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sonar-uのまとめ

今後の展開も踏まえてソナーユー社が目指す社会についてまとめました。
我々が乗り越えたい課題や、乗り越えた先に見えるものについて。応援して頂ければ幸いです。

Business -ビジネスについて-

ライブファン参加型サービスで裾野のライブ市場をメジャーに!

弊社は、多くの人が日常的にライブを楽しめる文化を創り、トップアーティストだけでなく、様々なアーティストが活性化し、音楽業界全体が盛り上がってく為のサービス展開を行っています。

定額制ライブ行き放題サービス「sonar-u(ソナーユー)」は、「sonar-u」と提携しているライブイベントに、月額1600円(税別)で行き放題のサービスです。サービス公開後、2019年1月~9月で1,200本以上のイベントをユーザーに提供しています。

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また、今年1月にリリースした、オーディエンス参加型ライブグランプリ「Mudia(ミューディア)」も企画、運営しています。当サービスでは、アプリ上で配信されているライブを視聴し、パフォーマンスが素敵だと思ったアーティストにギフティング(投票)が行えます。そのギフティング(投票)数を出演したアーティストで競い、上位のアーティストが次のステージに進める勝ち上がり形式のイベントで、全国ナンバー1のライブパフォーマンスアーティストをオーディエンスに決めてもらう云わば音楽ライブの甲子園になります。すでに参加した優秀アーティストから今年7月には台湾最大級6万人規模の「覚醒音楽祭」への出演や、8月には西日本屋内フェス最大級の「MUSIC TRIBE」への出演など大きなステージ出演の実績を残しました。
また、「Mudia台湾大会」の開催も予定しており、グランプリ優勝者の台湾アーティストが来日するなどグローバルに幅広いアーティスト支援を行なっています。

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2020年に「sonar-u」と「Mudia」のユーザー主体のアーティストやライブのレビューを主としたメディア「otopos」( https://otopos.me/ )をリリース。オンラインとオフラインを融合させ、より密度の濃いアーティスト支援を展開していきます。

これらのユーザー参加型サービスを通じ、アーティストの末永く活動できる環境を提供し、今後はアジア展開・世界展開を目指していきます

ビジネスモデル-ソナーユー

Problem -解決したい課題-

情報格差によるライブ市場の二極化

近年、ライブ市場はフェス等の大型イベントで成長しています。それらは、大手広告代理店の洗練された情報発信により、イベント情報やアーティスト情報が広く発信され、受け手側も自分が体験したいものか否かを判断できます。
しかし、トップアーティスト以外が活躍するライブ市場では、コアなファンを除いて、アーティストのことや、ライブ情報が一般的に伝わりません。例え知ったとしても、好きなのか嫌いなのか、体験したいものか否かを判断することが難しい傾向にあります。
情報の発信には資金が必要であり、その資金源となるチケット代以外の収入が多くある環境と、チケット代のみに頼らざるを得ない環境との違いも影響してきます。

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小規模のライブイベントのこの様な状況は、例え、PRを行なったとしても、ファン層が少なく、1本1本のイベントの費用対効果に見合わないものとなります。
その様なことから、ミドル層以下のアーティスト市場では、アーティスト自らが顧客の獲得を行わなければなりません。結果、イベントの多くはアーティストの発信力以上のものにはなりません。

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また、ライブ会場でライブを行う場合、チケットの売り上げを「アーティスト」「ライブ会場」「ライブ主催者」で分配しなければなりません。しかし、人が集められなければ「アーティスト」「ライブ会場」「ライブ主催者」の何れかが身銭を切ることとなります。

今後更に人口減少が加速するなか、チケットの単価を上げる選択以外の対策は難しく結果ライブに来るファンの負担となり、ライブに足が遠のく悪循環をもたらしています。

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▲ライブ会場とライブ主催者が同じ場合があります。また、誰が何の目的でライブをするかによって、会場の固定費の負担を誰が負うかが決まります。

Solution -解決策-

オーディエンスの熱量をアーティストの成長とPRの場に繋げる

我々は、「ライブハウスに通うファン」をフックに、情報発信の仕組み化と、市場そのものをメジャーにする仕組みを構築、提供します。

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その為にまず、定額制ライブ行き放題サービス「sonar-u(ソナーユー)」を通して、誰もが日常的にライブ会場に遊びに行ける環境を提供し、市場の延べ動員数を増やします。
「sonar-u(ソナーユー)」のユーザーは定額でライブに何度も足を運ぶ事ができ、、様々なアーティストのパフォーマンス触れることができます。そのライブ体験をレビューとして残していくことで、アーティストの情報やライブ体験の情報がオンライン上で可視化されていきます。その情報を束ねて、蓄積する事で多くの人のライブ体験に触れる事ができるプラットホームとしてアーティストやライブイベントの新規ファン獲得や集客の支援に繋げていきます。

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ライブに足を運んだり、レビューを残したユーザーに対しては「Mudia(ミューディア)」の投票券(ギフト)など、好きなアーティストの成長に繋がる特典を付与することで、ユーザーの行動が好きなアーティストの活動支援になる仕組みが出来上がります。
また、ライブ主催者も「sonar-u」や「Mudia」の売り上げ分配により、チケット代以外の収益が得られ、新たなマネタイズを創出することができます。

これらを提供することで、ユーザーと共に市場を創り上げ、情報の無い市場から情報のある市場へと変化し、また、アーティストの活躍や音楽業界の活性化に繋がると考えています。

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Product -プロダクト-

定額で遊べて、共に市場を創れる楽しみを提供

人口減少に伴い、ライブ会場で遊ぶ事が高額となっていく中、「sonar-u(ソナーユー)」は月額1600円(税別)でサイトに掲載されている全てのライブに定額で参加することが可能です。(2019年1200イベント提供※9月現在)

また、「sonar-u(ソナーユー)」会員は毎月、サポートするアーティストを選定することができ、特定のアーティストをサポート登録すると、そのアーティストの特典を得ることができます。複数のアーティストをサポートしたい場合には追加で月額1,000円(税別)支払うと1組づつ追加でサポートできます。アーティストには、サポート会員から一定のフィーが得られ、1,000会員からサポートされれば年間500万円以上のストック収益が得られます。
今後は「sonar-u(ソナーユー)」会員に対して、会員を継続する事、ライブへ行く回数、ライブレビュー、プラスサポートをする事などで得られるポイントを「Mudia(ミューディア)」の投票券(ギフト)など、好きなアーティストの成長に繋がる特典と交換できるサービスを提供し、好きなアーティストの成長を支援できるようにして参ります。つまり、「sonar-u」でライブをより多く体験する事が、アーティスト活動をより持続的にサポートすることに繋がり、会員の継続率向上にも繋がります。

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「sonar-u(ソナーユー)」会員がライブを数多く楽しむ事が、好きなアーティストのインフルエンサーとして市場の活性化に活躍できる仕組みを構築することで、LTV(ライフタイムバリュー)を向上させアーティストに還元する循環を創り出します。

アーティストの安定した活躍の場を提供

アーティストは「sonar-u」で活動する事で、会員に対しては予約を促すだけで集客しやすい事や、サポート会員がつくことで、安定したストック収益に繋がります。さらに、グッズ収益と組み合わせることで、トップアーティストで無くても経費を抑えてある程度の収⼊を得られやすい環境で活動ができます。
さらに、集客の得られやすい環境の中で「Mudia」に参加することができるため、ファンからの投票を多く獲得でき、より大きなチャンスを掴むことも可能になります。

ソナーユー調査資料2-2

※「Mudia」利用のユーザーはライブ会場の現地に行くともらえる投票ギフトやレビューを書くともらえる投票ギフトがあるため、ライブの集客が多いほどアーティストには次のステージへ勝ち上がるチャンスが広がります。

「Mudia」で勝ち抜くことで、国内外の大きなイベントにも出演できたり、活躍の場が広がります。すでにMudiaの優秀アーティストが台湾の「覺醒音樂祭」へ出演したり、今年の12月には台湾から日本へチャレンジする「Mudia台湾大会」の展開を予定しており、若手アーティストの活躍と交流の場を創出していきます。

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新しいファンとの出会いの機会をより多く創り出し、安定した収益で末永いアーティストの活動をサポートしていくことを目指します。

ライブ主催者への新たなPRや収益方法を提供

弊社は今後、ライブのレビューが投稿できる口コミ型メディアをリリースすることを計画しています。今から情報をストックしていき、ユーザーが体験したいイベントか否かを、AIにより判断できるツールを構築していくことも視野に入れています。この機能を活用し、ライブ主催者の無料のPRの場として活用していただくことを目指します。

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また、ライブ主催者がイベントを開く際に、アーティストのキャスティングや、「Mudia」等のイベント企画サポート、会員集客サポートを行うことで、イベント制作の負荷を削減しながらアーティストが活躍しやすく、ユーザーが楽しみやすい環境を構築していきます。
そして、大型フェスのようにライブ主催者に、チケット収益以外のマネタイズを行なっていける仕組みも構築していきます。すでにあるものとしては、「Mudia」でのライブ配信、投票制のイベントの配信売上の分配によって、チケット代以外の収益をサポートしています。
今後は広告収入の分配や、ライブのVR配信、ライブコマースなどをIOTのサービスと共に街中の音楽エンターテインメントを新たなコンテンツとして市場に投入していき、ライブ主催者やアーティストの新たなマネタイズに繋げていきたいと考えています。

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▲ MaaSとはMobility as a Serviceの略で、「サービスとしての移動」の概念を表すものです。5Gの誕生により、様々な移動型サービスが誕生することが見込まれており、弊社も当技術への応用を検討しています。

Market -市場獲得-

思想に賛同するアーティストと共にユーザー増を計画。さらに、ライブ連動型メディアをリリース予定

「sonar-u」では、今年6月よりアカペライベント、今年7月よりクラブイベントのライブも開催するなど、ロックやポップスやアイドルだけでなく幅広いジャンルでオフラインの地盤固めを徹底して参りました。今後、積み上げてきたオフラインのコンテンツをユーザーの熱量がアーティストの成長に繋がるオンラインのプラットホームで、我々だけでなく、思想に賛同頂くユーザー・アーティスト・ライブ主催者と共に参加型で市場を創り上げて参ります。
我々の思想に賛同頂きアクティブ(毎月ライブ出演するアーティスト)に活動するアーティスト数を現在の100組から2020年までに2倍にしてsonar-u(ソナーユー)会員獲得に努めていきます。2020年には、年間約4,000本のライブイベントをアーティストとライブ主催者と共にsonar-u(ソナーユー)会員に提供する見込みとなっており、2021年までに1,000組のアーティストがアクティブに活動ができるプラットホームに仕上げて参ります。

「Mudia」は、今年リリースされてから、既に年内の開催含めると400イベント以上を開催が見込まれています。今年の12月には「Mudia台湾大会」も開催される予定で、アジア各国から勝ち上がったアーティストを集めて「Start Up ASIA」という、アジアの若手アーティストのグランプリを決めるフェスを2020年には開催し、国際的な展開を目指します。
さらに、今年の年末にはライブ連動型メディアのリリースを予定しています。ライブレビューの書き込みをメイン機能としたもので、会場に駆けつけた方にしか権利を付与しないことで信憑性を担保し、「sonar-u」の新たなユーザー獲得はもちろん、参画アーティスト、ライブ主催者の増加にもつなげていきます。

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蓄積した情報を市場の発展へ

「sonar-u」の運営を通じて、蓄積された多様なデータを将来的に活用し、市場の発展に繋げていくことを考えています。現在検討している具体例としては、様々な若手アーティストのライブ活動履歴と集客履歴でライブ活動の最適化、ユーザーの行動履歴によるユーザーに対しての推薦ライブの最適化、アーティストキャスティングの集客見込みの最適化などです。
客入りに悩みを抱えているライブ主催者や、集客を伸ばしていきたいアーティストに対して情報をシェアしユーザーがより楽しめる市場へ活用していきます。
アーティストの人気状況を基に、ライブ主催者に対してイベントの打ち出し方、見込める客層などを提案し、市場の活性化に寄与していきます。

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Trigger -創業の背景-

トップアーティストでなくても解散ライブでは多くのファンが駆け付け悲しみます。ファンにとってはアーティストが末永く活動して欲しいのです。
素晴らしいライブをするアーティストはトップアーティストでなくても多く存在します。トップアーティストの市場で生き残っていくためにはトップアーティストの市場に関わる方々の分まで稼げるのかどうか。という厳しい現実が待っており、ほんの一握りの成功しかありません。
若手アーティストに投資するのが厳しくなっていく現実の中でどのようにして多くのアーティストが末永く活動できるのかを考え続けた先にトップアーティスト以外の市場のメジャー化という発想に辿り着きました。youtubeやTikTokなども今まで注目されなかった表現者が今の時代だからこそチャンスを掴んでおります。

誰が喜ぶ世界になると一番良いのかと考えつくした結果、街中の音楽エンターテインメントを日々楽しんでいる人達だといきつきました。
音楽業界の源を支えるライブファンと共に新たな市場を創り出していきたいと思います。


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