みなさんこんにちは、ソライトです。
今回は先日、ミソサザイを見に野鳥観察に行ったんですが、オオルリにたくさん出会うことができたので写真を交えてその時の様子を共有します。

新緑の森に青色の訪問者

　今回は人里から少し離れた森の中の渓谷にあるハイキングコースに野鳥観察にやって来ました。

毎回感じますが、コンクリートに囲まれた場所から深い森に来ると、何かこう身体の内から出てくる高揚感、ワクワク感と同時にすごく心が落ち着く感じがします。

やっぱり僕は自然の中に居ることが好きなんだなぁと再認識するんですよね。
みなさんはどうでしょうか？

話は戻って、今回は川沿いにハイキングコースがある場所なので、苔むした岩場が好きだという「ミソサザイ」に出会えたら良いなぁということで来ました。

駐車場に車を止めて、外に出てみるとさっそく普段は聞かない野鳥の鳴き声がしたのでその鳴き声の主を探してみると、木のてっぺんで声高らかに鳴いている野鳥が居ました。

「木の高い所で鳴く野鳥って何かなぁ？」
「この時期の野鳥といえば？」とか考えていたら、鳴き声がなんとなくオオルリっぽかったのでちゃんと確認してみることに。

けど、高い木の上に居たので双眼鏡を使ってもよく分からず、カメラのピント拡大の機能を使って見てみました。

すると青色だったのでオオルリだと分かり感動。
今回はミソサザイに会いに来ましたが、まさかオオルリに出会えるとは思わず、ミソサザイのことは半分忘れてオオルリに夢中になってました。（笑）

そして幸先の良いスタートを切れたのでそのままの勢いでハイキングコースに入り、ちゃんとミソサザイが居ないかと苔むした場所を注視しながら歩きました。

ハイキングコースに入って５〜10分くらいだったか、気持ちよく歩いていると近くでオオルリの鳴き声が。

けっこう近い距離に感じたので、鳴き声のする方をよーく探すと、距離にして20mくらいの場所の木の枝に止まってました。

さっきは木のてっぺんに居てよく見えなかったのですが、今回は横に出ている木の枝に止まって高さも少し顔を上げて見えるくらいの位置にいたので、ちゃんと観察することが出来ました。

ハイキングコースはまだあるので、先に進むことにし、そしてちゃんとミソサザイのことも忘れずに苔のあるところを観察。

ミソサザイの鳴き声は分かりやすいので、鳴いてくれたらすぐに分かると思うんですが鳴き声も姿も見えず、少し諦めムードに。
けど、道中オオルリの鳴き声は聞こえてきます。（笑）

「今日はオオルリ祭りなのかな？」と思ったぐらいです。

そしてある程度コースを歩いたあと、ミソサザイが居る様子もなかったので、引き返すことにしました。
今日はオオルリを観察することができたのでかなり満足していたんですが、帰っている途中に一際、近くで鳴くオオルリの存在がして、「これは近い！」と思ったのでその場で止まり辺りを観察することに。

かなり近かったので、脅かさないようにする為にも息を潜めて探しました。こういう時ってけっこう神経を研ぎ澄ましているので色んな音が増幅して聞こえる感じがします。（笑）

そして何とかオオルリを見つけて、脅かさないようにそっとカメラをオオルリに向けてから写真を撮りました。

ちょうど鳴いている瞬間を撮ることができたのと手前の枝が前ボケになっていい感じの写真になりました。
オオルリが向いている方向にオオルリのメスっぽいのが居たので、もしかしたらメスに向かって鳴いていたのかもしれません。

そして飛んでいったと思ったら近くの枝に移って、より近い距離で姿を見せてくれました。
むしろ人間に興味があって近づいてきているのかなという感じで、オオルリの顔を傾げている様子も見れました。

そしてまた移動したと思ったらさらに近いところに来てくれて距離にして10m以内だったと思います。
この距離でオオルリの姿や鳴きを見ることができるのはそうそうないと思うので、しっかりと写真と記憶に残すことができて良かったです。

あまり長い時間近くに居るのも悪いと思ったので帰ることに。

そして駐車場に戻って帰り支度をしている時に、最初に出会ったオオルリがまた木のてっぺんで鳴いていました。（笑）

最終的にこの日は写真には撮れなかったオオルリも含めると４羽ぐらいは見たかと思います。

そして本当に帰るためにカメラを片付けようとしていたら、川の方から聞き覚えのある鳴き声がして何かなと思いましたが、すぐ分かりました。ミソサザイです！

鳴き声のする方に行って、ミソサザイを探そうとするもさすがに小さいのでなかなか見つけられず、虫かな？と思って動いたのを見たらミソサザイでした。（笑）

あまりの小ささに虫と間違えるほどで、何とか写真を撮ることはできましたが、かなり小さかったのでまたリベンジをしたいと思います。

今回は結果的に目的だったミソサザイも最後の最後に見ることができ、そして何と言ってもオオルリをまじかに見ることもできましたし、写真に収めることもできたのでとても楽しかった野鳥観察でした。

まだ夏鳥は始まったばかりなのでこれから可能な限り撮影に出かけて、新たな野鳥に出会えたらなと思います。