リスニングクイズ♪ - 『ミリオンダラー・アーム』
『ミリオンダラー・アーム』 (原題:Million Dollar Arm、難易度☆☆★)
あらすじ:自身のキャリア危機に陥ったスポーツエージェントのバーンスタインは、一発逆転を狙い、野球未開の地インドでコンテスト形式のリアリティショー番組を製作し、豪腕投手の原石を見つけようと計画する。番組で勝ち残った2人の青年を連れてアメリカに帰国したバーンスタインは、彼らに野球を教えこんでメジャーリーガーに育てあげようとするが……。
監督は隠れた名作「ラースと、その彼女」のクレイグ・ギレスピー監督。
☆ ミリオンダラー・アーム オフィシャル予告編
https://www.youtube.com/watch?v=mvFm-RWxZS8
リスニングクイズは3問ご用意しました。「Q1:0:19あたり」とかいてある場合は、問題の最初のセリフの秒数を表しています。例えばQ1で言えば、
J.B. Bernsteinの Right now....から始まるセリフが対象オフィシャル予告編の19秒目くらいという意味になります。また問題文中の***は*=1アルファベット (例:***なら3アルファベットの単語が入ります。)を表します。Q2の3択は秒数ヒントなしです。
Q1: 0:19あたり
J.B. Bernstein: "Rightnow I'm on the verge of a huge break."
J.B. Bernstein: "Without this deal, we are done. "
0:23 J.B. Bernstein: "****'* ***** ** ****? Don't tell me you signed a contract with these guys."
Popo: "It's **** ********."
Q2:
ミリオンダラーアームコンテストの審査員Ray(レイ)は計測器を使わず一風変わった方法でコンテスト参加者の球速をはかっているようです。どのようにして球速を測っているのでしょう?
a) 球を目で見るだけ
b) 球の音を聞くだけ
c) 勘
Q3: 2:09あたり
J.B. Bernstein:"You’ve got a major league tryout."
Suraj Sharma:"Are you ****ing **** us?"
J.B.Bernstein: "No, I'm not ****ing **** you. You’ve got a tryout."
::::::::::::::
Answer of Q1:
0:19 J.B. Bernstein: "Right now I'm on the verge of ahuge break. (私は今、とてつもなく大きな(人生の)分岐点にいる。)"
J.B. Bernstein: "What's going on here? Don't tell meyou signed a contract with these guys.(いったいここで何がおこっているんだ?まさか彼らと契約したっていうんじゃないよな)"
Popo: "It's just business.(ただの仕事だよ。)"
What's going on ? は日常頻出の表現で、2つの意味を持っています。
1. “何が起こってる?”、“どうしたの?”(今回のトレーラーと同じ使い方)
2. “調子どう?”(挨拶代わり)
1の“どうしたの?”の場合はonの後を色々変えることで使いまわしもたくさんできます。たとえば、
What’s going on there? (そこで一体なにが起こっているんだ?)
What’s going on with her? (カノジョに一体何が起こっているんだ?)
“なになに、どうしたの?”と聞きたい時はWhat’sgoing on?を使ってみてください。
Answer of Q2: b) 球の音を聞くだけ
J.B. Bernstein: "Ray, how are you going to know ifanyone can throw if you keep your eyes shut all day?(レイ、一日中目をつぶっているくせにどうやってどんな球が投げられたかわかるんだよ?)"
0:58 Ray Poitevint: "I can hear it.(聞こえるんだよ)"
J.B. Bernstein: "Really?(マジで?)" [ボールがJBに当たってしまい]
Ray Poitevint: "That was about a 43.(今のは43くらいだろう)"
J.B. Bernstein: “Bingo(アタリ)”
Answer of Q3
2:09 J.B. Bernstein: "You’ve got a major league tryout.(メジャーリーグのトライアウトを手配してきたぞ)"
Suraj Sharma: "Are youmessing with us?(俺達を混乱させようとしてるわけ?)"
J.B. Bernstein: "No, I'm not messingwith you. You got a tryout.(いや、そういうわけじゃないよ。本当に君達はトライアウトを受けるんだよ)"
※トライアウト:適性検査、試験興行
messについて
mess:
【自動詞】ゴチャゴチャにする、混乱させる
【他動詞】~を駄目にする、ゴチャゴチャにする
【名詞】ごちゃ混ぜ、乱雑、ゴタゴタ (e.g. This room is a mess! (この部屋、汚い!))
ちょっとスラングに近い言葉ですが“汚い、ごちゃごちゃ”という意味でmessはよく使います。たとえば部屋がきたなかったり、人間関係がゴタゴタした話であればどちらも”Itis so mess!”で感想は通じますし、形容詞のmessyも”Oh, no. I’ve got a messy problem.(あぁ、とんでもなくめちゃくちゃな問題を抱えてしまった。)”といったように頻繁に会話で登場します。
今回のトレーラーの"Are you messingwith us?” は“俺達を混乱させようとしているわけ?”の意から転じて“俺達のコトからかってる?”という意味になります。
Messでもう1つ紹介しておきたいのがmessup ( スラングです)。
Be動詞+mess + upは下記のように3つの意味合いで使われます:
a) ヒドイ! - That’s messed up! (うわっ、それはひどいっ!)
b) 酔っ払ってぐでんぐでん - He's so messed up.(彼はそうとう酔っ払ってる。)
c) 大失敗しちゃった。。。 - Ireally messed up! (大失敗しちゃった!)
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