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新日本プロレス観戦+高知市内さんぽ(2泊3日)

今春から続けてきた「地方旅×プロレス」、12月は高知にやってきました。寒いから暖かい土地がいいな、と思ったんです。単純(笑)。新日本プロレスが高知大会をすると知り、都内でしか観たことがない新日の地方大会を観れるぞと思い、やってきました。

高知龍馬空港へ着いてから、高知市内へ移動するのはバス。30〜40分ほどで高知駅前へ着きます。14時前になっていて、昼食をとれる店がなかなか見つからない。そこで駅前にあったカレー屋「團十郎」へ。店内にはギターがたくさん飾ってありました。おじさまバンドマン風のマスターが過去に集めたものだそう。カレー美味しかったです。

ホテルへ荷物を置いて市内散策へ。木が南国感あります。この日の高知はとても気温が高く、やっぱり暖かい土地に来たなぁと感じました。

高知駅から徒歩10〜15分圏内のエリアには、商店街がたくさんあります。複数の商店街が交わり合っているエリアも。そのなかには個人で営業するブティックが多く、センスのいい洋服もたくさん。おしゃれな街だな、という印象を受けました。

硬いバームクーヘンが乗った塩ソフトを食します。旅先のソフトクリームは冬でも食べたい。

喫茶店やカフェもおしゃれ。映画館もありました。大丸もあるし、必要なものは駅前で十分揃いそう。

コーヒーハウス POEM」で一休み。いい感じの老舗喫茶店でした。季節のカフェラテ、スイートポテト乗せ。

夜は「喜多楽」という居酒屋で高知の名物をいただきます。カツオのたたき(塩)は絶対に食べようと計画してました(食欲にまみれすぎ)。

これは、うつぼの唐揚。肉厚なカツオのたたき、幸せな気分になるとともに、良質なたんぱく質を摂取しているなぁ、と全身へいいものが巡っていく感じがありました。

初日はここで終了。早々に寝ます。旅に出ると日付が変わる前どころか、22時くらいに寝ちゃったり、8時間くらい熟睡してたりと、睡眠の体勢が整います。だから月1の旅は今後も続けたい習慣です。

2日目。朝はホテルの朝食をいただいてから日曜市へ。

駅前のホテルから徒歩10分程度の場所に、道路を交通規制するかたちで、店がずらりと並んでいるんです。高知は市が盛んな土地だと聞いていて、本当に賑わっていました。出店しているお店もお客も多い。

アジアの旅を思い出しました。今年行ったタイやカンボジアなんかも、個人が店を出していて、活気あふれる市場がたくさんありました。市場はそこに住む人たちにとっての冷蔵庫みたいなもの。新鮮な食料をそこでリーズナブルに調達する、といった感じ。高知の日曜市も野菜や果物、魚、お菓子、日用品など、あらゆるものが揃う場でした。野菜や果物、買いたかったな、、、

生物は消費できないので、ちょっとした和菓子や、その日の昼食用に「田舎寿司」を買いました。魚の代わりに野菜が乗っていたり、野菜が巻かれていたりする田舎寿司。彩りもきれいです。

この時点で昼11時頃。時間が余ったので、四万十川でも行こうかな〜と調べてみると、自分の土地勘のなさ、地理感覚の欠如っぷりに呆れました。高知駅から四万十川に近い中村駅まで行くとなると、特急で片道1時間半。各駅だと片道3時間。さらに中村駅から四万十川を見にいくには、車での移動がマスト。そんなに遠いとは思ってませんでした……残念。ということで四万十川観光は次回ということにして、ここでしか乗れない電車に乗ることに。

昔から電車がちょっとだけ好きなんです。ライトに好き。電車の「色」や色の「組み合わせ」「デザイン」を見るのが好き、という超ライト層。今回乗ったのは、くろしお鉄道。太平洋沿岸を走るので、海を見たいなという気持ちもあり、高知駅から片道50分ほどの「和食(わじき)駅」まで向かいました。和食駅を目標地点にしたのは、単純に移動時間の問題と名前の面白さ。最初「わしょくえき」と読んでました。

和食駅を降りるとなんもない。祖母の田舎へ来たみたいな感覚。ただ、山と海が両方ある。駅から歩いて1分もかからないところにある海辺へいくと気持ちいい。冬の海だと思えないくらい暖かく、明るい海。

日本海が月なら、太平洋は太陽というイメージ。それくらい明るく感じたのでした。

和食駅への滞在時間は30分未満(笑)。その後、和食駅から御免(ごめん)駅まで移動し、御免駅から御免中町まで歩きます。御免中町から路面電車に乗ります。1日のうちにいくつもの電車に乗れて嬉しい。

30分くらいかけて、はりまや橋へ向かいます。はりまや橋は高知駅周辺の一番栄えているエリア(だと思う)。また商店街をうろつきつつ、夕食をとろうと思って入ったのが、「かき吉食堂」という牡蠣が売りのお店。

大正時代から続いているという老舗らしい。牡蠣フライと野菜サラダ、赤だしをいただきます。朝昼と糖質を摂りすぎたので、夜は炭水化物をカット(たいして意味がない努力)。店名の通り、食堂感覚で使える、居心地のいいお店でした。


さて、最後、この旅のメインイベントです。新日本プロレス高知大会は、高知県立県民体育館という、高知駅前から路面電車で10分くらいの桟橋二丁目駅すぐの場所で開催されました。締めの内藤哲也選手のマイクで知ったのですが、高知での大会開催は1年ぶり、同体育館での開催は13年ぶりだとか。だからかぁ、、、と大会開始15分前になっても体育館には長蛇の列(1km以上あったと思われる)ができていたのか、と納得しました。ファンにとって1年に1回のチャンスとなると、そりゃ観にいきたくなるし、絶対に集まるよなぁと思うんです。地方在住のファンとしては、自分のように都内に住んでいて、大会開催数も多いのとは、全然違った思い、感情があるのかなぁと思います。「来てくれた!」「やっとこの日が来たよ!」って思いなのではないか、と。待ち遠しさのレヴェルが違う、といいますか。

試合については、いろいろな見方をしました。純粋にいちファンとして楽しんだり、「沸くポイント」が後楽園ホールのそれとは違うのを感じたり――。

背中で語る硬派な男(と私は思っている)石井智宏選手が、高知では少し違う一面を見せていました。そんな気がしました。

地方のプロレス団体を観戦する活動も続けつつ、東京を拠点に活動する団体の地方大会もちょいちょい織り交ぜていきたいものです。

最終日。高知での最後の食事は「菊寿し」での蒸し寿司。タクシーの運転手さんに「蒸し寿司、食べますか?」と訊いたら、苦笑しながら「いや、食べない。普通の寿司を食べるね」と答えられました。観光客向きのグルメなのかなぁ。

色がきれいでフォトジェニック。普通の寿司も食べたかったですが、今回は機会がなく残念。

最後に。この記録を綴る度に友人や知人から「食べすぎでしょ(笑)」と言われます。食べすぎなのは自分が一番わかってますよ笑。ただ、旅先にいくと、その土地のものを食べたいじゃないですか。そこにある気になる店に入りたいじゃないですか。二度と行けないかもしれないんですよ。そうなると、今味わっておきたい、となるのは自然。その感覚の流れで「1店舗でも多くの店へ行っておきたい」という思いもあります。一期一会の出会いですからね、店も人も。いろいろな飲食店を巡って、その土地土地のものを食すのは、自分の経験を増やすことでもあります。そんな風にポジティブな言い訳をしつつ、来月は小倉市へ行くことが決定。飛行機も宿も押さえ済みです。楽しい予定は多いほうがいい。

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