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事情通が音楽最高地帯“カリフォルニアの最新アーティスト”を紹介!

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:甲田まひる)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。

■音楽最高地帯“カリフォルニア
アメリカの西海岸に位置し、合衆国最大の人口を誇るカリフォルニア州。ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴ、サンノゼと一度は聞いたことがあるような有名都市が多数存在する。

ハリウッドがある影響で古くからミュージシャンが集まり、50年代から盛り上がったジャズ、ビーチボーイズをはじめとするウェストコーストロック、ファンク、ハードコアパンク、LAメタル、Dr.Dreや2Pacなどのウェストコーストヒップホップ、ここ2010年以降もFlying Lotusらが新しいジャズとビートミュージックでカリフォルニアから世界を席巻するなど、常に新しいジャンルとヒーローを生み出してきた音楽最高地帯である。

甲田まひるがナビゲートした11月9日(火)のオンエアでは、「厳選! カリフォルニア・ニュー・アーティスト! 」と題し、カリフォルニアの最新アーティストを特集。事情通たちが、様々なアーティストを紹介してくれた。

まず1人目の事情通は、アメリカ在住経験もあるバイリンガルのラジオDJ、澤田修が登場。澤田は、名古屋のZip FMで約17年間洋楽ロック番組を担当。さらに、音楽ライターとしても活躍している。尊敬する人物は、元オジー・オズボーンのギタリスト、ザック・ワイルドを挙げている。

甲田:澤田さん的に、カリフォルニアの中でも特に音楽が盛んだなと感じる都市はどこですか?
澤田:やっぱり音楽産業の拠点と言ってもいいロサンゼルスが一番だと思いますが、第二の海辺の都市、サンディエゴのミュージシャンがけっこうおもしろいです。有名どころで言うと、ジェイソン・ムラーズとか、あと個人的に好きなのがインストバンドのCHON! “これぞ、西海岸”っていう心地良いメロディー満載です。
甲田:気になる~。では、そんな澤田さんが注目するニューアーティストとは、どんなサウンドなのか。早速、「厳選!カリフォルニア・ニュー・アーティスト」1組目を教えてください。
澤田:フロムLA! 新世代のスウィートボイス! 「The Marias(ザ・マリアス)」です。
甲田:いま注目のバンドですよね!
澤田:自ら「サイケデリックソウルバンド」と名乗っているLAを拠点に活動する4人組バンドです。今年の8月に、1stアルバム『Cinema』をリリースしました。西海岸らしいというか、インディポップ、ネオソウル系などいろんな要素が入っているサウンドです。
甲田:サウンドももちろんですが、MVも本当にかわいいし、歌声も独特で癒されます。
澤田:たまんないですよね。甘い声のマリアが彩りを与える個性的な音楽性も魅力です。
甲田:注目ポイントは?
澤田:中心人物はマリアとプロデューサーのジョシュなんですけど、この二人の書く洗練された音ですね。

甲田:続いて、「厳選!カリフォルニア・ニュー・アーティスト」2組目は?
澤田:常夏のゆるふわディスコポップ! 「Cola Boyy(コーラ・ボーイ)」です。
甲田:どんなアーティストなんですか?
澤田:カリフォルニア州オックスナード出身のマシュー・ウランゴによるソロプロジェクトになります。もともとロックバンドのギタリストで、影響を受けているのもポール・マッカートニーって言ってるんですが、サウンド的にはめちゃくちゃディスコミュージックなんです。
甲田:へえ~!
澤田:今年の6月に1stアルバム『Prosthetic Boombox』をリリースし、MGMTやアヴァランチーズのメンバーも参加しています。全体的にゆるめのディスコビート、ファンクビートが持ち味です。
甲田:ジャケを見ると、けっこうパンチありますね。すごいハッピーオー! 注目ポイントは?
澤田:『Kid Born in Space』という曲では、障害者として育った経験を歌っていますが、「人に見られたり、理解されなかった若いころの自分にそういった不安を捨てろ。そういう苦悩が自分自身を形成していくんだ」というメッセージが込められています。

■ケンドリックラマーのいとこ! 大注目のラッパー「Baby Keem」
引き続き、ラジオDJの澤田修にカリフォルニアの最新アーティストを紹介してもらった。

甲田:「厳選!カリフォルニア・ニュー・アーティスト」3組目は?
澤田:哀愁のエモポップユニット!「Loveless」です。
甲田:どんなユニットなんですか? 
澤田:2019年秋にLAで結成されたジュリアンとディランの2人組です。
甲田:最近ですね。
澤田:音を聴くとめちゃめちゃバンドサウンドなのに、2人でやっているおもしろいユニットです。
甲田:へえ~!
澤田:今年の6月に1stアルバム『Loveless one』をリリースしたばかりです。
甲田:注目ポイントは?
澤田:2人のすごい野心的な部分を感じます。

ここで、先週デビューEP『California』をリリースしたナビゲーターの甲田まひるも、気になっている「カリフォルニア・ニュー・アーティスト」を紹介した。


甲田:私が気になっている「カリフォルニア・ニュー・アーティスト」は、いま大注目の鬼才のラッパー「Baby Keem」です! 

カリフォルニア州ロサンゼルス、カーソン出身の21歳。Baby Keemは、今ヒップホップ界を騒がせています! ルックスも良く、ラップの実力もあるバリバリにカッコいいラッパーです。あのケンドリック・ラマーのいとこでもあります。

■全米で、ラテン系のラップやクラブミュージックがアツい
2人目の事情通は、現地在住のライター・D姐さんが登場。音楽最高地帯カリフォルニアの新世代を紹介してくれた。

甲田:カリフォルニアのどちらにお住まいなんでしょうか?
D姐:ロサンゼルスのウエストハリウッドってところです。
甲田:やはり現地で「音楽」というものは、生活にがっつり根付いているのでしょうか?
D姐:そうですね。みんなそれぞれ思い思いに楽しんでるってところもあるんですけど、この辺だと、音楽のためにやってくる人も多いですね。有名なライブハウスもあるので、ミュージシャンとかプロデューサーなどもいる地域ですね。
甲田:今、アツいシーンはどんなものがありますか?
D姐:もともとロサンゼルスはラテン系の人が多いところなんですが、いま全米的に流行りが浸透してきてるのが、J. バルヴィンとかバッド・バニーみたいなラテン系のラップやクラブミュージックみたいなのがかなりアツくなってきてますね。

そんなD姐さんからも、カリフォルニア新世代をリサーチ。

甲田:「厳選!カリフォルニア・ニュー・アーティスト」1組目は?
D姐:憧れは、THE BLUE HEARTS!? 10代パンクバンド「THE LINDA LINDAS」です!
甲田:日本人からするとこのバンド名は衝撃ですね。
D姐:そうですよね。日本の映画『リンダリンダリンダ』を観て、そこで流れていたTHE BLUE HEARTSを知り、憧れて曲名をバンド名につけたそうです。
甲田:へえ~!
D姐:全員まだ10代の女の子4人組バンドで、なんと最年少は11歳なんです。
甲田:11歳!? すごい。このバンドの注目ポイントは?
D姐:インタビューを見るとアットホームな感じなんですが、音を出すとバキバキのパンクバンドっていう、そのギャップがまたすごく良いんです。いろんなところにパンクを感じる、もうセンスの塊ですね。

甲田:「厳選!カリフォルニア・ニュー・アーティスト」2組目は? 
D姐:ポップパンクリバイバル! 「Willow」です。ハリウッド俳優/元ラッパーのウィル・スミスの娘さんです。実は、母親のジェイダ・ピンケット・スミスも、元メタルバンド「Wicked Wisdom」のボーカルをやっていたんですよね。
甲田:私もWillowチェックしてるんですけど、音楽性がかなり変わりましたよね。
D姐:そうですね。彼女は、デビューしたときはR&B路線でしたが、最近はポップパンクリバイバルがアツいこともあり、彼女もロック路線にかなりシフトしています。

甲田:「厳選!カリフォルニア・ニュー・アーティスト」3組目は?
D姐:インターネットセレブのTikTokスター! 「LILHUDDY(リルハディ)」です。
甲田:どんなアーティストなんですか?
D姐:まだ19歳のかなりのイケメンです(笑)。平均年齢18歳のインターネットセレブが集まり結成された、Tik Tokコレクティブ「Hype House」の中心メンバーでもあります。今年の1月にシングル『21st Century Vampire』でシンガーデビューしています。


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【番組情報】
J-WAVE 81.3FM『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 22時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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