週末レビュー9月15日:コロンビアMBA2週目、NY串カツ初日、NYお茶屋2回目

MBA授業2週目、土曜日は串カツ初日、日曜日は緑茶屋とめちゃくちゃ体感長く感じる1週間だった。

コロンビアMBA授業2週目

先週Capital Market & InvestmentとFood Entrepreneurshipの授業が始まった。今週はそれに加えてSocial EntrepreneurshipとLaunch Your Startupと言う授業が始まった。先週始まった授業については先週の振り返りに書いた通り。Social Entrepreneurshipは今流行りの持続的に社会にインパクトを与える為に利益をだす企業のあり方、始め方を勉強する授業。早速興味がある社会課題を選んで、同じ興味をもつグループに別れてリサーチが始まる事となった。自分が選んだのは教育。本当は大都市に置ける格差の問題(収入、社会的地位など)をやりたかったが、テーマの領域が7つくらいに絞られていた。自分は格差問題やりたいですとテーマを増やしてもらうように直訴した。英語でなんと言うかわからなくincome differenceやらdefferece in social statusと言っていたら。先生がそれはinequailityだね。正確に言うとそれはeconomic developmentだねと教えてくれた。結局economic development問題に人が集まる気配がなかったので(最低3人必要だった)教育を選んだ。個人的にはNYにおける黒人の教育問題。NYに置けるホームレス(国民比率で言うと日本の10倍以上)に対する教育問題(どうすればホームレスから抜け出せるか)。などそう言うテーマでやって行きたいと思っている。

Launch Your Startupという授業も今週から始まった。この授業では授業の終わりに投資家、ベンチャーキャピタルにピッチをする。実際に毎年この授業から起業家が生まれているので、慶應のオナニー授業とは比べ物にならないなと感じた。家業でもある飲食店に関わるネタでやろうと決めた。その飲食業界の中でも問題となっている廃業率の高さを課題とした。日本の飲食の4年廃業率は約25%(内閣府調べ)で日本に存在する事業カテゴリーの中でその数、率共にワーストの数字。

僕は飲食コンサルと言うのがあまり好きじゃない。当事者でないやつがしゃしゃり出て人生を賭けて挑む人が元々持っているアイディアにグダグダ言うべきではないと思う。大事だと思うのは挑戦する人たちが飲食店を開けるに当たって必要な内装、不動産、仕入れ、その他諸々の基礎になる部分だけをぼったくられないようにサポートすること。失敗しないための最大限の土台を作る。そのあとはその人のオリジナリティで勝負してダメであってもそこに挑戦の価値は大いにあると思う。開業時に無知な人が誤った業者を選択してしまう課題。この業者選定において、最高品質かつ最低価格に抑えられるマッチングをする事でこの課題解決に貢献したい。

これは自分の兄が経営する飲食店で起きた内装・デザイン会社とのトラブルが原体験になっている。今まで20年以上17店舗の出店を経験した兄が内装屋にハメられた。今年の4月に一番大きな店を改装する事になった。今までにないコンセプトのお店だったので、新しい業者を使う事になった。サントリーが紹介してくれたShiftyと言うマッチングサイトを使って1つの業者を選んだ(もちろんあいみつをかけた上で)。結果、店は無茶苦茶な仕上がりになった。現場監督は現場を4つ掛け持ちしている事がわかり。案の定遅延、水漏れ、レイアウトミス、デザインが全然言った通りできないなど問題爆発どころの騒ぎじゃなかった。蓋を開けたら現場監督は4年目(実質3年なのに4年目ですと言ってくるところもムカついた)の小僧。Shiftyのサイトを見てもらったらわかるが、流行りの「私たちのビジョン」はとかっこいい事たくさん書いている。はいはい。もうええねん。こう言う偽善者と金の今年か考えてない経営者のクソがはばをきかせているのでそれをupdateしたいと思っている。兄貴には子供が4人いて、飲食の仕事に兄貴は命を賭けて挑んでいる。Shiftyや内装屋の小僧にその覚悟がわかるだろうか。このタイミングで一番稼ぎ頭の店が水漏れして営業停止になることが何を意味するかわかるだろうか。わからないからこういう事を平気でできるんだろう。

NY串カツ初日、NY緑茶2回目

串カツは別の記事に書いた通り、フライヤーが動かず、キャンセルする事になったので、お茶屋については書こうと思う。

先週価格訴求に徹して失敗した教訓を活かして、価格ではなく、価値を前に打ち出した。日本の本物のお茶とお菓子で休憩するスペースを提供すると言うコンセプトで以下のような店構えになった。結果、来たお客さんの数は同じだった。8名。。。ただ、価格を倍にあげたので、売上は倍になった。

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学んだ事:

1. 価格は買うか買わないかのトリガーではない。抹茶、緑茶とかを好んで飲む人たちは、価格が高くても買う。そもそも健康を気遣っている人たちは年収が高いので、1〜2ドルの違いは問題じゃない。

2. 今のロケーションでどんだけ頑張っても損益分岐を超える事すら難しい。ここで損益分岐を超える為にはランチやらないと難しい

3. SOHO(NYの表参道的な所?)とか抹茶や緑茶の事を知っている健康意識の高い層がいるエリアにお店を構えないと買ってもらう事が難しい。

4. 自分ではまぁまぁイケてると思っていた看板はダサい事に道ゆく人や周囲のフィードバックから気付かされた

まぁ一日二日で何がわかるねんと言われてしまえばおしまいだが。今の時点で失敗する事は確実に予想できる。今又貸ししてもらっている場所を自力で借りたとする。月の家賃は150万円。昨日昼だけの営業ででた売上は28ドル。どんなに少なくとも昼だけで300ドルはいかんと絶対に続かない。

先週に引き続き自分だどれだけ妄想の世界に入っていたか理解できた。むしろ怖いくらい。売れないと言う事実がわかって初めて自分がどれだけやばいレベルで妄想膨らせていたかがわかる。

それにしてもお店一時的に借りてお客さんの反応を見るってむちゃくちゃ合理的だと思う。特にNYみたいに一発の勝負が最低でも5千万かかるところで、この商品は売れるみたいな確信なくスタートする事は2年で約50%が潰れると言われているNYにおいて(コロンビアMBAのFood Entrepreneurshipの教授の資料から引用)自殺行為。5000万のお金を用意できるんだったらそのお金でラスベガスで50:50の賭けをやった方が早く答えがわかるしいいんじゃないか。

利益が出たら帰国まで続けようと思ったが、週末のテストはこれで終わりにする事にした。平日のテストは一度もしてないので、再来週決行する。ネクストステップはもっと市場調査を進めてお客さんに受けるお店のブランディング。商品。その辺をブラッシュアップ。そして、メキシコ人からフードトラック借りて上にも書いたSOHOでお茶を売る試みをする。なぜなら僕の部屋には2000個ものカップが残っていて身動きが取れない状態でもあるから。





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