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狂気という名の天才:小沢健二 - Life(1994年8月31日)

いい意味での狂気すら感じるのが、小沢健二の音楽世界です。
少し癖のある声質のため、苦手とする人もいるでしょうが、それだけで敬遠するのは惜しいくらいの天才ではないかと思っています。

以前、SEKAI NO OWARIを初めて聴いたとき、この世界を継ぐのは彼らかもしれないかなと思ったものの、よく聴いていくと全く陰陽の加減が全く違っていました(どちらも素晴らしい)。反省します。

その小沢健二の代表的なアルバムがこの「Life」で、全体に長尺の楽曲が多くて、聴いていると夢幻の世界へと続くような高揚感が次々と広がっていきます。

愛にあふれた歌詞は根っから明るく陽気で、しかも作曲だけではなく、ここまで編曲さえもクオリティ高く表現できる人は、なかなか他にはいないんじゃないでしょうか。
不勉強で音楽理論など詳しいことはわからないけれども、ギターやピアノなどアコースティックの楽曲を、見事に綺麗なアンサンブルとしてまとめています。
そして、それを弾きこなすアルバム参加メンバーも素晴らしいんです。

どの要素もいいため、どの歌がどうとか個別には書きづらいのですが、敢えていうならば「ぼくらが旅に出る理由」でして、本当にこの歌は歳を重ねれば重ねるほど聴いていて味わい深いものがあります。

小沢健二はアルバム収録されていないシングル曲も多くて、いい曲なのに入手困難な楽曲も多い中で、手に入りやすくて聴きやすいこのアルバムが一番のお勧めでしょう。

近年の活動再開は嬉しくてたまらないので、まずはこのアルバムを聴いて、ようこそこちらの世界へいらっしゃい!と歓迎したいと思います。

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小沢健二 - Life(1994年8月31日)
1. 愛し愛されて生きるのさ - 04:23
2. ラブリー - 07:21
3. 東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー - 05:58
4. いちょう並木のセレナーデ - 05:26
5. ドアをノックするのは誰だ?(ボーイズ・ライフ pt.1 : クリスマス・ストーリー) - 06:22
6. 今夜はブギーバック(nice vocal) - 06:11
7. ぼくらが旅に出る理由 - 06:57
8. おやすみなさい、仔猫ちゃん! - 08:00
9. いちょう並木のセレナーデ(reprise) - 00:52

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(kokone)カローラ2にのって / 小沢健二 1995 Ozawa Kenji(VOCALOID cover)
https://youtu.be/D0k6twRv1KM

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