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夫婦での上下関係?正解はあるの?

「夫婦間の上下関係として、夫が妻に対して部下のような扱いをする
というパターンをよく聞きますよね。

特に縦社会にいる男性は、家の中で妻に対してもそのような態度を取ってしまいがちです。

しかし、夫婦間でも上下関係が続くと、いつか妻の怒りが爆発する可能性があります。

ひよこ(妻):「ワタシハ、アナタノ部下ジャナイ!」

うしお(夫):なんか今、ロボみたいやったな。

ひよこ(妻):ちょっと噛みかけた(笑)

そこで今回は、仲良し夫婦である私達が、一番うまくいきやすい「夫婦の上下関係の正解」について議論していきます!

■ 我が家の上下関係はどちらが上?

ひよこ(妻):まず、我が家の上下関係はどういう感じになってますかね。

うしお(夫):上下関係はないに等しいけど、いちおう決定権が僕にある。

そのまんま家では、決定権がありお金の管理をしているのは夫です。

決定権があるという意味で、我が家の上下関係は夫が少し上ということになるかもしれません。

しかし、夫として妻の私に「あれしろ、これしろ」と言ったり、プレッシャーをかけてきたり、仕事をグイグイと渡して来たり…ということは一切ないのです。

うしお(夫):それは性格的なところもあるけどね。

ひよこ(妻):そうだね。
家事の押しつけあいとかもないし。

基本的に決定権とお金の管理以外のところでは夫婦の上下関係は平等で、そのまんま家はうまくいっています。

■ ズバリ、世間の夫婦の上下関係の正解は?

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そのまんま家は上下関係のない夫婦ですが、世間では奥さんを部下のように扱う旦那さんの話をよく耳にします。
それでうまくいくこともあるのでしょうか。

うしお(夫):そもそも、夫婦間で上下関係を作ろうというのが、会社じゃないんだからっていうのがあるんだけど。

ひよこ(妻):そうだよね。

うしお(夫):そのことをふまえた上で、どちらかを上司みたいにするんであれば、妻にした方がいいんじゃないかな。

ひよこ(妻):私もそう思うんだけど。
旦那さんの意識の問題だね。

私達が考える「夫婦の上下関係の正解」を先にお話してしまうと、上下関係を持つのであれば、妻を上にした方が良いです。

なぜそう感じるのか、その理由を説明していきましょう。

■ よくある夫婦の上下関係の落とし穴!

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「夫が上司で妻が部下」のような上下関係を持つ夫婦。

夫が外で働き家族を養い、妻が家を守る一昔前は大多数がそうでした。

しかし、男女ともに多様な働き方や生き方ができるようになった現在も、いまだにそのような上下関係を持った夫婦の話をよく聞きます。

ひよこ(妻):男の人の方が奥さんを部下っぽく扱いがちじゃない?

うしお(夫):会社で部下を持っている分、そういう扱いをしがちだよね。

妻を部下のように扱う男性の原因は、縦社会の人間関係である会社勤めにあります。

家に帰っても会社にいる時の延長で、身近な存在である妻を自然と部下のように扱ってしまうのです。

うしお(夫):特にビジネスでは男の人が多いから、変なマウント取りがちだよね。

ひよこ(妻):そうそう、家でも当然いばりたいと思うしね。

うしお(夫):けど、それをやると奥さんが
「私はあなたの部下じゃない。あなたは私の上司じゃない」
ってなるよね。

ひよこ(妻):「私はあなたの家政婦じゃない」とかね。

うしお(夫):口に出すかどうかは別として、不満に思っちゃうわけですからねー。

家庭でも会社の中のように夫が妻を部下扱いすると、やがて妻の怒りが大爆発します。

「私はあなたの部下じゃない、家政婦じゃない」
というセリフは、ドラマなどでもよく聞きますが、それだけ世間にそのような夫は数多く、不満に思っている妻も多いということなのかもしれません。

この関係が続くと、夫婦間で喧嘩が絶えなくなったり、冷戦状態が続いたり…。
どんどん夫婦関係が悪化していき、やがて不仲に
なってしまいます。

奥さんに1度でもそう言われて怒られたことのある方は、要注意ですよ。

■ 奥さんを上司扱いした方が上手くいく?

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私達が「奥さんが上司になった方が自然と上手くいくのでは?」と考える理由をもう1つご説明します。

普段会社では上司の立場である旦那さんが、「奥さんが上司」という意識を持つことで、家庭ではちょうど良いバランス関係になれるからです。

うしお(夫):例えば、旦那さんが奥さんのことを普段ねぎらったり、ほめたり、冗談を言って笑わせたり、感謝したりとか。

うしお(夫):対等な人間関係を作る上で、ごくごく当たり前なことじゃない?

ひよこ(妻):そうだね、奥さんを上司扱いというよりは、そっちな気がする。

うしお(夫):そうそう、意識としてはそういう風に持った方が、あくまでも夫婦関係は良くなりますよ。

普段会社で働く旦那さんのサポートをし、健康などに気使ってくれる奥さん。
会社の上司モードで家庭にいると、部下扱いしている奥さんの働きは当たり前と思ってしまう傾向があります。

それどころか、サポートしてくれる妻に対し、横柄な態度をとってしまうこともあるかもしれません。

しかし、奥さんも仕事や子育て、家事など様々なことに忙殺されながらも、旦那さんの身の回りの世話をしてくれているのです。

その姿勢に対してねぎらいの言葉をかけないと、奥さんのモチベーションも下がってしまいます。

自分にやってくれたことに対してお礼を言うのは人として基本的なことですが、夫婦間ではおろそかになりがちです。

でも、もし奥さんが上司だったら…。
上司が部下である自分をサポートしてくれたらお礼を言いますよね。

そのくらいの意識を持って、奥さんの普段の働きや心遣いに感謝しましょう。
口に出すのはささいなことかもしれませんが、とても重要です。


■ 推奨本の文面に惑わされない

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実際、「奥さんを上司と思え」と推奨している本もよく見かけます。

本にも、私達が考えるバランス関係のメリットなども説明されているのですが…。

うしお(夫):本の文面だけを読むと、
「何で俺が、嫁の手のひらの上で転がされなきゃいかんねん?」
とイラつく男の人も多いと思う。

ひよこ(妻):「仕事でも上司いるのに、何で家でも上司がいるねん」みたいな(笑)

うしお(夫):そうそう、「家でも仕事か~!」みたいな(笑)
僕も字面だけを見るとそう思う。

しかし、本に書かれてあることは、あくまでも文面です。

うしお(夫):本質的なところは
「対等な夫婦関係を作るにあたって、『奥さんが上司』という、そういう意識を持った方が上手くいくよ」
っていうね。

ひよこ(妻):そうだね。
別に妻も「上司と思ってほしい」とは思ってないからね。

■ まとめ

世間の妻のほとんどが「夫とは対等に仲良くしたい」と考えていると思います。

うしお(夫):女の人って「対等に見て欲しい」っていうのが強いよね。

ひよこ(妻):うーん、やっぱり女性っていうだけで、下に見られることが多いので。
特に仕事ではそうだし。

ひよこ(妻):男の人はそういう扱いを無意識にすることがけっこうあるんだよね。

うしお(夫):なるほど。
それを家でもやるんじゃないということね。

それから、これは男女関係ない話になりますが、相手から「あれやれ、これやれ」と小うるさく言われるのはいやですよね。

誰だって、相手からは対等に見られたい、下に見られたくないのです。

うしお(夫):「それだったら、結婚なんてしたくないわよー」ってね。

ひよこ(妻):元々は対等な関係だったはずなのに、いつのまにかバランスがおかしくなってるとか。

うしお(夫):だから、「妻が上司と思え」という感じの関係でいた方が、楽なんじゃないかと思うんですよね。

ひよこ(妻):男の人にはわかりやすいかもしれないね。

うしお(夫):僕も字面だけを見るとイラッとしちゃうんだけど、イラッとしないようにね(笑)

既に対等な関係を作れている夫婦は、必要がないかもしれません。

しかし、いつの間にか旦那さんが上司のようになっている夫婦は、そのうち関係が悪化する原因にもなりかねません。

奥さんが上機嫌でいてくれるようになり、家が居心地良い空間になるのであれば、「妻は上司」と割り切るのはなかなか得策なように思えます。

うしお(夫):ねぎらうようになれば、ねぎらわれるようになるので、結果的に夫の待遇はよくなりますよ!

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