男性育休取得者としての雑記メモ その2

IT企業勤務、男性、36才、13週間の育児休暇取得中、残り4週間。

1.あっという間の育休期間

「子供がかわいい」と思っているだけで、あっという間に育児休暇期間の3ヶ月が過ぎてしまいそうだ。この調子で、下手したら20年くらい「子供がかわいい」と思っているだけであっという間に過ぎてしまいそう。

2.子供がかわいい理由

うちの子が一番かわいいはずなのに、他の人はその人の子供が一番かわいいと思っているらしい。なぜだろう。僕なりに考えてみた結論は「今までの愛着がある自分の顔と、その人の好みによって選んだ配偶者の顔の、双方に似ているから」というもの。要するに自分と妻に似ているからである。

3.論理学的「のろけ」分析

ここまで2連続で子供や妻に対する「のろけ」に相当する文章。そもそも「のろけ」とは何だろうか?
何かに対する嫌悪を表現することより、何かに対する愛情を表現した方が、読者の心境が好ましくなる確率が高いに決まっている。愛情の表現を抑えなければいけない理由はない。
不妊治療(僕たち夫婦も経験済)をしている方にとっては不快かもしれない。そういう方には申し訳ないけれど、不妊治療をしている人は、「嫌悪の表現を見て不快になる人」よりも圧倒的に人数が少ないはず。
論理学的思考能力は、人生肯定感や社会の多様性につながると本気で思う。これについては長くなるのでまた別の記事として。

4.男性育休取得者クラスタ

論理学的思考能力を身につけると常識というものを信じなくなる。常識はその性質上、観測地点によって変わってくるので、信じるに値しない。
論理学的ではない「それぞれが思う常識」を信じている人たちによる「夫はこうあるべき、妻はこうあるべき」という考え方が、世の中の男性育休取得者を苦しめているらしい。育休に入ってから男性育休取得者クラスタのインターネット記事を読むようになり、初めて気づいた。
僕自身はそんなに困ってない。もともと非常識な感覚だから気づいてないだけかもしれないけれど。

5.料理恐怖症

僕は料理が苦手だ。「男性だから台所に立たない」というポリシーがあるわけではない。性差ではなく、個人的理由によるものだ。「強火で短時間熱した結果と、弱火で長時間熱した結果が異なる」というのが感覚的に予測できなくて失敗する。焦がしたり、逆に中まで火が通らなかったりする。軽度の発達障害なのかもしれないし、論理学的思考によって常識思考を排除しすぎてしまったのかもしれない。
それでも、だし巻き卵と親子丼と鶏の照り焼きはできるようになった。なぜか鳥ばかり。

6.3歳の娘とのデート

ショッピングモールの屋上に公園のような遊具がたくさんあり、3歳の娘と2人でよく行っている。当然、おもちゃ売り場でも相当な時間を費やすことになる。娘がおもちゃで遊んでいるのを待つ時間の心境は、若い頃の恋人が服を選ぶのに時間がかかって待ちぼうけを食らっている彼氏と同じ心境。連れている女性の発言が「このおもちゃはどうやってあそぶもの?」なのか「この服とあの服のどっちがいいと思う?」なのかの違いがあるだけ。女性の買い物が長いのは、何か生物学的な要因があるのだろうか。

7.結論は前回と同じ

現代社会は複雑さが増している。子供のように生きていけるようになること一番大事にすれば、社会全体のストレスを減らすことができるかもしれない。と、子供と遊んでいるといつも思う。(2ヶ月ぶり2回目)

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