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ワープポイントを作る -快楽に逃げたくなる-

何かしら困難に立ち向かっている時や努力をしている時は辛い。成功者(メディアで目立っている人)は、努力とは言わず、「ただ楽しいことをやっていただけです」と言ったりする。

これは本心なのか、建前なのかは分からないが、苦しいことを苦しく思わないで行うマインドの持ち方としてはそうあるべきだと思う。

苦しく思わなければ、事に長い時間をかけることができる。

「時間をかければいいわけじゃない」とはよく言われるが、なんだかんだ続けていればある程度のレベルまでは到達する。要領の悪い人はひたすら続けるしかない。

とは言っても、快楽が頭によぎるとそっちに思考が持っていかれ、目の前のことに集中できなくなる。そんな状態は脳から出された命令に反対して今の状態を保とうとしているような感覚がある。

新たな命令(刺激)が送られてくれば抵抗感が無くなるのかもしれないが、そんなことは滅多にこない。いま出されている命令は習慣のようなもので、この命令にすがりたい時もあれば、逆らいたい時もある。この命令は快楽も与えてくれれば、少し毒もある。しかし、この命令から自力で抜け出すことは難しい。


こんなことは度々感じるのだが、一度吐き出しておくことで改めて見直した時に同じ過程はある程度スキップして考えられるだろうと思って書いている。

何でもスキップすればいいわけではないが、苦しみは何度もしゃぶりたいものではない。時には同じことを何度も考える必要があるものもあるが、こういった悩みは一生つきまとう気がする。

だからと言って、「あー、これはもう考えない」とそこで思考を遮ってしまえればそれは苦しい思い出でしかなくなる。

相手に何かをされた結果、生じた苦しみは自分1人では解決しない。しかし、こういった悩みは自分がそれに対してどう思うか?で、どうにでもなると思っている。

私は苦しみを感じたのならそこから何かしらを得たい性分である。得るものが本当にあるのかないのかは分からないが、考える度にスタート地点に立っていたら、答えがあったとしてもたどり着けないような悩み事はいくつもある。

吐き出すことでワープポイントにしたい。もちろん、ワープポイントから戻って、まだ辿っていない道を探索することもあるだろう。だが、何かしらの道標となるものは必要だ。

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