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ビジネスプランコンテスト に参加するメリット|社会で必要な「〇〇させる力」を身につける

皆さんこんにちは。その先の高崎です。
私たちは「ビジネスプランコンテスト」(通称:ビジコン)への出場をメインに活動しています。

先日、弊サークルの新歓をしていたときに、新入生が最も気にしていたポイントが

  • ビジコンとは何か

  • 参加してどのような力が得られるのか

というものでした。

確かに、ビジコンのメリットとしては、

リスクゼロで起業する体験ができる。
ビジネスに関する知識が得られる。
事業家・経営者などの本職の方々にFBもらえる。
グループワークの経験ができる。
優秀な友人と繋がりができる。

これを見ると、「将来起業するつもりない自分には関係ないな」と感じられることと思います。

実際、私も最初はそうでした。
ですが、昨年1年実際にその先の高崎で活動することを通じて、それ以外にも”社会で生きていく上で必要不可欠な力”が身につくと感じました。

そこで本記事では、これまでの活動を振り返りながら、ビジコンに参加するメリットについて改めて考えてみたいと思います。

「たかしんビジネスプランコンテスト2021」で優秀賞(2位)を受賞した「アリカ」というビジネスアイデアを例に、ビジコンで得られる力について解説してみます。

ビジネスプラン「アリカ」どんな案だった?

私たち「その先の高崎」は2021年7月から本格的に活動を開始しました。
昨年参加したビジコンのうちの一つが、高崎信用金庫が主催する「たかしんビジネスプランコンテスト2021」でした。
こちらのビジコンは、「大学生による斬新なアイディアを新たなビジネスモデルとして活用することにより高崎市の活性化に貢献する」ことを開催趣旨に、

①新規性(斬新性) ②独創性(革新性) ③実現可能性
④地域貢献性 ⑤プレゼンテーションの出来栄え

の5つの項目から審査が行われました。
私たちはこのビジコンに、「アリカ」という案で挑みました。
1次選考の事業計画書審査を通過し、最終審査に進みました。

こちらが最終選考時のプレゼンの様子になります。

4分という時間の中で、

① 課題 / 背景
② 解決策
③ ビジネスモデル
④ 製品
⑤ 市場検証 / 市場規模
⑥ 事業計画
⑦ 収支予測
⑧ 競合分析 / 優位性
⑨ 理想の社会に対する想い

など、さまざまなことを話していることがお分かりいただけると思います。これらをすべて網羅できるくらいビジネスプラン・事業計画を練るだけで、ビジネスに関する知識がなんとなく付きそうだな、ということはお分かりいただけると思います。

では、それ以外にどのような力が身につくのか、以下で詳しく説明していきます。

結論|ビジコン参加を通じて「納得させる力」が身につく

ビジコンを通じて身につく力はたくさんありますが、その中でも「他者を納得させる力」が社会に出てから最も役に立つと考えています。

先行きが不透明で唯一絶対的な答えがない時代には周囲を「納得させる力」の重要性がますます高まっています。

就活で面接を受ける時、チームメンバーを率いるとき、商品を他者に売り込むとき…
将来あなたがどんな仕事をするときにもこの他者を「納得させる力」が必要になります。

人間の「納得」はどこから生じるか?

では、そもそも人間はどのようなときに納得するのでしょうか。
結論、納得を得て人を動かすには、

「右脳」と「左脳」の両方を刺激する

ことが必要です。

人間の脳は左脳右脳に分かれています。
「左脳型」「右脳型」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、実際にはどちらかに2分されるのではなく、どちらの性質も人間は持ち合わせています。

左脳は言語や計算力、論理的思考を司る脳です。
右脳はイメージ力や記憶力、想像力やひらめきを司る脳です。

画像出典 HERBA 「No.22「右脳・左脳偏り」症候群 【予防医学コラム】」

このような脳の性質から、

左脳を刺激するには「論理」が通っていること
右脳を刺激するには「感情」が伝わること

が必要だとされています。

人を納得させ、行動を起こさせるにはこの両方を刺激することが好ましいとされています。

でも、いきなり「論理」と「感情」を意識して伝えよ!と言ってもなかなかできるものではないですよね。

ですが、この「論理」と「感情」はビジコンに参加することで鍛えることができるのです!

ビジコンの流れ|どこで「論理」と「感情」が必要とされるのか

ビジネスプランコンテストは上記スライドのような流れで進んでいきます。

③ 市場・競合分析 ④ 事業計画書 では「論理」
⑤ プレゼン では「感情」が必要とされます。

では、具体的にどのように鍛えるのでしょうか。次から詳しくみていきましょう!

筋の通った説明が基本|ビジコンで"左脳"を鍛える

① 数字を使って説明する

論理に訴えかけるために最重要かつ最もてっとり早い方法が「数字を使って話す」ということです。

市場規模
収支予測

例えばこれら2つのスライドは、

  • 対象としている市場が大きいこと

  • 収益を上げられること

を伝えるために、「19.4兆円」「4,500万円」といった数字を用いています。
これを、「とにかく大きな市場を狙っています!」「めっちゃ儲かるんです!」と伝えても相手は納得してくれません。

「大きい」「めっちゃ儲かる」これらは解釈ですが、数字は解釈の余地がない事実です。
数字を用いて事実を正確に説明されることで人間は納得します。

② 相手にわかりやすく話す

あなたがいくら良いアイデアが浮かんだとしても、それが相手に伝わらないのなら思いついていないのと同じです。

  • 筋は通っていて、誰が聞いても理解できるか

  • 専門外の人が聞いても分かるような平易な言葉で説明されている

全体像を示してから細かいビジネスプランを説明することや比喩を用いることで理解を促しました。

サービスの全体像を示し、理解を促した。

正論だけじゃ人は動かない|ビジコンで"右脳"を鍛える

ここまで左脳に訴えかける方法についてお話してきました。一方、どれだけ右脳を刺激できるかどうかはあなたのプレゼンにより決まります。

① 冒頭に比喩を用いて課題を”自分ごと”に感じてもらう

プレゼンを聞いてもらう、また、発表するビジネス案を評価してもらうには、自分たちが取り上げた問題が大きなもので解決すべきものであることを伝える必要があります。

そこで冒頭、地方スーパーのデジタル化が進んでいない状態で競争に挑んでいる現状を「100m走に下駄で挑み続けている」と表現しました。

DX(デジタル化)している状態を運動靴を履いている
DXしていない状態=昔ながらの経営をしている状態を下駄を履いていると表現しました。

② 最後にサービスに取り組む想いを伝える

プレゼンの目的は、

  • 提示した解決策が妥当であることを知ってもらう

  • 応援したいと思ってもらうこと

そのためには右脳を刺激して「この人たちが話しているビジネス案で良い未来になりそう!」と感じてもらう必要があります。

そのために「最後にこの事業に取り組む想いを話させてください」と前置きをした上で、このビジネス通じて実現したい世界について話しました。

最後から二番目のスライドは全面真っ暗

ちなみに、最後に事業に取り組む想いを話しているときは、上のように真っ暗なスライド写しました。

これは効果てきめんで、顔が上がってほぼ全員が私の方向を向いていました。

まとめ|ビジコンで"納得感"を与えられる人間に

今回はビジコンで得られる力について説明してきました。

その先の高崎では、ビジコンを初心者から少しずつ学ぶことができます。

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