「ざます」は究極のイメージ戦略だった

「スネ夫さん、おやつの時間ざます!」

子供心に強烈に印象に残っているのが、ドラえもんに登場するスネ夫のお母さんの「ざます」言葉。

これざます↓

一度聞いたら忘れられない響き。

どうやら、この「ざます」が気になる人は多いようで、女性に人気の「ガールズチャンネル」では、こんなトピまで発見しました。

「スネ夫のママ口調でお話するトピざます」
みなさん、楽しそうに「ざます」会話をしています。

それにしても、「ざます」ってそもそも何なんでしょう?
コロ助でいうところの「ナリ」みたいなもの?
ウカルコでいうところの「パス」みたいなもの?

気になったのでGoogle先生で聞いてみたところ、こういうことらしい。

「ございます」→「ござーます」→「ざーます」→「ざます」

つまり、「ざます」はこれと同じ原理↓

「ありがとうございます」→「あっとざいます」→「あざっす」

さらに「あざっす」は略して「AZS」なので、「ざます」は略して「ZMS」となります。

それにしても、現実世界にこんな言葉を使っている人はいるんでしょうか?

これまたGoogle先生によると、以前「探偵ナイトスクープ」で「ざます」言葉を話す人は探す企画があり、高級住宅街として有名な田園調布に1人だけいたそうです。

ほかに「ざます」言葉を使う人で思いつくのは、デヴィ夫人くらいです。
田園調布、デヴィ夫人と聞くと、そこはかとなくセレブ感が漂います。

しかし、デヴィ夫人は大統領夫人ではありますが、生まれは一般庶民と聞いたことがあります。

これらの情報を総合すると、「ざます」は、自分がハイソな上流家庭の育ちであると思われたい人がイメージ戦略として使うのではないか!?という推測ができます。

おそるべし、「ざます」言葉。

今度、高級ホテルのティールームで小指を立ててカップを持ちながら、「おいしいお紅茶ざます」とつぶやいてみようと思います。

今回も読んでいただき、AZS!ZMS!






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