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音色

真珠のような

清らかで 上品で
優しくて まろやかで
輝きもあって
温かさもあるし
凛としてる

「ピアノをやめるか、生きるのをやめるか」と
最悪に苦しんだ場所を抜け出してから

そんな音色を装備したいと
ピアノに向き合うようになりました

まだまだ道程は遠く感じます

何年先でも
その日が来ればいいけれど
今世では来ないかもしれません

いつか私の指先からそんな音が
自由に 
思うように
紡げるようになったら

私はきっとこう言います

いつも私を支えてくれる人に
手のひらの沢山の
真珠を差し出して

私はきっとこう言います

「今まで私を信じてくれて
私の音が世界一好きだと言ってくれたあなたに
この音を心ごと委ねます」

その瞬間
私の音の世界は
孤独では無くなる

1人で
ずっと音と向き合ってきて
未熟さも
不甲斐なさも
劣等感も
苦しみも
自分で問いかけて
自分にだけに刺してきた
私の音の世界が

一気に色付いて行くのでしょうか

音楽がもっと好きになれる?
自分を少しは好きになれる?
誰かに素直100%になれる?

ぼんやりとした
あるかどうかもわからない未来に
図々しいくらいの希望をくっつけて
探しています

本当にもし、
もし、
そんな日が来たら

私は惜しみなく
その真珠のような音を差し出して
役に立ちたいと思います
あなたの為に


もし、そんな日が来たら私は。


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