台風の日に避難した件についてメモ
何かの役に立つかもしれないので残しておきます。
家族構成
僕、妻、3歳娘、2か月の赤ちゃんの4人。
賃貸アパートの1階に住んでいる。
土曜午後6時から、日曜午前5時半くらいまで、最寄りの小学校に避難。
避難時に持っていったもの
・スーツケース1つ、リュック2つ、エコバック1つ
一度にもって行こうとして大荷物になってしまった。大人が2人以上いる場合は、余裕をもって避難し、後で1人が残りの荷物を取りに行った方が安全面でもいいかもしれない。風が強かったので。
・傘、カッパ、抱っこひも
僕と3歳娘はカッパ&傘、妻は赤ちゃんを抱っこひもで抱いて傘をさして避難。
僕の傘は風で飛ばされてしまった。3歳娘の傘も飛ばされそうになり、危なかった。
風が強かったので、カッパを着ているのであれば傘をささない方が安全だった。
・服着替え1回分、タオル
1泊想定だったので着替えも1回分持っていったが、行きでびしょびしょになり避難所に着いてすぐ着替えた。
・現金、通帳、銀行印
その他の荷物と一緒に大きなバックに入れてしまうと、トイレ等ちょっと席を離すときに不安になる。小さいバックに入れるべきだった。
・大人の毛布1枚、子供の毛布1枚、抱っこひもカバー
持っていって正解。避難所で支給された毛布はすごく薄かった。3歳娘に大人毛布を敷き、赤ちゃんに子供毛布と抱っこひもカバーを敷いて寝た。
・懐中電灯 兼 モバイルバッテリー 兼 ラジオ
懐中電灯として、深夜ミルクを作るのに重宝。モバイルバッテリーとしても重宝。イヤホンがなかったのでラジオとしては使わなかった。
・おにぎり、卵焼き、食パン、お菓子、ペットボトル麦茶
甘いものがあると気分的に楽。
・おむつ、防臭袋、哺乳瓶、粉ミルク、粉ミルクを溶かす用の熱湯が入った水筒、混ぜて熱湯ミルクを冷ますための純水
子供とお出かけする時の必須アイテム。おむつはかさばるのでどのくらいの量を持っていくかで迷った。
・絵本2冊
3歳娘の寝かしつけ用。うまく寝てくれたけど、深夜2時に起こされてもう1回読む羽目にもなった。
・キッチンパック、ジップロック
使わなかったけどあって困るものでもない。
反省点
正常バイアス
当日の行動を振り返ってみると、正常バイアスがガンガン効いていたなあと思う。避難勧告が午前10時に出ていたが、川の水位などを確認しつつ、まだ大丈夫だと思ってあまり準備してなかった。避難したのは午後6時くらい。赤ちゃんがいるということと、1階に住んでいて近隣に親戚がいないということから、もっと警戒するべきだったのだと思う。前日までも、断水や停電は考えていたが、避難についてはあまり考えられていなかった。
持ち物リスト
事前に持ち物リストを作成しておくべきだった。住んでいる地域のハザードマップは印刷しており、そこに書いてあった「持ち物リスト」をベースとして持っていったが、どのくらいの量を持っていくのかという迷いがあった。天気予報を見つつ「夜が明けるまでの避難として、そこまでに必要なものを持っていこう」と決めたのは良かったと思う。でないと持ち物が際限なくなってしまう。
プライバシー
今回の避難所は小学校。最初は体育館だったようだが、1階部分しかなく、川が氾濫すると浸水の可能性があるということで、僕らが避難したときは校舎の2階以上が避難所になっていた。「教室は通っている生徒のプライバシーの問題があるので入れません、図書館や理科室のような特別教室か、廊下でお願いします。」とのことだった。特別教室はすでに避難している方でいっぱいだったので、仕方なく廊下で寝た。難しい問題だけど、災害が発生する前の平常時に生徒の保護者に同意を求めておくとかして、教室も避難所として使える仕組みつくりはできないものだろうか。僕が保護者ならOK出すと思うので。
近所付き合い
僕が住んでいる場所は「河川が氾濫したら1階部分までは浸水するかも」という地域だったので、住んでいる5階建てアパートの2階以上の人が泊めてくれたらそれで済むんだけどなあ、という気持ちもあった。だけど、アパートの他の住人の方は、たまに挨拶するけど名前は知らない、という関係性の人たちばかり。普段はその関係性だからこそ干渉されない快適な生活を送れているということもあり、なかなかそのあたりは微妙な感覚ではある。1階で隣に住んでいる人とは、避難のタイミングについて相談したいと思い、初めて話したりもしてみた。
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