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メジャーデビュー25周年!Dragon Ashをリスペクトするミュージシャンたちがその魅力を語る

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。

■メジャーデビュー25周年! トリビュートアルバムリリース

2月1日(水)のオンエアでは、メジャーデビュー25周年を迎えるDragon Ashを特集。
メジャーデビュー25周年のアニバーサリーイヤーを記念して、2/22(水)に初のトリビュートアルバム『25 - A Tribute To Dragon Ash -』をリリースするDragon Ash。このトリビュートアルバムには、盟友と呼べる13組のアーティストが参加。記念すべきデビュー作となった1st mini Album『The day dragged on』から最新Album『MAJESTIC』まで、Dragon Ashのオリジナルアルバム全13作品から1曲ずつ選曲されている。

今回番組では、そんなDragon Ashをリスペクトするミュージシャンたちがその魅力を語ってくれた。

まずDragon Ashの魅力を語ってくれたのは、MAN WITH A MISSIONのJean-Ken Johnny(Vo.)。Dragon Ashが音楽シーンに与えた影響、他のアーティストと一線を画すと思うところはどこか訊いてみた。

Jean-Ken Johnny:難しい質問ですね(笑)。あんまり大仰なことは言えませんけど、僕自身が非常に90年代の音楽、オルタナギターロックやヒップホップ、ミクスチャーなどに影響を受けた身でもあるので、やっぱりそれをデビュー当時からあの年齢あの時代にやってのけた人たち、先駆者の一人だと思います。
多くの方々が影響受けてると思うんですけども、それをさらに説得力も携えながらも、社会性というか本当に日本中を巻き込んでカルチャーごとひっくるめたあのムーブメントを起こしたっていうところで、やっぱり他の追随を許さないのかなとは思いますね。
単純に同じ音楽を愛してる、そのバンドが活躍してるのを見て、代弁者っていうつもりはもちろん当の本人達はないと思いますけれども、同じジャンルが好きな自分としてはものすごく心強いというか、頼もしいなと思いながらずっと見ていた記憶があります。

そんなJean-Ken JohnnyがセレクトしたDragon Ashの1曲は、MAN WITH A MISSIONがトリビュートアルバムでもカバーした『Fantasista』。

Jean-Ken Johnny:『Mustang A Go Go !!! 』とか『Under Age's Song』とかめちゃめちゃ好きな楽曲なので選びたいところなんですけれども、自分たちの宣伝もしちゃおうかなってことで、トリビュートアルバムで僕らがカバーさせていただいた『Fantasista』を選曲しました。
カバーさせていただきまして、本当にありがとうございます! 数々の代表曲がありますけれども、ライブの鉄板楽曲をMAN WITH A MISSIONが手がけさせていただいたというのは、本当にハードルもめちゃめちゃ高かったんですけど光栄の限りでございます。

■Dragon Ash は、バンドの一つの理想型

続いて、SPECIAL OTHERSの柳下武史(Gt.)が登場。まずは、Dragon Ashとの出会いについて訊いてみた。

柳下:Dragon Ashを初めて聴いたのは、1998年頃に地元のローカルTVでライブ映像だったと思うんですけど、それを見てすごく衝撃を受けました。
当時、僕はまだ高校生でバンドは始めてはいたんですけれども、もう全然ヘナヘナな人間だったのでDragon Ashのアバンギャルドでアーティスティックな雰囲気はやっぱり憧れましたね。
それでいて一つ一つの音の存在感も強烈だし曲もめちゃくちゃかっこいいし、これはもう完璧なバンドが現れたなっていうのが当時の印象でした。

柳下が感じるDragon Ashの魅力とは……。

柳下:バランス感覚というか、どんなタイプの楽曲をやってもDragon Ashとしての均衡が必ず保たれていると思います。本当どんな曲調であろうが違和感なくDragon Ashとして聴こえてくるっていう。
それって簡単なことではないと思うので、メンバー間に共通する音楽のセンスだったり、その楽曲内での楽器の押し引きのバランスだったり、そういう感覚的な部分がバンド内でうまく共有できているんじゃないかなっていう気がします。
そういう根っこの部分でバンドとしての強度が高いから、もうどんなことをやってもDragon Ashになるっていう。それはもうバンドの一つの理想型ですよね。本当に最高なバンドだと思います。

そんな柳下がセレクトしたDragon Ashの1曲は、初期の楽曲の中でも特に好きな曲だという『陽はまたのぼりくりかえす』。若かりし頃に特に聴いていた曲とのことで、この曲を聴くと当時のいろんな記憶が蘇ってくるという。

■全てのいいとこ取りでカッコいいバンド

続いて、SiMのMAH(Vo.)がDragon Ashの魅力を語ってくれた。

MAH:Dragon Ashとの出会いは、12歳ぐらいのときに『陽はまたのぼりくりかえす』が発売されて、めちゃくちゃかっこよかったですね。
Dragon Ashの何がすごいかって、バランスの良さだと思う。なんかもう全てのいいとこ取りでカッコいいバンドいないかなってなると、Dragon Ashなんですよね。
仮に五角形のグラフがあったとしたらもうめちゃくちゃ綺麗な形をしていて、しかもそれがめちゃくちゃ高いレベルでまとまってるみたいな、そういうのがDragon Ashのすごさだと俺は思います。

そんなMAHがセレクトしたDragon Ashの1曲は、『Lily of da Valley』に収録されている『Deep Impact feat. Rappagariya』。

MAH:この曲は、Dragon Ashがカッコいいっていうのはもちろん、フィーチャリングしているラッパ我リヤの山田マンさんの歌い出し「俺のやってるのはラップ画数は七画/和訳する必要は無く/はまる」っていうこのパンチラインは、俺、本当に日本語ラップ詞に残るパンチラインだと思うんですよ。“どこで思いついたんだこんなの”みたいな。
そのパンチラインを山田マンさんに産ませたのがロックのバンドの曲だったっていうのがまた面白くて。ヒップホップがめちゃくちゃ人気の今だからこそ若い人にもぜひ聴いてほしいなと思って選びました。

続いては、NulbarichのJQがDragon Ashの魅力を語ってくれた。
まずは、Dragon Ashとの出会いについて。

JQ:中学生だったかな、アルバム『Viva La Revolution』との出会いがきっかけです。その頃はもう日本中がバンドブームでみんな学生バンドやっていて、そんな中で出会ったんですけど、とりあえず衝撃を受けましたね。
まず時代を変えたのがやっぱり一番大きいのかなと思います。日本列島を巻き込んだバンドっていうのはなかなか出てくるものじゃないですし、やっぱり全然ひと味違ったイメージがあります。
僕の中ではとにかく生き様が理想だったので、いつか自分が音楽をやることがあるならば、なれるなら、こういうバンドとして世の中に受け入れてもらえると嬉しいな、みたいな。本当に理想ですね、大好きです。

そんなJQがセレクトした楽曲は、『Viva La Revolution』に収録されている『Drugs can't kill teens』。

JQ:もちろん全部なんだけど、僕の思い出と掛け合わせてあえてセレクトするなら、『Drugs can't kill teens』です。
もちろん僕もカバーさせていただいたこともありますし、自分で聴いていてもそうだけど、やっぱりイントロの馬場さんの旋律から“せーの”で全員がその一拍目に集中するあの爆発力みたいな部分っていうのは、青春かましてる学生だった僕からすると、もうとてつもないエモさがそこで“どかーん”って爆発する曲だったので、なんとも言えない感覚になったのを覚えています。

PC・スマホアプリ『radiko.jpプレミアム』(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は『radiko.jpタイムフリー』機能で聴き直せます。

【番組情報】J-WAVE 81.3FM『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 22時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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