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著書『はたらく人の結婚しない生き方』(11/14発売)に込めた思い

11月14日に書籍『はたらく人の結婚しない生き方』を出します。翌日15日夜には、友人で仕事仲間でもある兎村彩野さんを招いて、出版記念のイベントをやりますので、ぜひお越しいただけるとうれしいです。書籍と軽食、ドリンク付きです。

タイトルは大人の事情で「結婚しない」をプッシュして見える形となっていますが、「結婚する、だけが人生ではないし、幸せのかたちとは限らない」「いろいろな選択肢があっていい」「結婚したいならすればいいけど、本心でそう思っていないなら、しなくてもいいのでは」と伝えたい思いがあります。

本書を書こうと思い立ったのは、離婚から半年ほど経った今年の6月頃。人と会っているときには元気にふるまっていましたが、ひとりでいるときは悲しさを引きずっていて、完全に吹っ切れたのがその頃だったんです。半年間、いろいろなことを考え続けてきました。

結婚して今よりさらに幸せになれる、と信じていたけれど、私の至らなさにより、結婚生活を維持できなくて、最後には残念な形で終了してしまったこと。離婚前はつらすぎてしんどかったこと。結婚する・しないという選択肢や結婚の意味、パートナーの意味、血縁の意味や子どものこと……etc.

同時に16年1月から、Project DRESSの編集長となって、30〜40代を中心とした女性との関わりが増え、婚活や結婚、離婚について考える機会も多くなりました。そのなかで、どんな人生を送っていたって、皆それなりに悩んでいるのだ、と気づきました。

あらゆる生き方には光もあれば影もある。何にせよ、生きることって楽しいことばかりじゃない。つらいこと、しんどいこともけっこうある。でも、生きるからには負傷しても、なんとか立ち上がらないといけない。たまには逃げてもいいけれど、現実に立ち向かわなくちゃいけない。私はそう考えます。

それならば、後悔のない生き方、自分が本心から望む生き方をしたほうが幸福感や楽しさの総量は、断然多くなるでしょう。それに、自分の人生は自分が主役なのだから、他人からのお節介な指摘や、世間の固定概念にとらわれて、軸をブラしてしまうのはそもそも変。

本来、誰も人さまの人生に文句やツッコミを入れる資格はないし、たとえうるさい人間がいてもスルーすればいい。自分の心と真剣に対話して、人生を作っていけばいい。その生き方を選択していると言えるほど主体的ではなく、気づいたらこう生きてたという場合でも、外部からの影響を受ける必要はない。

そんな思いで書きました。文章のボリュームやテイストの制限もあるため、入れ込めなかった原稿も多々ありますが、それはまた別の何らかの機会に編纂し直したいと思います。

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