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大人になってから虫垂炎になった話

虫垂炎にかかり、2019年1月21日〜1月26日の間入院していました。
経過と所感をまとめて、今後に備えたいと思います。

 前兆

・年末年始に(多分)姪っ子達から風邪をもらう、潜伏期間。
・1月5日、夜中にお腹が張ってしまい、苦しくて寝られない。
・1月6日、悪寒⇒38度の発熱。風邪が悪化する。2日間ほど寝込み復活。
・その後2週間ほど、「お腹が張って苦しい」症状が続く。 

発症と診断

・1月19日、強烈な右下腹部の痛みで目が覚める。診療所に向かう。
 血液検査および、CRP値検査の結果、ひとまず様子見で帰される。
 その日は1日寝込む。
・1月20日、若干痛みが治まる。かねてより予定していた資格試験を受験。
・1月21日朝、若干痛みが治まる。が、人生で経験のない痛みだったので
 このまま放置することが不安になり、再度診療所で診察を受ける。
 CRP値検査と本人の意思を踏まえ、総合病院への紹介状を書いてもらう。

・1月21日昼、義母に付き添っていただき総合病院の消化器外科に。
 触診を受け「虫垂炎でしょうねー」と即点滴を打たれる。
 そのままレントゲンと造影CTを受け、正式に虫垂炎と診断を受ける。
 (造影剤を点滴で体内に打ち込まれた瞬間の気持ち悪さたるや…)

・検査後、「手術は必要なさそうだけど、入院したほうがいい。1週間」
 と、薬もらって帰れるもんだと思っていた私の予想の斜め上をいき、
 なんの準備も持たないまま即時入院。とりあえず会社に連絡する。
 さらにはインフルエンザ流行もあり、院内は面会禁止。(家族でも)

・1月21日夜、夫から入院生活に必要な物資が届く。(会えない)

絶食治療期間(1/21〜1/24昼)

・抗生剤と維持液(水、カロリー、ビタミン)を代わる代わる24時間点滴  されながら、絶食治療が開始。
・水は1日500mlまで。※虫垂炎の進行度で、絶飲食の程度は違うらしい。
・入院したら気が抜けたのか、発熱。更に絶食で徐々に体力が失われる。
・入院当初は本でも読むかと思っていたら、本読むって体力使うんですね
   ぜんっぜん、読めなかった…

・面会禁止&食事出ない、ので1日に全くメリハリがない。
 1日1回コンビニでお水を買う以外は、基本ベッドでぼーっと。
 いまとなると、何をして過ごしていたのか全く思い出せない…

・相部屋で夜中に様々なことが起き、睡眠不足になり、血圧が70台に。
・低血圧由来の頭痛めまい、発熱、腹痛のトリプルコンボ…


回復食期間(1/24昼〜1/26昼)


・1月24日朝、「お腹空いた?」という医師の一言をきっかけに食事開始。
・1月24日昼、約90時間ぶりの食事。(五分粥、豆腐あんかけ他)
 


 久しぶりの食後、急な血糖値上昇のせいか、だるさでポンコツに。
 ごはんを食べたから多少動かなくちゃ、と思い、フロアをうろうろして
 みるものの、絶食期間中に体力を奪われ足元がおぼつかない…

・面会禁止&看護師さんと一言二言交わすだけの日々を過ごしすぎた結果
 声帯が勝手に休みだす。(掠れ声しか出なくなる)
・1月25日昼、「明日退院できそうだね」と医師から声かけいただく。
・1月25日昼、4日間連れ添った点滴が外れる!
・1月26日朝、形のある食事が出てくる。


・1月26日夕、諸手続きを済ませ退院!


まとめ

1月21日月時点では、会社に行けなくもない痛みだったので、めんどくさがっていたら診療所すらも行かなかった気がします。「いつもとなんか違う」という自分の直感だけを信じ、総合病院の紹介状を書いてもらったのですが、よかったなと…。これでほっといていたら腹膜炎併発コースでした。

ちなみに虫垂炎は、いわゆる「切るか散らすか」という、手術療法で虫垂を切除するか、抗生剤で炎症を緩和するかの2種類の治療方法が取られます。
手術は体への負担が大きいこと、また虫垂は腸内細菌に欠かせない臓器だということも分かってきて、むやみやたらには取らない方針だそうです。

入院当初は、与えられた時間の膨大さに、思わず生産性の高いことを志してしまったのですが、どう頑張っても無理でした。Wifiのある病棟も増えてきているので、頭を使わない動画でも見ながらのんびりするに限ります…。

虫垂炎は、原因がはっきりしていないことが最も怖いのですが、私のケースで振り返ってみると、年始の風邪が発端だったのではないかと…。
たかが風邪、されど風邪です。
しばらくは再発させないように、静かに暮らしたいと思います。

読んでくださいましてありがとうございます〜