見出し画像

世界合唱の日直前!ポップスに欠かせない存在“コーラス”にフォーカス!

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。

12月7日(火)のオンエアでは、「世界合唱の日直前! このコーラスがすごい 第二弾」をテーマにお届け。

■このコーラスがすごい! 2021 邦楽編
毎年12月の第二日曜日は「世界合唱の日」。楽曲の厚みを増す、声の魔法「コーラス」は、ポップスに欠かせない存在。2021年もあと少しということで、今年リリースのものから「このコーラスがすごい」という楽曲をセレクトした。
ゲストには、シンガーのSolmanaとモノンクルの吉田沙良が登場。

早速、今年コーラスが熱かった楽曲をチェック。まずは邦楽編からスタート!

あっこゴリラ:「このコーラスがすごい! 2021 邦楽編」、1曲目は? 
吉田:宇多田ヒカルの『PINK BLOOD』です。
あっこゴリラ:前回のコーラス特集で来てくれたAAAMYYYも、「宇多田ヒカルのコーラスは全楽曲ヤバい」「コーラスに関しては宇多田ヒカルの影響しか受けていないかもしれない」と大絶賛されていましたが、やはり宇多田さんのコーラスワークは独特ですか?
吉田:独特ですね。実は私も、邦楽アーティストの中では一番影響受けているかもしれない。独特というか、シンプルに言うと昔からコーラスの音量がデカい。
あっこゴリラ:この『PINK BLOOD』のコーラスが素晴らしかった点は? 
吉田:これはもうコーラスというか、もはや声がシンセサイザーに聴こえたんですよね。気持ちいい鍵盤の音というか、耳障りのいい音に聴こえて。それこそ主線のメロディもコーラスも完全に同じくらいの音量で存在してて、フレーズが3つくらい一気に流れる瞬間とかあるんですけど、全部邪魔じゃなくて完全に同居してるっていうコーラスが新しいというかすごいなって思いました。


あっこゴリラ:「このコーラスがすごい! 2021 邦楽編」、2曲目は? 
Solmana:Solmanaで『Love Shower (feat. AAAMYYY、ermhoi、Nao Kawamura、吉田沙良(モノンクル)』です。
あっこゴリラ:まさかのご自身の曲! メンツヤバいですね。この曲のコーラスは、かなりこだわったんですか?
Solmana:自分の楽曲ですが、コーラスアレンジは吉田沙良ちゃんが完全に一人でやってくれています。吉田美奈子さんのカバー曲で、私がプロデュースとアレンジを行い、ビートなどのトラックメイクを ermhoi_が行い、その上でコーラスアレンジは沙良ちゃんに丸投げしました(笑)。

というのも、沙良ちゃんのコーラスに対する才能がエグ過ぎるので、どんな曲になるのかやってもらいたかったんですよ。デモが返ってきたとき、凄すぎてもはや怖かったです。
あっこゴリラ:全員がオリジナリティのあるシンガーですが、吉田さんはコーラスワークを振られたときいかがでしたか? 
吉田:「めっちゃやりたい! 」って言って、やらせてもらいました。特にイントロダクションは、完全にコーラスだけで作ってほしいって言われていたので、自分の中でもそこにめちゃめちゃ力入れてやったんですけど、すごく楽しかったです。新しいことに挑戦させてもらった感じで嬉しかったです。
あっこゴリラ:実は吉田さん、「今年携わったコーラス仕事で印象に残っているものは? 」というアンケートで、まさにこの曲をあげていたんですよね。
吉田:はい。言い換えると、一番大変だった(笑)。


あっこゴリラ:声を重ねて、テンションが上がったり、ゾクっとする瞬間など、コーラスをしている人しか共有できない「あるある」ってありますか? Solmana:ただ音的にハモってるだけでなく、それぞれとの声の音色の混ざり、リズムの感じ方、グルーヴ感が高まって、完全にブレンドする瞬間あるんですよ。これは聴いている側も気持ち良いだろうけど、何より歌っている側が死ぬほど気持ち良いです。
あっこゴリラ:へえ~! 吉田さんはどうですか? 
吉田:Solmanaとちょっとかぶっちゃうかもしれないけど、頭の中だけで組み立てたハーモニーが音になったときに、実際の重ねた声の数より大人数で歌ってるかのように、倍音が鳴る瞬間があるんですよね。そんなときはライブでもレコーディングでも、めっちゃ気持ちいいですね。

■このコーラスがすごい! 2021 洋楽編

ここからは、「このコーラスがすごい! 2021 洋楽編」題し、ゲストのお二人がセレクトした曲を紹介した。

あっこゴリラ:「このコーラスがすごい! 2021洋楽編」、1曲目は?
Solmana:王道ですが、Silk Sonicで『Smokin Out the Window』です。
あっこゴリラ:出た出たー! この曲のコーラスが素晴らしかった点は? 
Solmana:わりとオールドスクールでけっこうソウルな曲が多いので、コーラスも70~80年代特有のサビをコーラスが歌ってメインはフェイクしてる、隙間で追っかけコーラスが入る、Ha-などのシンプルなコーラスが散りばめられていて、ソウル魂を感じるコーラスアレンジになっています。


あっこゴリラ:「このコーラスがすごい! 2021 洋楽編」、2曲目は? 
吉田:James Breakで『Life Is Not The Same』です。
あっこゴリラ:この曲のコーラスが素晴らしかった点は?
吉田:曲を通してもうずっと素晴らしいんですけど、度肝を抜いたのがビブラートがコーラスとメインのメロディの人と全く同じ波のタイミングなのが、なんかありそうでなかったなと思いました。そこまで意識してビブラートしたことなかったかもって、めっちゃショック受けて。それがサビで始まるんですけど、脳みそ揺らされる感の気持ち良さがあってマジでヤバいです。


■このコーラスをすごい! 2021 若手編

最後のブロックでは、ゲストのお二人が気になる若手アーティストを教えてもらった。

あっこゴリラ:「このコーラスをすごい! 2021 若手編」、1曲目は?
吉田:Dinojr.で『Sayonarakun』です。
あっこゴリラ:どんなアーティストなんですか?
吉田:基本トラックからアレンジまで一人でこなす同世代アーティストで、とにかく音像、コーラスのアイディアの作り込みがカッコいいです。
あっこゴリラ:コーラスの聴きどころは?
吉田:この曲は、曲中ずっとコーラスがいるんじゃないかな。展開がコロコロ変わって、おもしろい曲です。すごくポップなのに、めちゃめちゃコーラスがいるっていう、なんか全部いるみたいな(笑)、すごい曲です。


あっこゴリラ:「このコーラスがすごい! 2021 若手編」、2曲目は? 
Solmana:MALIYAで『Your Last』です。
あっこゴリラ:MALIYA、私も知っています! どんなアーティストですか? 
Solmana:いつも私がコーラスをやらせていただいている盟友なんですけど、フューチャーソウル、ジャズ、ポップスを昇華した歌声とサウンドでテン年代を代表するR&Bシンガーです。
あっこゴリラ:すごいキュートだよね。この『Your Last』は、どんなコーラスが聴きどころですか? 
Solmana:この曲のライブバージョンには私も参加しているんですが、90年代のR&Bが好きな人は全員が好きな曲だと思います。グルーヴ感、ブレンド感がふんだんに詰まった一曲になっています。


PC・スマホアプリ『radiko.jpプレミアム』(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は『radiko.jpタイムフリー』機能で聴き直せます。

画像1

【番組情報】
J-WAVE 81.3FM『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 22時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?