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セミナー参加、『ファウンダーが語る「toC × Big Market の最前線」 #10XTALK』でエモかった事

こんにちわ、久しぶりに記事を書くと思ったらセミナー参加報告です。昨日、参加したイベントがホントに爆速でためになるトークを吐きまくって、その他いろいろエモかったのでおすそ分け。 #10XTALK

参加したセミナーの情報はこちら。(タイトル画もお借りしました)


それから、盛り上がったセミナーゆえか、すでに登壇者の話した事の綿密なログは書かれていて、これよりも抜け漏れなくやれる可能性は無いので紹介してすませます。


セミナーでは、ファシリテーターの大湯さん(@shunsuke00)の合いの手のもと、各者の(聞き応えのある)自己紹介から始まって、初めから良いテンポで進んでました。会場のみんなの気持ちは、こんな感じ。


大きく二つのテーマで話して、1つ目は「マーケット/エントリーの見つけ方」。

※たぶん、これと2題目の仕切りtweetが今回の自分タスクのハイライト。


登壇者の発言は冒頭の参加レポートに譲って、聞いていて自分が印象に残ったこと。(箇条書き)

* 本当に良いサービスは、タイミングに関係なく、小さくても成長の角度はつくれる。
* 熱狂したファンがいるから角度がつくれる。成功のタイミングはわからないけど、調達をして続けられる。
* 妄想がそのままユーザーにハマるのは天才でそうそういない。顕在化してるニーズのペインポイントを無くすショーカットを作るのが成功のもと。
* 今のネットビジネスは、先に取るか、飲み込まれるか。必要なときに調達してグロースしないと、海外のプレーヤーに圧倒的な資金力で飲み込まれる。それは、調達の判断軸でもある。
* グローバルを攻めるにも、一つの場所で熱量高く刺さらないと成長できない。リソースの分散になるだけ。
* グローバル展開するにも、各文化に合わせた展開がいる。ユーザーは複雑な操作はほとんどしない。その中で、必要な次の選択を一つに絞るには、それぞれの文化に合わせる必要がある。

熱量の高いコアファンのグループと丁寧に付き合い、スケールするニーズを把握してペインをなくすショートカットを丁寧に作っていく。この一連の対応は、編集のコンテクストを作り流行を生む作業に通じるところがある。小さいが確実な流れで、世の中を少しだけ動かすための方法だ。

そして、常にたった一つの重要な事に集中する必要性。集中できなければ、リソースの分散が起きて進まい。一方で、適切なタイミングで資金を入れてスケールさせないと海外の資金力の高いサービスに飲み込まれる可能性が高い。 と、「嵐の中で、針の穴を通す」では生易しい様な厳しい挑戦を泥臭く続ける必要ある。冒頭で(積み上げが効くtoB向けSaaSなどに依らず)「toC」にこだわるといった意味が、おぼろげながら感じられる。

矢本さん(@yamotty3)が「泥臭く」と言い続け、創業者の性格がマネタイズモデルの注力ポイントや対象業種のスピード感と合ってるのが続けるには重要と言っていたのが耳に残った。まさに全身全霊を賭けたその上に、運と狂気の世界の様にも感じられる。だからこそ、信じられるパートナーや仲間が必要になるとも言える。

よく考えれば、やってることは当たり前のことだ。慎ましくも自分だって、仕事に全身全霊をかける時には得意に集中できる環境を必死に作ってやっている。それを、彼らはただただ複雑さを増した中でやっている。もちろん、想像ができない厳しさではあるのだけど。ただ、どこか自分の延長線上に居るんじゃ無いかと期待できる。その創業者の想いを広げて、仲間を増やして、ユーザーを増やして、世の中を少し変えるために道を進んでいるんだな。


そして2つ目のお題はこちら。「各マーケットで戦えるチームのつくり方」

※補足すると、1つ目が白熱したので登壇者のトイレ休憩になってわれもわれもと壇上からいなくなっちゃったなか、ツッコミもこなしつつ大湯さんが見事につないでた。


こっちで、気になったことはこんな感じ。(箇条書き)

* 会社のカルチャーを好んで入ってきて、圧倒的な熱量で語ってくれる人。そういうカルチャーを作ってくれる人は大事にして、採用にも関わらせる。
*  チームは集中する。何かをやれば、考える人を増やせば、リソースを消費する。
* 反脆弱性、失敗を乗り越えて強くなるチーム。ルールに従う組織は脆い。ルールは取り払って、心理的安全の担保に注力する。

カルチャーをどうやって生むか、守るかの話も興味深かった。心理的安全性に対するケアがみんなすごかったし、これは最近のコミュニティづくりの中でわかってきた知見にも通じるところがあって興味深かった。
ネット黎明期、少なくともSNSが流行りだしたころから「良いプロダクトのために良い会社(環境)」の思想を掲げる会社は多くて、例えばGREE社やDeNA社なども良く言っていた。今は、中の人のコミュニティ化が進んでユーザーまで巻き込む形で大きなコミュニティを作り出す流れが新しいのかもしれない。それこそ、スマホアプリが流行りだした頃からの流れがだんだんと定着していってるのかな。

聞いててドキっとしたのは、反脆弱性の組織についてで「ルール」が組織を脆くすると言われた時だ。正直、思い当たるふしがあった。
ちょうど組織変更で新しいチームの立ち上げもあって、良いチームづくりのルールを明文化(例えばチームランチなど)しようとしていたのだけど、いまいち盛り上がる気がしないのに悩んでいたのを刺された気分だ。

話していた事例では、自己紹介をすごく丁寧にやる工夫や、自分にとってのエモい話を話させて関与度をあげる取り組みなど、まず熱量の共有と影響し合うことに注力していた。一方で心理的安全性を担保して、コミュニケーションのコストも減らして、ネガティブなフィードバックは軽いうちに片付く様にするなど「熱量を下げない(上げる)」工夫が随所に見られて印象的だった。まずは、できるだけルールの明文化など型にはめるのは避けていこうと誓った。


堀井さん(@shota)のtweetにもある通り、本当に示唆に富んだ「生きた」話だなと、そこに居たみんなが思える様な会でした。ありがとうございます!!


その他、見てて幸せになった事たち。

* 冒頭のtweetの通り、大湯さんのファシリは、高速かつ的確で神がかってた。今までで、一番濃いパネルディスカッションだったかも。
* 良い話のせいで会場も熱量が高く、懇親会も活発だった。
* 上記のtweetにも通じるけど、赤川さん(@jakaguwa)の「サービスの開発に関わり続けないと、錆びる」発言と、同意する一同。
* 何人か懇親会でお会いしたミラティブの人は、誰もが自信を持って楽しそうにしてて良い会社だと思った。
* 関係ないけど、矢本さん(@yamotty3)のTwitterプロフィールのカバー写真がみんな笑顔で素敵だった。
* 久しぶりの知人に会えて、元気そうでよかった。少しいろいろとワイルドな外見になってた。
* radiotalkの中の人に会えてただただ幸せだった。

当日の風を少しでも感じたかったら、Twitterで「#10XTALK」のハッシュタグを追うといいかも。


これが締めですかね。



読んでいて幸せになれたら、僕にも教えてください。きっと、僕も飛び上がるほど幸せです。 感謝の気持ちを、あなたの居るほうへ送ります💌