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カラーミーショップ「ECと今後の未来」セミナーの感想

私はminneでブックカバーの販売をしています。
昨日今日とセミナーがあり、私は2日目の今日のお話を聞きました。

ネットショップを成長へ導く これからの地方ECマーケティング

株式会社HONE代表取締役 桜井貴斗さんのお話
(冒頭少し聞けておらず、途中からです。)
桜井さんは地方のお店の支援をされています。
最初に、こんなに都会的な方が来られたら皆さんびっくりするだろうなと思いました。
でも、桜井さんは地方の生産者さんにとても寄り添っておられ、良さもしっかりと分かっていらっしゃって、もし私が地方で何かやるなら、桜井さんに担当してもらいたいと思いました。
(私は奈良の山奥出身なので、何となく田舎の感じが分かります)

印象に残ったのは、桜井さんはお店の商品をネットで注文し、その発送日数、お客様へのメール、商品の同梱物などを必ず確認されるということです。
それらの満足度の高さがリピーターに繋がるそうです。

綺麗な写真を撮らなくちゃ、おしゃれなページをつくらなきゃということに目がいきがちですが、注文から手元に届くまで、その後のアフターケアなど、その全てをひっくるめて考えることが大切だと思いました。
同梱物でさらに魅力を伝える工夫をすることもできます。

私はminneでの販売を始めてから、お客様にできるだけ早くメッセージを送る、早めに発送する、丁寧な対応をする、手書きの手紙を入れるということを徹底しています。
レビューの返事は必ず書いています。
それをできる範囲内での販売をしたいと思っています。
(その上で利益を増やすのはかなり困難な道を進むことになりますが、それは工夫したいです)

地方では、電話やFAXでのご注文も多いそうです。
でも、ただ非効率なわけではなく、お客様の声を直接聞けるし、接客ができるし、お店のモチベーションアップにもつながるそうです。

地方にネット販売を進める会社のほとんどは「それは非効率ですよ」と田舎の良さを否定しているイメージがあったので、良さを活かし、その時間を捻出するための効率アップの方法を考えておられ、泣きそうになりました。
今すぐ地元の役場か商工会議所に伝えに行きたいです。
弟もそういう系の仕事をしているので、また話したいと思います。

ネットショップにどれくらい重要? コンテンツマーケティングのあれこれ

株式会社ano color 代表取締役 川端 康介さん
株式会社LIG マーケター/LIGブログ編集長 齊藤 麻子さんのお話

ネットを検索すると、同じような商品が山のように出てきます。
商品そのものの良さを伝えるだけでは、なかなか差別化が難しいようです。
商品に付随する情報をコンテンツ化することが必要だそうです。

マーケティングをするには、距離の近いお客様の情報を知ることが有効だそうです。
どんなお客様がどんな状況で購入に至ったのか。

全然次元が違う話ですが、私はよくお客様目線でminneを検索したり、イベントに遊びに行ったりしています。
できるだけ一般の方の感覚を持つと言うか、俯瞰で見るようにしています。(難しいけど・・・)
そして、買いたくなって買ったりもするのですが、それはどういう時かということを考えています。
一目惚れより、事前に何かで知っているものの方が買う率が高いです。
作家さんのファンでSNSを見ている場合は、より買う率が高くなります。

その後のお話で印象に残ったのは、コンテンツで成功している企業に共通するのはKPIを持っておらず、効果検証をしていないことです。
コンテンツを作っても数字が悪ければ辞めてしまおうとなる。
それならば、最初から数字を追わない方がいいそうです。
なるぼど!と思いました。
社員育成などという目的を示して、コンテンツをあたためていくそうです。

私は一人でやっていますが、会社には何人もの人がいます。
何かを続けるには数字が元になっていることが多いです。
でも、自分達の商品や思いを伝えていくのは、一朝一夕ではできないなと思います。

『北欧、暮らしの道具店』青木耕平氏と考える、ECの未来と成功の鍵

昨日noteに記事を書いた、株式会社クラシコム 代表取締役社長青木耕平さんのお話

青木さんは計画通りに進んでいったのではなく、その時代の状況や会社の状況に柔軟に対応していった結果、今に至るそうです。
私は青木さんのお話を聞いて、社員の意見をちゃんと代表が聞いてくれる、いい組織なんだなと感じました。
最後に、意見を言われやすいようにニコニコするようにしているとおっしゃっていました。

青木さんは2点の大切なことを教えてくださいました。
・予期せぬ成功の中にイノベーションがある。そのシグナルに気付ける敏感さを持つことが大切。

北欧、暮らしの道具店は思わぬ成功がいくつもあったそうです。
その都度、なぜ上手くいったのか検証し、次へとつなげていくことを繰り返したそうです。

・手持ちのカードでやる。
これはめちゃめちゃ印象に残りました。
会社は勝負をかけて投資しすぎて失敗し、倒産するというパターンが多いそうです。
機会損失で潰れた会社はないそうです。
一言でいうと「調子に乗らない」

急にこじんまりとした話になって恐縮ですが、私は赤字を出さないことにかなりこだわっていて、予算の範囲内で何でもやるようにしています。
(利益も薄いのでアレですが・・・)
時には冒険した方がいいのかなと思ったりもしますが、堅実にやれば損失を出すことはないので、今後もそういう考えでやっていこうと思います。
(でももう少し勉強します)

従業員を不安にさせるようなリスクあることをしないというのは、社員にとっても安心だし、お客様にとっても長く愛すことのできるサービスになるのかなと思いました。

ファン作りとしては、「お客様に愛されるか考えていない」とおっしゃっていて、驚きました。
自分達が好きだったり、共感できるお客様のことを考えるそうです。
その方々はどこにいるのかなど。
そして、「絶対に傷つけない」ということを大切にしておられるそうです。

全体を通して

私はいろいろなことを学べば学ぶほど、本質はすごくシンプルなのかもしれないと思うようになりました。
方法論はたくさんあり、時代に応じた対応は必要です。
でも、どんなものを作り、それをどう伝えていくのか、良さは何なのか、軸をしっかり持つことが一番大切だと感じました。
青木さんは最後に「楽しんでください」とおっしゃっていました。
せっかく一人で自由にやれる環境にいるので、おもいっきり楽しんでいきたいと思います。
とても学びの多いセミナーでした。
登壇者の皆様、GMOペパボの関係者の皆様、本当にありがとうございました。







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