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人生に必要なプロレス

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2016年夏からプロレスが好きになりました。そんなプロレスファン歴が浅い自分のプロレス活動を綴った記録たち。
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「ひらがなまっする」はDDTの新世界を見せてくれるものだった。“プロレス観戦復帰”に最適な興行だと感じた話

「ひらがなまっする」はDDTの新世界を見せてくれるものだった。“プロレス観戦復帰”に最適な興行だと感じた話

「久しぶりにプロレスを観たいな」と思い立ち、人生初、「まっする(ひらがなまっする)」を観戦してきました。11月9日、後楽園ホールで開催された「まっする3 II〜必殺技大乱発〜」です。

プロレスが好き、と言いながらも、最後にプロレス観戦をしたのは1月末。プロレスリング・ノアの大会でした。

その後、コロナウイルスの蔓延で世界は大きく変わります。人が集まること=感染リスクが高まるとされ、興行ができな

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「俺が“悪いこと”したら観客が沸くのが気持ちいい」プロレスラー横山佳和さんインタビュー

「俺が“悪いこと”したら観客が沸くのが気持ちいい」プロレスラー横山佳和さんインタビュー

岡山出身の魅力的な人に会いにいく企画「岡山生まれのすごい人」。第1回目はプロレスラーとして活躍する横山佳和さん(プロレスリングZERO1所属)に登場いただきます。



——横山選手といえば、以前ラジオ(※1)に出演されたとき、「口下手で寡黙」なキャラが印象的でした。幼少期はどんな感じだったんですか?

※1:リングドクター林雅之医師がパーソナリティーを務める 「ドクター林の健康げらげらクリニッ

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ZERO1すしざんまいPresents「謹賀新年」観戦記

ZERO1すしざんまいPresents「謹賀新年」観戦記

明けましておめでとうございます。新年1発目のプロレス活動(プ活)はZERO1後楽園ホール大会の観戦でした。2019年もこの元日興行に来ました。そのときはプロレス好きな元力士の方と観戦したなあ。その後、もうひとりの元力士さんと合流して、3人で中華を食べた笑。懐かしい。

昨年は相撲活動(スモ活)の方が多くて、プ活は例年より減っていたと思います。が、今年はプ活も思い切り楽しみたいです。そして、見たら見

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旅とプロレス。小倉でしてきた活動10コ

旅とプロレス。小倉でしてきた活動10コ

1月、小倉へ行ってきました。目当ては九州プロレスの観戦です。2泊3日、けっこう動き回って、小倉+周辺の魅力にふれてきました。最近読んだはあちゅうさんの「旅で私がした10のことシリーズ」のまとめ方がすごくわかりやすくて良かったので、まとめ方を真似させてもらいました。

1.小倉駅周辺の商店街を散策

商店街がいくつもあり、賑わいを見せています。楽しい。「梅園」という和菓子や明太子を売っている店で、名

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実力者なのになぜ彼への声援は少ないのか、とか考えるのもプロレスの面白味【プロレスを観よ#5】



プロレスを観ていると、考えることが多いです。ファン歴が1年半と浅い私の場合、技や技の名称は勉強中の身であるため、「なぜあのとき、あの技を繰り出したんだ?」と考えることは少ないです。まだそのレヴェルに達していない、というのが正直なところ。

それよりも、なぜ? と考えるのは、各選手の表現(技や肉体そのものはもちろん、佇まい、待機しているときの姿勢、表情、声など)と、それによって観客がどう反応して

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新日本プロレス観戦+高知市内さんぽ(2泊3日)

新日本プロレス観戦+高知市内さんぽ(2泊3日)



今春から続けてきた「地方旅×プロレス」、12月は高知にやってきました。寒いから暖かい土地がいいな、と思ったんです。単純(笑)。新日本プロレスが高知大会をすると知り、都内でしか観たことがない新日の地方大会を観れるぞと思い、やってきました。

高知龍馬空港へ着いてから、高知市内へ移動するのはバス。30〜40分ほどで高知駅前へ着きます。14時前になっていて、昼食をとれる店がなかなか見つからない。そこ

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あの人に「ありがとう」の気持ちが直接届く。そんな時代に生きている。



あまりにも多くの恩恵を受けているから、現代に生を受けたことに感謝するばかりです。たとえば、インターネットもそのひとつ。

もっと詳しくいうとSNSです。SNSの普及で息苦しさを感じたり、倉持由香さんが寄稿しているようにクソリプに悩んだりする人も多い――そういった負の面は確かにあるけれど、私たちは正の面もたっぷり享受しています。

というのも、「ありがとう」の思い、感謝の気持ちを伝えたい相手に、

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プロレスを観て涙が出る。棚橋弘至選手が教えてくれたこと【プロレスを観よ#4】



何かにハマるときは必ず、最初の「入り口」となる何か(ヒト・モノ・コトのいずれか)はあります。私にとって、新日本プロレスへの「入り口」となったのは、棚橋弘至選手でした。

棚橋選手を知ったのは、プロレスを観る、ほんとにほんとのはじめの一歩となった、自分にとって運命の書ともいえる『プロレスという生き方』(著:三田佐代子)。

本書を読んだ後、棚橋選手が出版した書籍を数冊買って読みました。『週刊プロ

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プロレス取材実績【最終更新2018/1/5】

プロレスラー、プロレス団体など、プロレスに関する取材実績をまとめました。ライフワークみたいなもの。

<2016年>

DDTプロレスリングに学ぶエンゲージメントの極意――ライブ感を極めればプロレスはニュースになる(2016/7/18、ITmediaマーケティング)

スーパー・ササダンゴ・マシンさんに聞く! 周りを引き込むパワポの作り方(2016/8/10、fromAしよ!!)

V字回復のカギ

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人は生まれ変われる。ただし、条件あり【プロレスを観よ#3】



プロレスの面白さのひとつは、選手それぞれが「キャラクター」を持ち、それを自分でコントロールしていることだと思います。選手本来のキャラクターとは別に、所属するユニットのカラーに合わせて、キャラクターを持ったり変えたりすることもあります。

新たなキャラクターを獲得し、打ち出し方を変えたとき、そのプロレスラーは古くなった殻を破り、新たなプロレス人生を歩み始めます。どんなキャラクターを持つか、本人に

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応援する対象を持つ、という幸せ【プロレスを観よ#2】



もし自分に子どもがいたら、今はプロレスにハマっていなかったかもしれない、と考えることがあります。離婚して約2年経ちました。もしあの結婚が続いていて、子どもを産んでいたとするなら、子どもが1歳前後になっています。となると、月に2〜3回もプロレス観戦に行くのは難しいし、プロレスに充てる時間もとりづらそうです。心身の余裕も各種リソースもなさそうな気がします。

離婚して約半年経った頃、偶然なのか必然

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「次世代レスラー」を見つけて応援する楽しみ【プロレスを観よ#1】



プロレスファン歴およそ30年の男性(30代後半)と話す機会がありました。対する私はわずか1年半。悔しいほど大きな「キャリアの差」があります。それでもこの1年半、月に2〜3回は観戦に行くなど、プロレスにけっこう浸かってみて、何も知らない赤ちゃんが言語を習得するかのように、知識や情報をするすると吸収してきたためでしょうか。プロレスという同じ好きなモノを持つ人と普通に楽しく喋れる「言語」を手にしたの

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戦う男は美しくて、眩しい。だから私は観戦にいく

戦う男は美しい。内館牧子先生の『プロレスラー美男子烈伝』恒例の書き出しをパクリました。私にも戦う男性が美しく、眩しく見えて仕方がありません。そして、彼らの戦いを観て、自分の頭で考えて、解釈するなかで、彼らから人生で大事なことを授けてもらっている感覚がある。だから、戦う競技に魅せられているのだと思います。

ちょうど1週間前となる9月18日、ディファ有明で開催されたムエタイの大会「M-ONE 201

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信州プロレス観戦+長野県上田市さんぽ(1泊2日)

信州プロレス観戦+長野県上田市さんぽ(1泊2日)



1カ月前くらいから「GW暇だし、どこか行きたいなあ」と考えて、計画してました。条件は(1)東京から1〜2時間で行ける近場、(2)人があまり多くない静かなところ、の2つ。加えて、旅だけでなく、地方のプロレス団体の大会も観たい。そう思って探した結果、長野県上田市へ行くことに(『真田丸』も放送終了したし、落ち着いているだろうと予想)。

上田市内で昼を食べたいと思ったので、朝8時台の新幹線に飛び乗り

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