871ンスタライブ #055(高橋一)

#871ンスタライブ  #055
2021年9月25日(土)

一人喋りでお届けする予定だった第55回は、急遽チケットぴあの高橋一さんを迎えてお届け。チケット販売の手数料のお話や、他業種に置ける手数料や販売面積のお話などが繰り広げられました!身近に潜む気づかない力学にハッとさせられる、とても面白い回でした。

主催:柳井貢(以下:871)

(871) こんばんは。
(コメント欄を見ながら)あ、はじめさんも観てるなぁ。はじめさんと喋ろうかな。…無理かな。はじめさん、いきなりですけど喋れたりします?
因みに、はじめさんって"はじむさん"って僕ら呼んでるんですけど、チケットぴあの髙橋さんです。ぴあ関西版Webでインタビューやろー!ってだいぶ前に喋ったチケットぴあの人ですね。(はじめさんとの前の配信記事はこちら→ https://note.com/gift871/n/nfd8376438a64

(喋れますというコメント)まじすか!じゃあはじむさん喋りましょうか。なんで連載の公開インタビューやるの?みたいな話とか、見据えてる……まぁ見据えてるってほど見据えてないんですけど、実験のこととか話そう。助かるわー。正直ちょっとあんまり(テーマを)考えられてなかったっていうか。やっぱ週1ぐらいはやんないとインスタライブ100回終わんないな、っていうのがあったんで。急遽変更!はじめさんと喋ろう!

ゲスト:高橋一(以下:高橋)

(高橋) ははは(笑)

(871) ちょっと覗いてみたら、拘束されるっていう(笑)

(高橋) いやまぁまぁ(笑)全然(笑)

(871) すみません(笑)

(高橋) 皆さんこんにちは(笑)

(871) Clubhouseちゃうねんから、そんなパッと呼ばんといて、みたいな(笑)

(高橋) ははは(笑)どうも、お願いします。

(871) 家で何してたんすか?土曜やし、もう寝ようかなーみたいな?

(高橋) いや、テレビゲームでもしよっかなって思ってました。

(871) え、テレビゲームなにやってるんすか?

(高橋) 普通に今流行りの、APEXなんとか、みたいな。

(871) あーやってんねや。

(高橋) やってるんですよ〜。

(871) ゲーム全っ然しないんで、全然わかんないっすよね。なんかこう、貰うじゃないっすか。てか、もらうんすよ。

(高橋) あ、仕事を?

(871) うん。タイアップがどうとか。機会ないっていうね(笑)ゲーム…どの時間にしたら良いか全然わからんっていう。

(高橋) 確かに。それはありますね。

(871) そうなんですよね。昔からゲーム買ってもらえないタイプの教育方針を受けたんで。どっちかと言うと、友達の家でストファイ負けまくるっていう。

(高橋) はいはいはい。持ってる子の家でね。
(インスタライブ)すごいね。40人くらい観てるんや。

(871) そう。でも、半年ぐらいほぼおやすみ状態があって、最近また週1くらいではやるようになったんですよ。再開して今日3〜4回目ぐらいなんですけど、やっぱり徐々に減っていきますね。

(高橋) ははは(笑)やっぱそうなんですね(笑)

(871) 再開して1回目とかは120人ぐらい観てくれてたんですけど。前回が70〜80人で、今は45人とかなので、いっても60人くらいですね。

(高橋) へぇー。

(871) まぁまぁ、沢山観てもらおうと思ったらTHE ORAL CIGARETTES(以下:オーラル)の話すればいいので。

(高橋) ははは(笑)まぁー裏話とかね。

(871) うん。オーラルの動きを解説するっていうのが一定の需要があるのはまぁ承知してるんですけど。それは別にここじゃなくてもいいっていうか。その上で観てくれている人が何を楽しんでくれてんのやろうなぁ〜、みたいなの方が重要というか。

皆さん。ちょっと今日雑談も含めになるとおもうのでグーッと(集中して)観ようかなって思ってた人はアーカイブでも全然大丈夫ですよ。

(高橋) ははは(笑)ね。ずっと観てる人もいるんでしょ?

(871) うん。観てくれててますね。
なんなら(ぴあ関西版Webの)インタビューの話もここきっかけですよね。ここじゃないところでも話はしてましたけど。

(高橋) 確かに。

(871) はじむさんをこのインスタライブに呼んで、その時は電子チケットの話とかして。その時僕、多分酷いこと言ってましたよね。「チケットプレイガイドなんかもう無くなるんちゃいます?」みたいなこととか言ってましたよね。多分。

(高橋) 言ってたー……よね。正直1回、2回泣いた……(笑)

(871) ははは(笑)

(高橋) その時に(連載の話を)話していて、実際スタートしたというね。

(871) あれでもどうなんすか?アクセス解析とか。

(高橋) アクセス解析は今まとめてやってもらってて。ちょうど月曜日の公開インタビューのタイミングまでには数字出して、って言って今数字集めてもらってます。

(871) あ、本当ですか。それ見たいっすね。

(高橋) で、意外と……あ、皆さん。ぴあ関西版WEBっていう媒体やってるのでもし良かったら覗いてみて下さい。アーティストさんのインタビューとかライブレポートは勿論、演劇、映画、レジャーとかスポーツとかの色んな情報がまとまってるページで。メインとしてはやっぱミュージシャンとか、俳優さんのインタビューとかなんですけれども。(871の連載は)そこでやっぱ異質を放つ連載っていうか。

(871) あ、そうなんですね。

(高橋) やっぱ今までに、そういう一一

(871) やっぱり出役が多かったですか?

(高橋) そうそう。連載してるにしても、アイドルのグループの連載とか、それこそミュージシャンで表に立って喋ってる人の連載とかはあったんですけど、裏方でやってる人の連載って全然なくて。面白いのは、社内には色んな人がいるんですけど、普通のミュージシャンとかのインタビューとかには全く興味がないけど柳井の連載は読んでるっていう人が3、4人いるっていう(笑)

(871) マニアック(笑)はじむさん、絶対気を付けた方がいいですよ。絶対転職考えてるから(笑)

(高橋) (笑)あ、そうなんや!って思って(笑)だから今まで、アーティストさんメインにアクセスしてくれて見てくれてた人たちじゃない人達が、結構見てるんじゃないかなと思ってて。それはそれでなんか面白いなっていう。

(871) いやなんか、ケンコバさんのー……

(高橋) あーはいはい。グルメのね!

(871) そう。アクセス……と比較したい。

(高橋) ははははははは(笑)

(871) やっぱアイドルとか出役の、発信力が外である人、SNSでフォロワー何十万人とかっていう人の、連載と単発コラムの違いってあんまりないと思うんですよ。ラインブログ更新しましたよーって公式LINEで通知が来てアクセスするみたいな。それは、勿論そういうものとして良いんですけど、やっぱりテーマだったりとか、ルーティン……って言うんやったらちゃんと(871の)連載を週一せえやって話なんですけど(笑)まぁその、なんかこう、だから昔で言うところの新聞の余録を読んでる人の感覚で、読みに来てくれる人がいたらいいなぁと思ってはいるんすけどね。

(高橋) やっぱり今って、大体SNSなんで。SNSで「誰々の〇〇をアップしました」って言ったらやっぱりそこのアクセスから直接その記事にいく。でも、期待してるのはそれじゃなくて、そこからうちのトップページとかに入ってくれてる人が多かったら、ちょっと面白いことになるなって思ってるので。

(871) そうですよね。いやー。ねぇ。プレイガイドも戦々恐々としてますからね。

(高橋) いやほんとそうですよ。

(871) 未だにスポーツとかも券売ってあるんすか?

(高橋) あるある。全然ある。

(871) いつまであるんでしょうね?

(高橋) んー。どうなんやろうね。でもJリーグとかはもう変な話、リーグ自体とガッツリ色々先を見据えてやったりしてるのがあるし。

(871) あ、そっか。一緒にアプリ作っちゃえばいいのか。

(高橋) そう。で、もう入場の仕組みも、Jリーグの会場に行ったことある人達やったらなんとなく分かると思うんやけど、バーコード入場みたいな形にしていて。そういうのを一緒に考えて作ったりしてるからね。あとはファンクラブとか、そういうところをチームと一緒に全部やったり。スポーツとかはどこまで変わっていくのかなっていう感じがするね。この前のオリンピックのチケットとかもバーコード入場みたいな形で、見せてピッてやる入場方法とってたりしてたんで。

(871) あれどうなんですか?スポーツで、例えばサッカーで、ファンクラブに入ったりしてルーティン的に年2回以上は観に行きますよっていう人の購入率と、大阪ダービーやから見に来るみたいな、年に1回ぐらいしか来ない人との購入比率ってどんなもんなんすか?

(高橋) どうだろう。今、ちょっとコロナ禍で大分変わっちゃったからあれやけど、ざっくり喋っちゃうと、基本的には例えばサッカーの大阪ダービーとかで言うと、まずはチームの年間…要は1試合目からケツまでチケットをセットにした状態で購入してる一番コアな層がいて。その次に、もう1個軽い状態のサポーター、一応ファンクラブに入ってるけど…の人がいて。で、そこから一般の方のチケット。だから今はキャパ制限がかかって5000人ぐらいだから、多分一般のお客さんに出回ってるチケットはないと思う。

(871) 5000枚くらいじゃ回らんと。

(高橋) 回らないと思う。コアな層とミドルのファンの層、いわゆるファンクラブだけでチケットはもうさばけてるっていう感じかな。

(871) もう!ね。ずるい!スポーツとか。

(高橋) ははは(笑)え?(笑)

(871) 今話聞いてて思ったんですけど、そもそも物がちがうんですけど……スポーツって内容変わるやんっていう(笑)

(高橋) おーおーおー(笑)

(871) 僕らとか演劇とか映画とかって、もちろん、多少の違いはありますけど、スポーツほどには変わらないし、スポーツほどにはドラマ生まれないし。だからなんか、ね。年間パスポートとかすっげえ羨ましい。Jリーグって1シーズン何試合ですか?100試合くらいするんですか?

(高橋) いや、ホームゲームで、20試合一一

(871) あ、そっか。15チームいて。

(高橋) いっても30試合とかじゃない?

(871) で、ホームとアウェイで年間60試合くらいか。

(高橋) ホームゲームだけでいうと、30試合くらいかな。

(871) すごい素朴な疑問なんですけど、ガンバ大阪とセレッソ大阪が戦うってなった時にガンバ大阪のスタジアムでやる時の主催者はガンバ大阪なんすか?

(高橋) そう。

(871) で、セレッソ大阪のホームスタジオでやるときはセレッソ大阪が主催?

(高橋) そうそうそう。

(871) あ、それで主催が変わるんすね。

(高橋) だからチケットを販売するハンドリングをするのはホームチーム側。

(871) じゃあ逆にいうと、収入売上は全部ホームチームにいくってことじゃないですか。アウェイチームはギャラ貰えたりするんですか?

(高橋) いや、アウェイはギャラとかないんじゃないかな。

(871) じゃあ同じ数だけホームゲームみんな持ってるから、そこで稼げよっていう世界ってことですね。

(高橋) そうそう。ちょっと俺担当じゃないのでそこまで詳しくはないけど、アウェイチームに売ってもらうチケットも一部あるかも。バスケとかはそうやってんな。

(871) あー、まぁそっか。いますもんね。そりゃ。

(高橋) 自分のサポーターの側が来てもらうっていう時に、サポーター用に一部チケットをチームに渡して売るみたいなことはあるのかも。例えば浦和レッズとか、スタジアムの満杯の状態で一面赤色で、みたいな時に、数%だけ相手サポーター、みたいな構図が出来上がってて。極端に言っちゃうとそこも含めて全部自分のところのファンで埋めることも多分やろうと思えば可能だけど、やってないって感じかな。

(871) それでも、取り分はありそうですね。10%とか20%とか。盛り上がりの具合もあるから。

(高橋) そう、相手チームのね。逆に言っちゃうとその相手チームのサポーターの方が多い試合のときもあるしね。チームによっては。

(871) めっちゃ嫌じゃないですか。

(高橋) うん。めっちゃ嫌。

(871) 浦和レッズとか、そういうファンのいるチームだったりとかで、相手側はJ2から上がってきたばっかりで、とか。そういうことっすよね。

(高橋) 人気チームと人気じゃないチームとかっていうのも含めて。あとはスター選手がいる、いないもそうやけど。でもスポーツはやっぱり、年間何試合っていう試合数を自分の持ってる会場でやれるっていうのはでかいかな。野球とかもそうやけど。

(871) でも逆に、会場持ってないといけないですもんね。

(高橋) まぁでもJリーグとかは、今でこそサッカー専用スタジアムとか自分のスタジアム持ってるけど、未だに会場を市に借りてやったりとかもあるから。考え方としては、年間大阪城ホールをこのタイミングで抑えて一一

(871) それでも完全に協力体制をしてくれないと一一

(高橋) 無理。絶対に無理。

(871) 大阪城ホールなんか、普通にコンサートの感じで取りにいっても年間30取れないっすからね(笑)しかも指定(笑)

(高橋) あれはやっぱりホームタウンの文化っていうか、都市育成というか。

(871) でも悩みますね。だって実際のところ知らないですけど、大阪城ホール側からしたら、コロナちょっと1回置いておいたとして、15,000人埋めてくれるアーティストに貸した方が収益は上がる可能性はありますよね。物販とかも込みで単発を30回やった方が。
でも実際あるんですか?大阪城ホールがバスケのチームかなんかに貸してたりとか。

(高橋) いや、ないね。

(871) そりゃそうか。大阪城ホールはコンサートばっかりやもんな。昔はね、タイガースのファンイベントとかやってましたもんね。

(高橋) 今でもね、プロ野球のオールスター運動会みたいなのあるやん。スポーツフェスティバルみたいな。あれは城ホールでやってるんちゃうかなー。

(871) まあでもあれはね、年に1回一一

(高橋) そうそう。

(871) これ大丈夫?みんな。めっちゃマニアックな話してるけど。

(高橋) 確かに(笑)

(871) そんな沢山は拾えないんすけど、チケット周りとか興行周りの質問あったら全然してくださいね。

いやー、でも良かったっすね。(公開インタビューのチケットが)発売日に10枚売れてほっとしました。

(高橋) いや〜ありがとうござます!

(871) ありがとうございます。

(高橋) まぁここ(コメント欄)におられるかわかんないですけど。見にこられる方が。

(871) ねぇ。(チケ代の)1万円……ライターの谷岡さんのギャランティに一一

(高橋) ギャランティに(笑)

(871) あれ言っておきますけど、僕1円も受け取ってないですからね。連載してもらってるお礼として全部ぴあに還元しようとしてるんで。

(高橋) ありがとうございます。

(871) いや、とんでもないです。1万円だから(笑)

(高橋) ははは(笑)

(871) いやでも、あれね。僕思ったんですよ。しれっといきましたけど、なんか決済手数料と、なんかで330円と220円ととってて。実際1,550円取ってますよね、あれ。

(高橋) あ、そうなんや!

(871) 多分。

(高橋) それはね、とってんのかなぁ。

(871) 今、コメントにチケット買いましたって言ってくれてる人いるからいくら払ったか教えて!(笑)チケット屋の手数料の闇に踏み込むよ、今から(笑)

(高橋) やめろ(笑)なんでこの時間に入ったかなぁ…。

(871) ははは(笑)ほんまっすよ(笑)ほんまありがとうございます。僕の(配信)100分の2、協力してもらって。

(高橋) あ、「1330円」。そんなもんか。

(871) あー。どっちやろう?1330円……でもなんか、システム利用料の220円も表記あったんっすよね。

(高橋) チケ代の1000円と発券かな。決済かな?なんかで110円?

(871) 決済手数料は、もしかしたらコンビニ払いの人だけかもってちょっと思ったんですけど。コンビニとプレイガイドの色々もありますからね。

(高橋) この「1550円」って言ってる人は多分、コンビニ決済を使った人かな。

(871) システム利用料が330円でコンビニ決済手数料が220円かも。あれ、なんなんすか?(笑)解説してくださいよ(笑)何のお金かって。

(高橋) コンビニ決済手数料とかは基本的には、セブン銀行とかと一緒の考え方。

(871) コンビニに払うお金。

(高橋) うん。コンビニさん側の手数料っていう感じ。

(871) 代引き手数料と一緒ですよね。

(高橋) そう。なのでクレカで買った人はそこの部分がかからない。

(871) それはみんな理解できると思うんすよ。
……システム利用料って何!(笑)

(高橋) システム利用料はね〜〜〜、システムを利用するお金かな?(笑)ははは(笑)

(871) どこのシステム(笑)いや、これむっちゃ面白いですよ。ちゃんと解説僕できるんで、ちゃんと行きましょう。せっかくだから。チケットぴあのシステムっすよね。

(高橋) そうです。

(871) チケットぴあのシステムで、チケットを販売してる上での手数料っすよね。で、これ、説明不足は否めないなと思ってるんですよ。

(高橋) まあ…そうだねーー。

(871) 説明不足は否めないんですけど、めちゃくちゃ言い分としては簡単で。ちなみにシステム利用料がかからないチケットもあるんですよ。
今回、10枚限定でぴあで販売してもらっているので、手数料330円×10枚で3300円税込ですけど、10,000枚やったら330万円になるんすよ。330円×10,000枚でね。で、チケットぴあなりイープラスでもどこでもそうなんですけど、要はプレイガイドさん側の商売の取り分どこなん?っていう。だから皆、Amazonの翌日配達無料に……Amazonの資本力に頭がボケ始めてるんですけど。チケットぴあも仕事でチケット売ってんねんから、どっかで中抜きせんと仕事にならんやんっていう。社員さんの給料どこで払われてんねん、ってなる訳じゃないすか(笑)

(高橋) 便利な世の中になれば、便利なもの使うとお金がかかるっていうのがシンプルな形やねんけど。

(871) そう。だって、僕ちゃんと知らないっすけど、UberEATSだって、マクドナルドで600円くらいの買った時に、多分900円ぐらいするわけじゃないですか。

(高橋) そうやね。UberEATSとかと重ねて話すとわかりやすいかもしれへん。その500円のマクドのセットがUberEATSを使うと、まぁそのセット自体の値段も100円上がる、さらに配達でまぁ200~300円が取られて900円くらいになる、みたいな考えと一緒で。例えばチケットぴあの話をすると、例えばインターネットを使わずに自分の足でセブンイレブンに行きました。で、チケットをそこで選んで買った。ってなると、いわゆるコンビニさん側が発券してくれる発券の手数料だけで済む。なぜかというと足を使ってそこまで行ったから。っていうような考え方かな。

(871) だからその、なんでしょう。Amazonの資本力でちょっとボケちゃってるところはあるんですけど、あれこそが異例なわけで。

(高橋) どうだろうね?Amazonとかも一-

(871) その販売者側が負担してるっていうね。

(高橋) そう!絶対そうやと思うねん。

(871) だからさっきの解説しますけど、システム利用料がかかるか、かかんないかって、結局お客さん側に手数料負担してもらってるのか、はたまた主催者側・チケットを売ってる側が一一、要はじゃあ3,000円でチケット売ってんねんけど、お客さんから手数料取らへん代わりに、じゃあ手数料の300円をチケットから抜き出して払ってもらって、実際主催者の売上は2700円ですよっていうパターンがあるっていうことっすね。そこの手数料がインクルーズドされてんのか、外でお客さん側が負担するのか、っていうのが両方ともベーシックとしてあって、それがどっちもありですよーっていう形でコンサート業界は走ってるけど、それは僕ら側の中で共有されてることであって、お客さん側は実際買う時に「あ、手数料かかるんや」とか「あ、何かかからんかった」みたいな感じでしか体感値がないし、説明もそこまで詳しくしないから「なんなんやろー?」っていう状況にはなってるってことですね。

で、面白いというか、まさにそうですよ!っていう質問をもらったんで読むと
「同じアーティストの同じツアーのチケットをファンクラブ先行とオフィシャル先行一一オフィシャル先行っていうのはURLが開示されてる、もうほぼ一般発売みたいなものですけど一一オフィシャル先行で買って、チケット代は同じだったんですけど総支払額が違ったのですが、その違いは何ですか?」
これはまさに今話したような話で、システム利用料だったり決済手数料だったりとかが、どっちかのチケットは主催者側が負担してるとかですね。

あともう一個踏み込むと。チケットの一般発売って3社とか4社で売られてるじゃないっすか。コロナでちょっと状況変わりましたけど。要はチケットぴあ・イープラス・ローソンチケット・LINEチケット、とかでみんな販売されると。だけどファンクラブチケットって、要は1社独占なんすよ。ファンクラブ会員かどうかっていうのを認証しなきゃいけないので。認証をかけるシステムを組むのを何社ともやるのって、不可能だしやる意味があんまりないんすよね。インフォメーションはファンクラブからチケットを売りますよ〜ってできるから。ってなった時に、想像してくださいね。プレイガイド側の立場に立ってもらったら、そのファンクラブ先行の販売を自社でやれるかどうかって、でかいんすよ。

変な話1万人のキャパの5000枚とかを(ファンクラブで)売ったりすることがあるので。せーの、で4社が売ったら2500枚ずつしか売れないかもしれないものが、「ファンクラブチケット一緒にやりましょう」って言われると、5000枚売れる可能性がある。そうなるとプレイガイド側としては、手数料を普段300円でやってるところを150円に値下げしたとしてもその5000枚をファンクラブチケットとして販売できる。っていうシステムであのロジックが働くんです。そうなってくると、やっぱお客さん側が負担する手数料が変わってきたとしても不自然じゃないですよね。

っていうのは、一般的なスーパーとか百貨店とかでも働いてる力学なんすよ。要は、なんとかフェアとかやってるじゃないですか。スーパーとかでもね。じゃあ某コンビニ店がカップラーメンを棚に50個置けますってなった時に、その棚の中で1番置いてもらえる、20個並べてもらえるメーカーは、多少1個の料率を上げたり下げたりっていうことをしてでもその面積を取った方が、その商売としては沢山の利益を得られるよね、っていうことがありえるので。世の中のビジネスでそうなってるっていう基本的なところが根幹にあって、それをチケットビジネスにした時にどこまで説明するのかっていうのは、コンビニもそうじゃないっすか。「うちのコンビニは〇〇のメーカーの商品が1番多く置いてますけど、それはこういう力学が働いていて〜」って、別にコンビニは説明してないっていうのと同じことですね。

(高橋) 家電量販店とかと一緒の考え方かな。

(871) 家電量販店わかりやすいっすね。一等地にどこの商品を置くか、っていうね。

(高橋) で、その値段を下げたいから多分、いわゆるメーカーからの仕入れ料金っていうのもそれで変動してると思うし。

(871) 下手したら、あれだって協賛金働いてますからね。

(高橋) うん、そうだね。

(871) 他の業界のことは言いやすいなぁ〜!(笑)

(高橋) ははははは(笑)

(871) 直接怒られづらいから言いやすいなー(笑)

(高橋) いたりしてね、聞いてる人の中に。

(871) まあそれは全然怒ってもらっても……っていうか、具体的にはやっぱり色んなバイアスがあるから、どこどこではいくらぐらいのことが働いてますよ、っていうのは商取引も含めて、社外秘の契約もあるからあんまり言えないですけど、でもまぁ音楽業界だと同じ力学は働くよって話っすね。

(高橋) 世の中の、お金が働いて何かを得たり、どうこうする仕組みの中で絶対に発生することではあるので。

(871) ね。例えば音楽番組のゲストが5組でてますと。その5組がまるっと同じレコード会社やったことがかつてあるのか?って話じゃないですか。それがないってことは、やっぱりそれなりに何かしらの力学は働いてるってことですからね。

(高橋) それがわかりやすい業界と、そうでないものがあるよね。やっぱり多分生活の中に近ければ近いほどわかりやすいかもしれへんし。遠ければ遠いほど謎が深まるというか。でも実際同じようにテーブルを並べて広げると、わりと同じところに皆いるみたいな事はしてる。

(871) 僕、でも、自分が興味があるからかもしんないですけど、そういう風に物事を見る癖がつけば自然と想像がつく……まぁ100%は当たらないですけど、なんとなく「こういうことなんやろうなぁ」みたいなことは想像できるようになる気がするんすよね。

(高橋) 考えてると面白いしね。で、それによってマジで節約に繋がる。捉え方次第で、チケットの話だけじゃなく、ものすごい節約できることが出てくると思うし。僕らぐらいの家族を養っていく(世代だ)と、そういうの考えちゃいますけど。

(871) ね。今どうなんでしょうね。20年前、30年前の話かもしれないですけど、スーパーの特売のチラシを持って、Aのスーパーに特売に買いに行って、Bのスーパーに特売の野菜を買いに行って、Cのスーパーに特売の肉を買いに行くっていう動き想像つくじゃないですか。でもそのスーパーの買い出しに1時間以上かかってたら、1時間パートしたらその差額分以上の収益あげれるくないか?っていう問題。

(高橋) そうなんですよね(笑)本当にそうなんですよね。

(871) 支出を抑えた方がいいのか一

(高橋) 効率良い方がいいのか。

(871) っていう、まあどんぶり勘定ですけど、僕とかは。なんかその辺の感覚とかも結構ありますよね。

(高橋) うん。あるかも。

(871) で、インタビューの話戻すんですけど、具体的な金額はさておき、あそこで連載するっていうのは少なからず連載をするコストがかかると。ライターさんの人件費もそうだし、ホームページにアップロードするぴあのスタッフの人件費もそうだし、ホームページのサーバー料とか、まぁ何某かかると。で、それこそ僕は別にキャラ貰ってないですけど、相手によってはギャラを支払う場合もあると。ってなった時に、僕はギャラもらってなかったとしても、ぴあにとってはあの連載をしてるっていうのが、投資もしくは別の力学がかかってるっていう状況下において、お金出ていくだけのことでプロモーションを効果としてみてやってるけど、もしかするとそれがダイレクト課金の対象になり得るかもしれないよね、っていう実験も込みで公開インタビューのチケットを売るようにしてみたっていうことっすね。

(高橋) うまいこと繋げますねーほんと。お喋りが日に日に上手になられてる。

(871) そんなことないっすよ(笑)

(高橋) ははは(笑)いやでも、本当にそういうことで。著名人の方が講演するってなると、それなりの値段でそれなりの人が集まって、どっかの会議スペース使ったりとか今だとzoomとかを使ってやってる、っていうのはわかるけど、そうじゃない流れでやっていけると、今後なんか新しい動きが……だから色んなジャンルがあって、例えば競馬の予想をしている人とかがnoteで課金して自分の予想出してたりとか、それでオンラインをやったりとか。みたいなのを見ると「あ、面白いやり方してんなー」って思うんです。そこと比べるのはあれかもしれんけど、そういう風になっていくと何かより面白いことにチャレンジできる場にもなるかもしれないし。

(871) そうっすね。だから、あきらのオンラインベース塾とかも、面白さで言うと、もっと先を行ってる人は沢山いると思うんですけど、でもそのやり方をジャンルとかカテゴリーに適用することができるよね、っていうのでいうと、トライアルしてる方やなぁと思ってて。そこで凄くバズった!みたいな、1年で3000万売り上げた!みたいなことがなかったとしても、1個の伝え方であったりとかビジネスモデルの作り方としては、かなり有意義かなーと思ってるんすけどね。

(高橋) 今までだったら本当にそのまま垂れ流しでやってたものを、多少なりとも、そういう風に変えていけるっていうのは、可能性を広げることを考えるとすごく有意義だと思うんで。

(871) この間……あ!あれか。まさにインタビュー内で言ってたんですもんね。月額のサブスクシステムって実は昔からあった仕組みで、気づいてるかどうかはさておき、NHKサブスクやんっていう(笑)

(高橋) そうなんですよね。気付いてないかもしれないけど(笑)使用料?視聴料?何料かは知らんけど、それを払って毎月観てるみたいなね。

(871) NHKがコンテンツだからわかりやすいんですけど、行政サービスもそうなんですよね。税金とかで言うと、累進課税か、みたいな。多少は違いはあるんですけど、でも行政サービス、市民税とかも、そこに住んでてじゃあ「パーセンテージ多く払ってくださいね」っていって、受けてるサービスは道路が補修されましたとか、図書館が無料で使えますよとか。っていうのもモデルとしてはかなり近いことになってはいるので。あとは学童とかもそうですよね。

(高橋) そうだね。うちも行ってるけど。

(871) 学童サブスクっすね(笑)でもむちゃくちゃありがたいじゃないですか。仕事してる親御さんからしたら。やっぱ小学校終わって3時〜4時に帰ってきて、ちょっと4年生くらいまではお留守番厳しいかな、みたいな。

(高橋) で、遊んでおいてもらってみたいな感じやから。あれやね、ホンマに他のジャンルに目を向けると気づかないことって多いんだって感じやね。サブスクの件もそうやけど。スマホの中だとイメージしやすいけど、スマホ飛び出して世の中の普通の生活の場で見つけようと思ったらなかなか…「あ、これもそうだったんだ」みたいな目線っていうのはもしかしたら結構難しいのかも。気にしてないとこが多いから。それ気にしだすと結構面白いかもなぁ。

(871) 電車乗ってるだけで面白いっすよ。電車でもテレビでもいいんですけど、出てる広告の種類に色んなものが反映されてるっていうか。だから今もう地上波で高級車のCM流れてないんですよ。

(高橋) 高級車は流れてないかも。

(871) ベンツとか。

(高橋) はいはい。BMWとか。

(871) 500万円以上するような車に大金を払う余裕のある人向けの高級車のCMって、今テレビでやってなくて。

(高橋) へぇーそうなんや。テレビあんま見ないからわからんけど、そうなんすね。

(871) 車で言うと、軽自動車かファミリーカー。

(高橋) 軽自動車は確かに多い。

(871) 20~30年前ってトヨタのクラウンがどうとか、日産のスポーツカーっぽいやつだった。でも今は、要は車メーカーからした時に地上波を見てる人達が高級車を買う人たちではなくなっているっていう。基本的に地上波見てるのは、家族世代及び、車に使えるお金が大体200〜300万未満の人達。地上波みてる人達は、そういう人達だよねっていう状況になっていってるっていう。

(高橋) じゃあ高級車とかはじゃあどこで告知して一一

(871) いや、告知する必要がないんじゃないんですか?

(高橋) あー逆にね。欲しい人はそのまま欲しいで調べるし、直接ディーラーとのやり取りで終わるし。

(871) 値段の書いてない寿司屋の、1日30組しか相手出来ない寿司屋が、チラシなんか作る必要一切ないじゃないですか。

(高橋) 確かにそうやなぁ。ファミリー向けのCMの方しかない気がするなあ。

(871) だからまぁ、寿司屋で言うと大手の回転寿司屋はもちろん、地上波で、回転チェーン寿司屋同士の戦いをしなきゃいけないのでもちろんそこでCMすると思うんですけど。高所得者向けサービスの広告を打つ必要がない、イコール、所得格差が広がってるっていうことになっちゃう。
それはそれでね、現実として受け止める部分を踏まえた上でどうしていくのか、っていうのを考えなきゃいけないんすけどね。

(高橋) 面白いですね。

(871) めっちゃマニアックな話しました。
ちょっと、インスタライブの仕様がどうなってんのか分かんないんすけど、1時間で強制的に切れることが増えてきてて。0時5分ぐらいには終わりたいんですけど、あれみました?LINEで送った「若者文化の賞味期限」。

(高橋) はいはいはい。言葉でみると「おっ!」ってなったけど(笑)

(871) ロックの伝統芸能化とかも近しい発想っていうか切り口なんですけど。やっぱ、僕らもう歳食ってもうて「あかんあかん!」って思いながら「やっぱ最近の若い子ってこうなんやろうなぁ」みたいな発想がどうしても浮かんじゃうじゃないっすか。言葉にしなくても。口に出さずグッと堪えたとしても。けど、僕らの中ではTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの衝動ってずっとあるじゃないっすかね。

(高橋) うんうん。Hi-STANDARD然りね。

(871) で、あれが若者文化のイメージって僕らは捉えてしまってるけど、違うんやろうな〜。くらいの感覚でいってるけど、もっとシビアに、やっぱ今20歳前後の子達の中で何某の若者文化があったとしても、それすらも10年、20年経ったら一一だから今僕らのことを「おじさんやなー」って思ってる人は存在すると。それは受け入れざるを得ないんですけどそれは常に動いてて。今、僕らのことを「おじさんやな」って思ってる人達の文化も、15年後には、15年後の20歳の子達に「おじさんやな」と思われてると。要は普遍的なエンターテイメントなり文化の変わらないものと、変わるものっていうのをちゃんと分別して捉えておかないと。

(高橋) なるほどね。それは凄く重要な話かも。

(871) それこそ、音楽って嗜好がかなり反映されちゃうもんだからモチーフとしては分かりずらくなっちゃうと思うんですけど、やっぱスポーツでいうと10年単位とか強豪チー厶って変わるじゃないっすか。バスケがちょっと盛り上がったりとか、オリンピックシーズンでちょっと盛り上がったりとか。スター選手が出てくることで、錦織さんがでてきてテニスが盛り上がったりとか。っていうのは、絶対的に移り変わると。なんだけど、勝った負けたとか、負けるに対する人のプロセスのドラマ性みたいなことには、そこには普遍性があると。Jリーグで元セリエAの選手を招聘しましたよとかってなった方が、やっぱビジネス的に瞬間的に盛り上がるけど、やっぱ強いのはなんなん?ってなると……箱根駅伝なんですよ!

(高橋) ははは(笑)確かにね。言わんとしてることは間違ってないと思うわ。

(871) もちろん、多少はスター選手の報道でちょっとしたらうんにゃらはありますけど、あんな根強い応援を得ているフォーマットってないじゃないっすか。だからそういう類の、普遍的に感情輸入したりとかドラマを感じられるものと、カルチャーのムーブメントにおいてちょっと瞬発的な熱量のものと、っていうのは僕らは見極めていかないといかんのかなって。

(高橋) 面白い。

(871) いやぁー、ありがとうございました。今日は完全にはじむさんのお陰っすわ。

(高橋) いやいや(笑)急に現れて……ね。50人も観てくれてますけど。ただの、大阪に住んでるおじさんです。ただの。すみません(笑)

(871) ははは(笑)はじむさんもね、月曜日の公開インタビューに立ち会ってくれるんすよね。

(高橋) はい。今この中でこられる方いたらよろしくお願いします。

(871) ビビって10名限定にしただけですけど、結果的に売り切れてくれたんで。

(高橋) いやぁ、ほんとに!

(871) レアチケット。でもあれ、1000円でやり続けようと思ってないですから皆さん注意してくださいね。売り切れたぞっていう実績を作って、次に挑みたいなと思ってるんで。

(高橋) もしかしたらお値段も上がって、その分内容が濃くなってみたいな。どんどんチャレンジしていく場にしたいんで。是非お付き合いしていただける方がいるんだったら、引き続きお付き合いお願いします。

(871) 新R25を倒しましょう。

(高橋) ははは(笑)いいね(笑)

(871) 倒す必要全く無いんですけど(笑)ちょっとこう、そういうのを気にしてる人達にも気にしてもらえたら嬉しいなぁと思う。

(高橋) 何かの参考にでもいいから。

(871) おっしゃ一。はじむさんすいません、寝る時間を奪っちゃって。

(高橋) いや全然!急にただ覗いただけだったのに。すみません(笑)

(871) これでも、今回の実績をもとに「やってるなー。だけど覗いたら呼ばれるかもしれへんからのぞくんやめよう」みたいになりそう(笑)

(高橋) 「この前、たまたまインスタライブ覗いたら呼ばれたんだよ、急遽」つって(笑)「断るわけにもいかず〜」って(笑)

(871) 全然断ってもらって大丈夫っすよ(笑)
じゃあ、はじむさんまた明後日の夜ね、よろしくお願いします。

(高橋) よろしくお願いします。皆さんもありがとうございました。またどこかでお会いできるの楽しみにしてます。

(871) 明日カンラバ行ったりしないんですか?

(高橋) 明日は、家庭のサービス系の。

(871) 超重要じゃないですか。

(高橋) そろそろやっておかないと、この秋冬何もできなくなっちゃうっていうパターンがあるんで。

(871) 明日はじゃあ高橋単独公演で。高橋家の。

(高橋) ははは(笑)じゃあまた月曜日に!ありがとうございました!

(871) ありがとうございました!

はい。いやー助けられたなぁ。ちょいノープラン気味で始めちゃったんで、 助けられましたが、どうでしたでしょうか?やっぱゲスト呼びたいなぁ。来週も誰か呼ぼうかな。ちょっと今日は急遽チケットピアの高橋さんに入っていただきまして、チケットの手数料の話とか、そこにおけるビジネス全般の力学の話とかしましたけど。なんか日常の仕組みの気づきみたいになったら良かったかなぁと思いました。

はい。じゃあ、今日はこの辺で終わろうと思います。また来週ちょっとゲストも呼んでみたいなぁと思うんで、ゲストさんのご予定が合えばその日にいきなりやったりするかもしんですけど、またやりまーす。では、皆さん。今日もありがとうございました!おやすみなさい!




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