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信州プロレス観戦+長野県上田市さんぽ(1泊2日)

1カ月前くらいから「GW暇だし、どこか行きたいなあ」と考えて、計画してました。条件は(1)東京から1〜2時間で行ける近場、(2)人があまり多くない静かなところ、の2つ。加えて、旅だけでなく、地方のプロレス団体の大会も観たい。そう思って探した結果、長野県上田市へ行くことに(『真田丸』も放送終了したし、落ち着いているだろうと予想)。

上田市内で昼を食べたいと思ったので、朝8時台の新幹線に飛び乗ります。指定席はいっぱいで買えなかったのですが、自由席は余裕でした。

11時前に上田駅に到着。ここまではすべて計画通り。荷物をロッカーに預け、目指すは「とんかつ力亭」。人気店ゆえ、開店5分前に店前で待機する慎重派であります(笑)。

肉の到着が遅れているというトラブル発生で、開店時間から40分くらい、ほかのお客さんと共に店内で待機(笑)。GWということもあり、お弁当の注文がやたら多く、それも影響していたのでしょう。手持ちの文庫本を読み終わり、最新の『週刊文春』を読めたのでまあいいか。信州プロレスの大会に間に合えばいい、と思いました。時間に余裕を持って来てよかったです。

昼食のために朝は極軽で済ませたため、「大ロースカツ定食」(1880円)にしました。やわらかくて美味しかった、、、。旅中は脂質やカロリーは気にしない主義を貫きます。

とんかつは当たりでした。しかし、予想外となる40分の待機時間が発生したため、その後の計画が若干乱れ、電車ではなくタクシーで上田創造館へ向かいます(電車は本数があまりない)。上田駅から10分もしないところに、その場所はありました。そう、旅の主要目的である「信州プロレス」の大会観戦です。長野県民と思われる地元の皆さんが、列を作って並んでいました。

信州プロレスとは、2007年5月5日に旗揚げした社会人プロレスごっこ団体。「プロレスごっこ」と自ら名乗っているだけあって、一般的なプロレス団体とは異なる面もあります。

安全第一・台本重視・入場無料・雨天検討の4つを掲げてきた信州プロレスは、この日の10周年記念大会で、ちょうど旗揚げから10周年を迎えたそう。旗揚げ記念大会も、この場所で開催したといいます。それだけ団体にとっても、10年前から観ているお客さんにとっても、聖地といえるくらい、思い入れの強い場所なのでしょう。

中盤では信州プロレスOBが揃う試合も。セカンド篠塚選手の唇を奪いにいくマルコ チョメチョメ選手。同性の唇を奪う選手って……と思わずDDTのあの選手の顔が思い浮かんでニヤリ。

セミファイナルではNOZAWANA論外選手VS蟹K☆ING選手。ふたりは信州プロレスを退団し、プロレスラーになって活動する選手。他の試合とは異なる試合を魅せてくれました。

信州プロレス代表のグレート☆無茶選手。もちろんリングネームはグレート・ムタ選手をオマージュし、学生時代から続けているとか。グレート☆無茶選手の最後のマイクパフォーマンスがすごく良かったんです。大人が子どもみたいなバカなことを本気で楽しみ、コツコツと続けることの難しさ、そしてそれを実現している信州プロレスの魅力を、今回一度観戦しただけですが、感じ入りました。関係者皆が楽しそうだったもの。そして「実況」や「解説」があったのもすごくよかった(東京のプロレス団体でも、会場で実況や解説があれば嬉しいなあと、プロレス歴1年の私は思うときがあります)! 楽しめました。観戦料が無料だったので、帰る前に選手の募金箱へその分のお金を入れて、会場を後にしました。

上田駅へは電車で戻ることに。地元の電車、好きなんです。上田創造館から徒歩8分ほどで、最寄駅の上田原駅へ到着。

無人駅です。単線です。のどかな風景が広がります。

もちろん切符を買う方式。

味わい深さがある電車。7分くらい乗れば上田駅へ到着。

ホテルへ向かう途中、寄り道。上田駅前の「竹風堂」で地元で獲れる小布施栗を中心に、国内産の優良栗を使って作られた「栗あんソフト」をいただきます。これが、びっくりするくらい美味しい。こっくりした栗の特徴が凝縮され、濃厚な栗感たっぷりなアイスが口の中に広がります。天国、、、

夕食時まで時間があるので、ホテルにチェックインして少々昼寝をした後、街歩きへ。路地を入ると夜の街が姿を現します。

スナックが多い。温泉街では夜の街が栄えますね。しばらく散歩をしていたところ、行きたいと狙っていた焼き鳥店が休みだと判明。泣く泣く駅前まで戻ってきました。上田市に来たからには、すり下ろしにんにくが入った醤油ベースのたれをかけた「美味だれ焼き鳥」を食べずには帰れないので、「焼き鳥を提供する個人店」を探します。でも、チェーン店以外、なかなかない……。そんな中、運良く見つかったのが、駅前ビルの地下に店を構える「ろばた焼 幸村」でした。

こちらは馬のもつ煮。馬肉を食べる文化が根づいている上田市。こちらの店でも馬肉メニューが充実していました。

念願の「美味だれ焼き鳥」を食します。大阪の串かつのように、くしをたれに漬けて(二度漬け厳禁)食べるスタイルの店もありますが、こちらの店では「たれをかけてから」提供しているそう(店のオヤジさん談)。

くるみ入りの餃子。餃子好きとしては、変わり種餃子があれば、ぜひともオーダーしたいところ。コリコリ食感と風味が◎でした。焼き鳥が出てきた頃から、カウンター席の隣にいたおじいさん2人組に話しかけられ、「上田は焼きそばがうまいんだ」という初耳な情報をいただいたりも。気になるけれど、明日には帰るし食べられないなあ、、、と惜しい気持ちに。また来ます。

おじいさんタッグとお別れし、シメに蕎麦を食べておきたいと思い、駅構内にある「ちくま・そば処」へ。「特上生そば」(450円)を頼みます。

コシがしっかりあって美味しい。翌日も帰る前にちゃちゃっと食べたいくらいです。食べ終わると19時半頃でした。酒も呑まず、夜遊びもしない私には、ホテルへ直帰するという選択肢しかありません。普段見ないテレビを見たり、読書をしたり、ダラダラと過ごした後、22時前には就寝していました(早)。

朝は7:00に起床。9時間くらい寝てました(まるで子どもだ)。今回宿泊した上田プラザホテル1階の食堂(朝食時は「めざまし食堂」というらしい)へ向かいます。地元で獲れた食材を使った朝食が美味しい、という情報をキャッチしていたので、迷わず朝食付プランを選んで正解だったと実感することになります。

一般的な「家庭料理」をテーマにしている食堂らしく、とくに珍しいメニューはありません。でも、涙が出そうになるくらい美味しくて。シャキシャキと動き回る料理人のおばあさんが、これまた素敵なのでした。「この人が作ってくれたんだなあ」と嬉しくなるし、信頼感がある。「この人の味なんだ」と、自分の祖母と祖母の美味い食事を思い出して、懐かしくなる。中央の大根と鶏肉の煮物が、もう何杯でも食べられるくらい絶品で、もちろんおかわりしました。長野では大根、とくに山口大根が伝統野菜のひとつらしく、それをたっぷり味わえて幸せでした。忘れられない味のひとつになりました。

8時半過ぎに上田駅を発つと、11時前には自宅に着いてました。長野、本当に近くて行きやすくて感動。今回の旅で、地方旅(グルメメイン)+地方プロレス観戦を組み合わせて、日本各地を訪れる楽しみが増えました。主に近場で毎月ふらっと旅しようと思います。

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