード」というブランドをはじめます。

          こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。  右を向いても左を向いても秋、という感じ。この時期は本当に過ごしやすいですね。5月上旬と10月の中旬にしか出現しない「気分は最高モード」を少しでも長く楽しみたいところ。  今号は、「気分は最高モード」の時期にも関係なく現れる「気分が落ち込む時の話」をしてみます。僕はここ数年ずっと本当に忙しない日々を送っていて、そのせいなのか、数ヶ月に一度のペースで心と身体がまったく動かなくなってしまうときがあります。それはだいたい天気のいい朝に

          【オープン社内報#36】「ドーナツ・モード」というブランドをはじめます。